タウン誌で「ヨシ刈りに参加しませんか?」という募集記事を見て,ボランティア参加してきました。
主催者は,隣の町の草津市北山田町で結成された「山田21 ふるさと健・幸推進委員会」という
ボランティア団体です。
この会の活動の一つ,びわ湖の環境保全活動に賛同して参加したわけです。
ヨシ刈りの参加には,防寒着・のこぎりがま・軍手を用意して下さいとのことです。
“のこぎりがま”は持ち合わせていなかったので現地で借りることにしました。
ヨシ刈りの場所は,北山田港から300 mほど北の緑地公園の近くのヨシ群落です。
午後2 時からの作業に間に合うように,バイクで出かけました。
自宅から湖岸のサイクルロ−ドを走り,15 分程で到着。
ここで,「ヨシ」について触れておきましょう。
イネ科の多年草で「アシ(葦)」とも呼ばれ,温帯から熱帯にかけての湿地帯に生え,非常に背丈が高く
(2−6 m) なります。
ヨシ(原)は,水中の窒素やリンなどを吸い上げ,水をきれいにする働きがあり,魚や鳥などの生き物の
寝床や産卵場にもなります。
成長して広がったヨシ原は「ヨシ群落」と呼ばれます。
枯れたヨシ群落を放っておくと荒れてしまいます。
冬場にヨシ刈りをすると春の新芽の成長を促し丈夫で立派なヨシが育つ効果があるそうです。
びわ湖のヨシ群落です |
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会場の湖岸には,既に60 人程の老若男女が集っています。
寒いので暖をとるための焚き火も燃やされていました。
会長から挨拶と作業の注意事項の説明があってスタ−トです。
一斉にヨシ群落に散らばります。
ヨシを刈る人,運ぶ人,結束する人,あわただしくなりました。
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拙者も“のこぎりがま”を借りてヨシ刈りの初体験です。
寒〜い日でしたが,刈っていると汗がにじみ出る程に身体が温かくなりました。
ヨシ群落には,他の枯れた雑草,例えばセイタカアワダチソウなども混じっています。
ヨシだけを選りわけて結束しているようです。
1 時間程して休憩です。
振舞われた温かい豚汁で身体が温まりました。
休憩時に豚汁がふるまわれました |
更に1 時間程作業して予定通りヨシ群落の刈り取りが終了。
ヨシ刈り後,松明(たいまつ)焼きのイベントです。
松明は,刈り取ったヨシで作られた円錐状のものが3 基, 今年の干支に因んでヘビの形の組物が
1 基です。
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次々と松明に点火され,湖側から吹いてくる風にあおられて勢いよく燃え上がり,とても壮観でした。
ヘビの形の松明焼き |
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その後,周りの地面の枯草にも燃え移り,まるで野焼きみたいでした。
昨夜,奈良の若草山で山焼きのことが報道されていましたが, ふとそれを思い出したりしました。
午後5 時前になると,ここ琵琶湖畔は日が落ちかかり夕暮れが迫ってきます。
皆さんと別れ,心地良い疲れを感じながら自宅に向けペダルをこぎました。
妙なタイトルのシャンソン・ライブに行ってきました。
いこい会(学生時代のクラス会)の新年会の折,総幹事をしているKunisawa-san(以後,K 君) が自分
のコンサ−トを開くとのことでチケットを購入していました。
実は,ライブが始まるまでこの不思議なタイトルの意味がわかりませんでした。
何を二つもこくんじゃいと思っていたら,“こき”や“コキ”は「古希」の意味でした。
古希を迎えられたお二人が,その記念に共同で催されたシャンソンコンサ−トだったんです。
“こき”こと,K 君は,趣味の一つとして数年来,シャンソン教室に通っていて音楽を楽しんでいます。
“コキ”のもう一人は,同じ教室の楽友のご婦人でした。
会場は新橋駅前にあるライブハウス,新橋シャミオ−ル。
開演の20 分前に入ると60 名程のライブスペ−スは,既に観客で一杯でした。
いこい会の連中も3 名が来ていました。
開演前のライブホ−ルの風景 |
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定刻のPM 2:30 開演。
プログラムによると休憩をはさんで前半と後半の構成の二部構成です。
先発のK 君からコンサ−トの趣旨を含め挨拶があり,教室の先生のピアノ伴奏で始まりました。
こきコキ シャンソン・コンサ−トのプログラム |
前半は,我々もよく耳にするポピュラ−な曲,後半は初めて聞く曲が多かったです。
お二人は,前・後半にそれぞ5 曲ずつ日頃の練習の成果を披露してくれました。
いゃあ,10 曲ものシャンソン歌詞をよくぞ覚えていられましたね。
まだまだ,呆けていません, しっかりしています。
誰かが言っていましたが,シャンソンはスト−リ性があり覚えやすいとのこと。
いや,いや,拙者には無理ですね。
数年前にも彼の教室のコンサ−トがありましたが,その時より格段に上達しているようでした。
相方のコキさんも声量があり聴き惚れましたが,K 君はシャンソン的な心, つまり人生の悲哀や愛の
情景の表現が滲み出ていました。
曲と曲との間の機知に富んだト−ク, 時に自身の人生模様を織り込んだ曲目の紹介もとても楽しく
良かったですね。
コンサ−トに合わせて新調したのでしょうか,ブラックス−ツとブラックシャツ。
それに中折れのブラックハットというダンディないでたち,今風に言うとメッチャ
キマッテイマシタよ。
褒め殺しはこのへんにしておきます。
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フィナ−レは観客と一緒に“幸せを売る男♪”を歌ってお開きになりました。
次は喜寿,米寿コンサ−トが予定されているようですが,拙者も100 歳まで生きようと思っていますので
出席できそうです。
できたら,卒ソツコンサ−トに白ハクコンサ−トも宜しくね。
主催者は足が出たと思いますが,我々には3K 円の値打ちはありました。
ホントに素晴らしい,楽しいコンサ−トでした。
感激しましたです。 ありがとう。
帰りは,新橋ライオンで軽く一杯。
いこい会・雀聖ことS.M−sanからのお誘いがあり,面子も揃っていることもあり久し振りの健康麻雀
を楽しみました。
どういうわけか,雀荘はやはり「いこい」でした。
ゆうゆう会とは,既にDiary / No.477−2012.09.16で取り上げた通りです。
その恒例の新年会が,東京・神田にあるベルギ−料理店,シャン・ドゥ・ソレイユ
(Champ de soleil) で開かれました。
JR 神田駅南口から歩いて行きましたが,道に迷いました。
遠回りをしてしまい,開催定刻の5 PM から約15 分ほど遅刻です。
街並みとは似通わない重厚な煉瓦の外観のレストランです。
毎年,銀座ライオン 横浜スカイビル店で行われていましたが,今年は趣向を変えて幹事さんがここを
セレクトしてくれました。
先ずは前菜の盛り合わせでベルギ−ビ−ルで乾杯。
今日の出席者は拙者を含め10 名です。
Kawazu-san が初出席です。
それなりに歳をとっていましたが,昔とちっとも変っていません。
皆さん, 約40 年振りの再会だったためでしょうか話が盛り上がりました。
「ム−ル貝の白ワイン蒸し」が出てきたところでワインにチェンジ。
ベルギ−料理と言えば,ム−ル貝ですね。
“ム−ル貝”はベルギ−を代表する食材で年中食べられるそうです。
拙者,オランダ・ベルギ−旅行の際,アントワ−プのレストランでム−ル貝をおつまみにベルギ−ビ−ル
を飲んだことが思い出されます。
その時,ム−ル貝がバケツ一杯で出てきて驚いたことを覚えています。
このム−ル貝,我々のヨットクラブが所属する伊東のマリ−ナのポンツ−ンでも獲れます。
メンバ−の一人が好んで調理してくれる伊東産ム−ル貝のバタ−蒸しを食べることがありますが,
さすがにChamp de soleil のムル貝は形が良くて身が大きいです。
ス−プもム−ル貝の旨味が滲み出ていておいしいです。
メインデッシュは「牛ホホ肉のベルギ−ビ−ル煮込み」。
皆さん,赤,白ワインのメ−トルが上がりました。
この歳になるとやはり話題の一つは,“健康”です。
驚いたことに,今日出席の雀友会のメンバ−10 人の内,なんと4人が癌の経験者でした。
早期発見,早期治療が良かったのでしょう。
皆さん すこぶる元気でそんな気配は微塵も有りません。
雀友会の中に癌友会ができてもおかしくないネ...と大笑いでした。
デザ−トは,さすがに「ブリュッセル風ワッフル＆バニラアイス」とコ−ヒ−です。
次回の幹事と今年のイベントを決定し,2 時間半の宴はお開きです。
最後に記念写真に納まり,再開を約して散会となりました。
皆さん 元気でネ〜！
新島旧邸を出てから, 丸太町通りを東に歩きます。
鴨川に架かる丸太橋の西詰めに女紅場(にょこうば)跡があるとのことで,立寄って見るためです。
女紅場跡の石碑
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橋のたもとにあったのは,「本邦高等女学校之濫觴女紅場址」
と彫られた石碑でした。
この女紅場も山本 八重が係わったところです。
女紅場とは,明治初期に作られた女子教育機関です。
その最初のものが,1872 (明治5) 年に「新英学校及女紅場」
の名称で,日本最初の公立女学校として,この地に設置されたの
です。
英国人教師による英学と女工(裁縫, 手芸, 読書き)を教えた
とのことです。
兄,山本 覚馬を頼って会津・米沢を離れ京都に移住した八重は,1872 (明治5) 年4月に兄に
勧められて,ここの権舎長兼教導試補として務め,礼法と養蚕を教えたのです。
時間の都合もあり,この近くでタクシ−を拾い金戒光明寺へ。
金戒光明寺の正門・高麗門前で降り,東山に向かって緩やかな坂道を進みます。
周囲には多くの塔頭寺院が建ち並んでいます。
金戒光明寺・高麗門 |
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ここで,金戒光明寺について簡単に触れてみましょう。
法然上人が1175（承安5）年比叡山の黒谷を下り,念仏道場を開くために初めて草庵をむすばれたこと
に由来する浄土宗最初の寺院で通称,「くろ谷さん」の名で知られる。
大本山の一つ。
幕末の動乱期の1862 (文久2) 年, 徳川幕府が京都の治安維持のために京都守護職を設置し,会津
藩主松平容保を守護職に任命しその任にあたらせたが,当寺はその本陣となった所でもある。
坂道を上ると左手に山門があります。
残念ながら,ご覧のように大修復工事中でした。
参考のためにWikipedia からの工事前の写真を転載しておきます。
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大修復中の山門 (フォト;2013 年1月16 日) |
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修復工事前の山門 (Wikipedia より転載) |
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ちょうどこの山門の裏手に回ると御影堂(みえいどう)に続く参道に出るのですが,すぐに急勾配の階段
が眼前に迫っていました。。
左上に鐘楼,正面に御影堂(大殿ともいう)が顔を出しています。
階段を上ると正面は大きな御影堂が佇んでいます。
金戒光明寺 御影堂 |
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ちょうど,「京の冬の旅」キャン−ペンで非公開特別文化財が公開中でしたので入場料600 円を払って
御影堂に入りました。
文殊菩薩像(金戒光明寺HP より) |
説明によると,内陣正面には宗祖法然上人の御影(坐像)を奉安。
左手の須弥壇には4 躰の脇侍とともに獅子に騎乗した文殊菩薩像,
運慶作と伝えられています。
千手観音 (吉備観音)像
(金戒光明寺HP より |
右手には千手観音立像(重文)。
1200 余年前,遣唐使吉備真備が中国から持ち帰った香木を行基
菩薩に頼んで刻んでもらったと伝えられる。
このことから,吉備観音とも呼ばれているとのことです。
御影堂内を一周して,渡り廊下でつながる大方丈へ。
大河ドラマ「八重の桜」放映を記念して,主人公の新島八重と会津藩
ゆかりの寺宝などが公開されていました。
京都守護職の本陣となったため,宿坊25 ケ寺とともにこの大方丈も
会津藩の正規兵,約千名の寄宿として明け渡したと聞く。
やはり,お寺も時の権力にはかわなかったので しょうか。
この後,「虎の間」や回遊式庭園「紫雲の庭」を散策。
大方丈(右)前の紫雲の庭 |
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特別公開品を見学後,御影堂を出て境内へ。
京都の寺院の境内はどこも広いですが,このお寺も広いですネ。
御影堂と同じ境内には, 阿弥陀堂と納骨堂(経堂) があります。
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阿弥陀堂は,豊臣秀頼により1605 (慶長10) 年に再建された当山で最も古い建物。
本尊は恵心僧都(えしんそうず)作の阿弥陀如来坐像。
幕末の歴史を感じるお寺でした。
帰りは,お寺からぶらり散歩です。
丸太町橋から鴨川の河川敷に下り,遊歩道を二条大橋まで歩きました。
鴨川の風景(1)
丸太町から橋荒神橋方面を眺める |
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鴨川の風景(2)
河川敷の遊歩道 |
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鴨川の風景(3)
カモが泳いでいます |
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河川敷ではウォ−キングやジョギングをする人達に出会います。
鴨川ではカモがゆっくりと泳いでいます。
こんな町の真ん中に憩いの場所があって京都は良いですね!
その後,河原町通りを御池まで歩き,京都市役所前の喫茶店で休憩し時間調整。
河原町御池の交差点にて |
程良い時間になり,夜の河原町通りを北上し,新年会の会場に向かいました。
フォト；2013 年1 月16 日
尚,金戒光明寺について,もう少し詳しくは下記のPicture をご覧下さい。
 Picture / Pilgrimage to old temples / 「冬の金戒光明寺」
今日は,義兄の音頭で京都は府立医大近くの鴨川沿いにあるKKR 京都くに荘というホテルで近親者が
集まって新年会です。
KKR とは国家公務員共済組合連合会の略で,このホテルはKKR が運営しているとのことです。
せっかくですので,この機会を利用して会が開かれるまでの日中,会場近くの名所旧跡をぶらりと寄って
みることを計画。
前夜に,ホテルのホ−ムペ−ジに載っていた近隣の観光案内から行先は新島旧邸と金戒光明寺
(こんかいこうみょうじ)に決定。
アクセスを調べるために「新島旧邸」のホ−ムペ−ジを覗いていたら,見学には予約が必要とのこと。
NHK の大河ドラマ「八重の桜」の放映による見学者増を見込んで,特別公開期間の年末まで予約制
となっているのです。
運よく,翌日午後からのインタ−ネットによる予約もとれました。
JR 京都駅前から市バスで河原町丸太町で下車。
アクセスマップ通りに,京都御所を横目に寺町通りを北に歩くと旧邸はありました。
寺町通りの景色(左側は京都御所) |
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武家屋敷風の門構えです。
画像をクリッリして大画面でご覧下さい
新島旧邸は,同志社の創立者である新島襄とその妻・八重の私邸です。
パンフ「新島旧邸(同志社社史資料センタ−編)」によれば,明治初年,この敷地は華族・高松保実が
所有していたが,1875 (明治8) 年,新島襄はこの高松邸の半分を賃借して,生徒8 名で同志社英学校
を開校した。ここが,同志社発祥の地です。
翌年,学校は旧薩摩藩邸(現在の今出川キャンパス)に移りましたが,その後,新島は高松邸を購入し,
1878 (明治11) 年9月初めに自宅を建築したのです。
これが,今の新島旧邸です。
新島旧邸は,現在新島会館の左隣にあります。
新 島 旧 邸 |
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建物は木造二階建てで、外観は当時アメリカで流行したコロニアル・スタイルの洋風建築になって
います。
しかし,壁は昔の日本家屋でよく使われていた、木の柱や梁が壁から露出している真壁造り（しんかべ
づくり）になっています。
又,扉が板戸や襖になっていたり,飾り窓が障子になっています。
実際には,各所に伝統的な日本の建築様式を取り入れた和洋折衷建築と言った方がよいかもしれま
せんね。
新島会館で受付けを済ませて,様々の遺品などから新島八重の生涯について紹介した展示コ−ナ−
を見学。
更に,順路に従って,実際に旧邸の内部に入って見学できました。
NHK の大河ドラマ「八重の桜」は始まったばかりです。
この見学で,八重の生涯について,なにがしかのアウトラインがつかめました。
これらの知識をベ−スにこれから展開するドラマを見るのが楽しみです。
尚,新島旧邸の内部見学については,詳しくは下記のPicture をクリックしてご覧下さい。
Picture / Others / 「新島旧邸を見学する」
つづく Diary / No.509−2013.01.16 / 「京都・小散策 (2/2) 〜金戒光明寺〜」
同窓生でヨットクラブのメンバ−でもあるtamma−san に勧誘されていたこと
もあり,滋賀・草津市への転居を機にサイクリストのビギナ−の仲間入りしたのが, 2010 年5 月でした。
彼のアドバイスを受け購入した愛車は,ビギナ−用のクロスバイクです。
GIANT 製 ESCAPE R3 (Black tone)。
シティバイクの用途と兼用ですので買物籠を付けていますが,ロドバイクの時は,外します。
購入直後にヨット仲間との琵琶一でデビュ−以来, 2 年8 ケ月が経ちました。
かねてより,どれくらい走ったのか気になっていましたので,調べてみることにしました。
サイクルコンピュ−タ−(CATEYE CC-MC100W)のデ−タ−が残っています。
ロ−ドバイクの実績値を過去の記録(Diary, Picture/Cycling)から拾い上げて計算してみました。
その主たる走行距離(≧20 Km / 回)の概要は以下の通りです。
ロ−ドバイクの積算距離約1,430 Km でした。
何の理由も有りませんが, 100 歳までにこの10 倍の距離, 15,000 Kmを目標にしたいですね。
とにかく,バイクは拙者が足腰を鍛えるためのツ−ルなんです。
これからも, 楽しみながら走りたいと思っています。
皆さん,宜しくネ。
特別公開のスタッフさんから仏像について説明を受けましたので撮影した仏像と共にご紹介しましょう。
★木像毘沙門天立像(重文)
画像をクリックして大画面でご覧下さい
木像毘沙門天立像(重文) |
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木像 彩色, 像高 102.8 cm, 平安時代(12 世紀)
薬師堂は,江戸時代には毘沙門堂と称されていたといい,本像とは
別の毘沙門天像は,神仏分離が行われる以前,同じ木川町の天神社
に本地仏として祀られていたとされることから,本像は,江戸時代には
毘沙門堂の本尊であった可能性が示唆されている。
宝髻を結い,甲冑を着けて,左手を屈臂し宝塔を捧げ,足下
に邪鬼を踏まえる通形の毘沙門天像である。
構造は,頭体幹部をヒノキの一材より彫出し,内刳りは施さない。
足下の邪鬼と岩座は当初からのものである。
全体的に重量感を感じさせるが,彫りは穏やかで,体の動きや怒りの
表現も控えめである。
(パンフレットから抜粋)
| 画像をクリックして大画面でご覧下さい
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脚 部 |
足下の邪鬼と岩座 |
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| 木像毘沙門天立像(重文) |
これが専門家の目から見た毘沙門天像の仏像感です。
拙者は何も言うことはありません。
((参考)) 毘沙門天；別名,多聞天。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、
独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例です。
★木像薬師如来坐像(重文)
木像 漆箔仕上げ, 鎌倉時代
一本彫形式の寄木造り,両耳後で前後に二材剥ぎ(二つの木材の張り合わせ)をしている。
螺髪は大きく彫り出され,彫眼の堂々たる仏像です。
昔から乳薬師として尊崇されている。
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画像をクリックして大画面でご覧下さい
木像薬師如来坐像(重文) |
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★木像毘沙門天立像(未指定)
毘沙門天立像(未指定) |
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木像 漆箔仕上げ, 鎌倉時代
寄木造りで,頭部体部それぞれ前後二材を剥ぎ寄せている。
傷みがあるので重文の指定から漏れたとのことです。
かっては,頭の後に輪光背が取り付けられていた。↓
光背を着けた
毘沙門天立像 |
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これらの仏像は,特別公開後,従来通り栗東歴史民俗博物館に寄託されるのでしょう。
以上が特別公開の仏像の詳細です。
拙者,かって「秘仏 大公開」と言ったキャッチフレ−ズに飛びついて拝観したところ,その秘仏自体が良く
見えず鑑賞出来なかったという苦い経験があります。
今回の「特別公開」は眼前ではっきり鑑賞出来ましたし,記録として実物の写真も撮らせていただき満足
のいくものでした。
一方で,何の疑いも無く利用されてきた古文書にも,その内容の信憑性に疑いがあるものがあることを
知り勉強になりました。
フォト；2013年1月10日
先月, 配達されていたタウン誌を何気なく見ていたら,「木川町薬師堂 仏像三体里帰り特別公開」という記事を目にしました。
重要文化財指定の二体を含め三体が特別公開されるという。
ロ−カルな話ですが,この木川町は草津市にある町です。
拙者,草津市民ですが,こちらに引越してまだ3 年目です
ので,どこにあるのか知りません。
早速, Google Mapで検索してみたら,何と我家から
約2 Km の近くにあります。
歴男を自認する拙者は,公開時期(1/8〜1/14)に合わせ
て見学を予定していました。
こんな近くに重文の仏像があったのかと興味が湧いたから
です。
ということで,今日は愛車GIANT 号を走らせて見学となりました。
自宅から10 分も走れば薬師堂に着きました。
目安は隣にある西遊寺でしたので,すぐにわかりました。
((拙者 注))西遊寺；「近江栗太郡誌(滋賀県栗太郡役所,大正15 年)」巻5,寺院誌,第拾参章 山田村
西遊寺(P503)によると真宗大谷派,開基;永正7 年(1510 年)専正とある。
この辺りには田園地帯に近いので,農家の集落でしょうか。
そんな一角のオ−プンスペスの奥に小さな薬師堂が佇んでいました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
木川町薬師堂(正面右手)入口 |
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木川町薬師堂 |
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受付けで記帳してからA4,1 枚のパンフレットを貰い,在所のボランティアと思しきスタッフに堂内へ案内
され説明を受けました。
先ず,薬師堂ですが,パンフレットには次のようにある。
草津市木川町に所在する薬師堂は, 江戸時代には毘沙門堂と呼ばれ,鎌倉時代の木像薬師如来
坐像と二体の木像毘沙門天立像を祭っていた。
うち一体が神仏分離以前には木川天神社に安置されていたといい, 天神社の本地仏であ った。
天神社は, 大宮若松神社(草津市南山田町)とともに, 「興福寺官務牒疏」に金勝寺
の二十五別院の一つとして記される, 金峰山寺の鎮守とされてきた。
薬師堂の地は, 金峰山寺の旧地であるとも伝えられており, 薬師如来坐像や毘沙門天立像は金峰
山寺の遺像とも考えられる。
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((拙者・脚注))
・毘沙門堂；「近江栗太郡誌(滋賀県栗太郡役所,大正15年)」巻5,寺院誌,第拾参章 山田村の章(P501)
に記事あり。
・木川天神社; 草津市木川町, 薬師堂の近くにある。
・金勝寺(こんしょうじ)；栗東市荒張にある天台宗の古刹。
・興福寺官務牒疎(こうふくじかんむちょうそ)
●撰者：不明
●成立期：嘉吉元年（1441年）
●底本：『大日本仏教全書』寺誌叢書3 Vol.第120,（仏書刊行会、1915.1）,P433−455
一説に椿井文書(つばいもんじょ)と呼ばれるもので,椿井正隆(1770〜1837)により
創作された古文書とされる。 興福寺による末寺の書上と縁起などを記したもの。
この文書は,歴史研究家・馬部 隆弘氏の考証で偽文書である可能性があります。
・金峰山寺；奈良・吉野にある金峯山寺ではない。
今は現存せず,金峰山寺趾が木川町にある。
西遊寺は金峰山寺の一院だったとのことである。
・金峰山寺趾；「近江栗太郡誌(滋賀県栗太郡役所,大正15年)」巻5,寺院誌,第拾参章
山田村の章(P500)に記事あり。
・「興福寺官務牒疎」(447頁)に記された金峰山寺の記事;
金峰山寺
在同郡山田郷 坊舎十宇。 (注)「同」とは,文脈から「栗太郡」。
延喜六[丙寅]年。日蔵上人開基。
本尊金剛蔵王権現。
四條帝安貞二[戊子]年。康寛法師中興再建也。
鎮守若松神并天神。
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脚注にあるように,興福寺官務牒疎が偽文書である可能性もあり,上記薬師堂の歴史については,
あくまで史実に基づかない伝承であることを付記しておきたい。
このお堂正面には,「乳薬師」の扁額が懸っています。
堂内にも奉納された絵馬が懸っていました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
このお堂にお参りし薬師如来を触ると,母乳の出が良くなるご利益があるとの言い伝えがあったそうです。
お堂の広さは10 畳ほどで,須弥壇には里帰りした三体の仏像がそれぞれの厨子の中に安置されて
います。
さて,その仏像ですが,撮影の許可を乞うとすんなり許可されましたのでご紹介しましょう。
フォト；2013年1月10日
つづく Diary / No.506−2013.01.13 /
「木川町薬師堂 仏像三体里帰り特別公開(2/2)」
久し振りに初詣に出かけてきました。
初詣と言えば,我家では近くの弘明寺参詣が定番でした。
今年は巳年でもあり,従来の習慣から脱皮して,川崎市にある川崎大師に決めました。
弘明寺以外に初詣に出かけたことがあるのは,鎌倉の鶴岡八幡宮ぐらいで,川崎大師は初めてです。
後で知ったことですが,初詣者数(2012 年正月3ケ日実績)ランキングで第3 位だけあって,参詣客
でごった返していました。
京急・川崎大師駅から大山門まで人の流れに従って進むと,沿道には多くのB 級グルメの露店が隙間
なく並んでいます。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
正月は混雑のため通行規制中で大山門までたどりつくのに40 分程かかりました。
川崎大師 (真言宗智山派大本山 平間寺) の大山門 |
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大山門から正面の本堂に上がるまで更に10 分を要しました。
川崎大師 大本堂 |
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この本堂で,新年の無事と平安を祈願。今年が良い年でありますように!
さて,この川崎大師は真言宗智山派大本山で金剛山金乗院平間寺(へいけんじ)と称し,厄除け弘法
大師又は川崎大師として昔から庶民の厚い信仰を集めているようです。
このお寺,伽藍は全て戦災により焼失。
戦後復興により鉄筋コンクリ−ト造で再建されているため,何となく京都,奈良,鎌倉の古寺と比べ趣が
異なります。
已むを得ないでしょう。
500 年も経てば,このお寺の伽藍も古寺の範疇に入るのでしょう。
本堂を過ぎた境内を見渡して驚きました。
境内の沿道にですよ,露店の屋台が軒を連ねて営業中なのです。
こんなお寺見るのは初めてですワ。
川崎大師境内の八角五重塔と露店 |
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拙者には,商業主義的仏教寺院の権化みたいに映りました。
寺院も宗教法人です。
このお寺の定款には,事業として境内の賃借業も含まれているのかもしれませんね。
宗教法人とは,営利を目的としない非営利団体のはず。
勿論,この経済社会の中でお寺が活動を展開するためには資金が必要であり,それらを賄うことを否定
するものではない。
しかし,これらの光景を見ると行き過ぎてているように思えてならないのです。
又,寺院としての品格を保って欲しいですね。
京都・東山にある総本山の智積院はそうでもないのですが。
宗祖・弘法大師(空海)が見たらどのように思うでしょうね?
さて,皆さんは?
帰りは,仲見世通りのお蕎麦屋さんに入り,熱燗と開運ソバで体を温めました。
フォト; 2013 年1 月3 日
更に詳しくは下記のPicture をご覧下さい。
Picture / Pilgrimage to old temples / 「川崎大師へ初詣で」
昨年末は自宅の大掃除や新年向けの食料品の買出しのお手伝いで明け暮れました。
いささか疲れ気味で新年を迎え,元旦は朝から祝い酒で身体が鈍っています。
運動不足でもあるし身体をほぐさないと。
しかし,痴呆気味の愛犬マック君の介護もあり遠出の温泉行きも叶いません。
と云うことで,女房と近くの温泉で初風呂です。
温泉と云ってもダウンタウンにある銭湯,横浜天然温泉「くさつ」です。
どういうわけか,拙者には「くさつ」に縁があるようです。
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この銭湯さん,年末年始はフル操業です。
勿論,初風呂は1 月2 日です。
この銭湯さんが加盟する浴場協同組合では,昔ながらの風習を引き継いでいるようです。
狭い家風呂とちがって大きい湯船でたっぷりのお湯に浸かると心身ともにリフレッシュできますね。
拙者はストレスフリ−ですので,これ以上リフレッシュしてボケないように注意しないといけません。
ここの自然温泉は,首都圏の温泉という温泉で見られる例の褐色の鉱泉を沸かしたものです。
コカコ−ラ−のような色合いですが,何となく温泉に入った気分になりますから不思議ですね。
午後1 時過ぎと云うのに初風呂だからでしょうか,すごく混んでいましたが,サウナ,ジェットバス,自然
温泉, 露天風呂など一巡した約1 時間の入浴で身も心もスッキリしましたです。
初風呂は銭湯が良いですネ。
余談になりますが,番台で「謹賀新年 開運 御福銭」をいただき
ました。
裏面の説明書きには, 「この御宝銭は相州鎌倉銭洗弁財天の
霊泉で淨めてまいりました縁起銭です 本年の御開運をお祈り
致します」とある。
中を開けると金色の紐(ひも)で結ばれたピカピカの五円玉が
入っていました。
更にこんな記事がありました。
正嘉元年(1257年)の頃,鎌倉の隠里の名泉あり頼朝公の信心も加り世上の人々遠路より
群参金銀財宝さては衣類証文などこの水にて洗い清め不浄の塵垢清めて銭は必ず一粒
万倍の効力を 顕はし一家繁昌子孫長久の守となる |
とありまして今でも巳の日には大変な参詣人でございます。
あなた様のご運がますますお盛んであらせられますよう心からお祈り申し上げます。 財布などに入れ
「お守り」同様にご利用下さい、とある。
誠におめでたいお守りです。
後生大事にマイ財布に入れておきます。
ちなみに, このお守りの賞味期限は一般的に開運までのようです。
新年明けましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
今年も，皆様と共にヨットセ−リング，サイクリング, ゴルフ
などのアウトドア・ライフをエンジョイしながら体力を鍛え,
引き続き不老長寿に挑戦します。
どうぞ宜しくお願いします。
2012年 元旦
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