今日は,久し振りのクラス会の関西支部のゴルフコンペです。
5:55 AM 草津駅発の姫路行き快速列車で芦屋駅7:13 AM 着。
何年ぶりでしょうか, ラッシュアワ－に遭遇しました。
駅構内の喫茶店でモ－ニングの朝食後, 芦屋在住のYamada－san にピックアップしてもらって
兵庫県は三田市にある有馬カンツリ－倶楽部へ。
六甲有料道路で色付き始めた六甲山をくぐり北上すると1 時間程して倶楽部へ到着。
クラブハウスでは,数人の懐かしい面々が受付けをしています。
お天気は,予報通り曇り空。
雨の心配が無いので何よりです。
風邪気味なので普段より暖かめの衣装,薄手のセ－タ－を着用。
このコ－スでは,このコンペで過去2 回プレ－したことがあります。
テイ－グラウンドに立つとコ－スを思い出せます。
下の写真は,No.1 ホ－ルです。
定刻通り9:12 AM頃から3 組11人が次々にスタ－ト。
スタ－ト前に撮った記念写真です。
皆さん古希にしてますます意気盛んですね。
このゴルフ場は距離があります。
ミドルホ－ルの多くが400 Yardを越えています。
2 オンを狙ってウッドを振りまわすものですから, あちこちで大怪我をしました。
拙者にとって決定的に悪かったのが寄せでした。
同じ組で回ったYoneda－san は安定したゴルフで“寄せone”がよく決まっていました。
皆さんの成績は以下の通りです。
| 順位 |
選 手 |
OUT |
I N |
GROSS |
HDCP |
NET |
| 優勝 |
Mr.Yoneda |
51 |
42 |
93 |
11 |
82 |
| 2 |
Mr.Wada |
55 |
48 |
103 |
20 |
83 |
| 3 |
Mr．Kumon |
50 |
50 |
100 |
9 |
91 |
| 4 |
Mr．Yamada |
58 |
51 |
109 |
18 |
91
|
| 5 |
Mr.Nakao |
56 |
52 |
108 |
12 |
96 |
| 6 |
Inachan |
52 |
57 |
109 |
13 |
96 |
| 6 |
Mr.Higuchi |
56 |
53 |
109 |
13 |
96 |
| 8 |
Mr.Kagawa |
63 |
55 |
118 |
18 |
100 |
| 9 |
Mr.Ashida |
61 |
63 |
124 |
20 |
104 |
| 10 |
Mr.Kawabata |
59 |
60 |
119 |
13 |
106 |
| 11 |
Mr.Kobayashi |
72 |
71 |
143 |
28 |
115 |
と言うことで，Yoneda－san が，2 連勝となりました。
Yoneda-san，Congratulations !
今回は,どうしたことか皆さんも低レベルでしたね。
しかし,Wada－san の実力向上には目を見張るものがあります。
Grossで完敗です。
房総オプンでは,雪辱を期したいです。
拙者, こんな成績でしたのでお土産は何もありませんが, 馬券だけが当たりました。
表彰式には, Shimizu－san が顔を出してくれまたこともあり,賑やかでした。
ちょうど1 週間前でしょうか,関西地方も放射冷却とやらの現象で急に気温が下がり,そのまま寒い日が
続いています。
半袖姿で生活していた拙者は,気候変動に即反応し風邪をひいてしまいました。
悪寒と喉の痛みのために近くの小生御用達の内科医へ。
病状を説明し,簡単なチェックを受けて処方箋を貰い,隣の薬局で3 日分の薬を調達。
内服薬としてのメチスタ錠250mg, バナン錠100mg, うがい液とトロ－チです。
2 回目に処方された医薬品 |
|
風邪なんて薬を飲めば3 日もすれば治ると思っていましたが,一向に快方に向かいません。
そんなことで,薬局で発行された保険調剤明細書を持って更に3 日分の調剤をお願いしたところ薬局
から拒否されたのです。
薬局によると,これらの内服薬は医療用医薬品で且つ処方箋医薬品とのことです。
医師の処方箋が無ければお出し出来ないとのことです。
先日,医師の処方箋により処方されたのがこの明細書の内容ではないかと反論しましたが,もう一度医師に
診てもらいその処方箋が必要とのことでした。
已むなく薬局の言い分に従った。
不審に思い,Wikipedia の力を借りることにした。
人の疾病の診断,治療又は予防に使われる医薬品は一般用医薬品と医療用医薬品に大別れる。
処方箋医薬品とは医療用医薬品で更に医師の処方箋が必要な医薬品とのことです。
考えてみれば,最初の処方箋はその時点の病状に対して処方された薬です。
3 日後には,患者の病状も変化しているはずである。
その状態で最初に処方した薬剤を投与することは,リスクがあるのかも知れない。
処方された内服薬の説明書 |
医療用医薬品は薬事法により次のように定義されている。
主に病院などの医療機関の医師の診断と処方に基づき使用される医薬品である。
効き目が強く、ときに重大な副作用を起こす危険性があるため、医師が患者の症状や体質などに応じて
使用を指示する必要がある。
又,処方箋医薬品とは,薬事法の規定により、医師等からの処方箋交付を受けた者以外に対しては正当な
理由なく販売または授与してはならないとして厚生労働大臣が指定した医薬品。
これで,拙者,アグリ－しました。
まあ,そんなことはどうでもいいですが,早く治って欲しいものです。
歴男にスイッチが入ったらどうにも止まりません。
今度は,野洲市へポタリングです。
野洲市は,草津市から栗東市,守山市に続いて三つ北にあるシティです。
お目当ての場所は,NHK 大河ドラマ「平清盛」にも出てくる白拍子・妓王のゆかりの里です。
先日の湖南三山に訪れたお寺に置いてあったパンフレットを何気なく持ち帰っていたのです。
滋賀県野洲市観光物産協会が発行する観光用のパンフです。
そこに,妓王寺(ぎおうじ)の記事があり,ポタリングに手頃な距離だったのです。
サイクリングル－トは以下の通りです。
10 AMに自宅を出発。
途中,野洲川にかかる近江富士大橋で休憩。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
近江富士大橋から野洲川下流を望む |
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大橋から近江富士(三上山)を望む |
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JR 野洲駅近くの市街地をほんの数分も走ると田園地帯が広がってきます。
この県道2 号(大津能登川長浜線) の江部交差点を左折すると程良い間隔
で立っている赤旗と青旗が妓王寺へガイドしてくれます。
青旗には,「おいで野洲 妓王・妓女のふるさとへ」,赤旗には,「妓王と清盛さん
のおかげ祭」と。
10:15AM 頃,小さなお寺・妓王寺に到着。
このお寺は集落の中にあります。
妓王の生誕の地に妓王の菩提を弔うために村人により建てられたお寺なん
です。
それでは,妓王とは一体何者か?
もう少し詳しく触れておかなければならないだろう。
冒頭,「祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響あり。」で始まる平家物語の第一巻6「妓王」には,白拍子・妓王
の悲哀の物語が詳しく綴られている。
第一巻6「妓王」の冒頭は,「入道は相国,一天四海を,掌の内に握り給ひし上は,世の謗りをも憚らず,
人の嘲りをも返り見ず,不思議の事をのみし給へり。たとへば,その比,都に聞えたる白拍子の上手,妓王,
妓女とておとといあり。」で始まる。
この巻6 のあらすじは,以下の通りです。
都で評判の白拍子(舞姫)に祇王・祇女という姉妹がおり, 祇王は平清盛の寵愛をうけ, 豊かな
暮らしをしていました。
それから3年後, 若き白拍子の名手, 佛御前(ほとけごぜん)が清盛邸へ参ったところ, 清盛が帰した
のを祇王のとりなしで召し返します。
その舞を見た清盛は, 佛御前に心が移ってしまいます。
清盛から退出を命じられた祇王は,
萌え出づるも枯るるも同じ野辺の草
いづれか秋にあはではつべき
の歌一首を泣く泣く書き残し, 清盛のもとを去ります。
その後, 祇王は, 妹の祇女, 母刀自(とじ)とともに出家し, 嵯峨野に庵を結び仏門に入りました。
やがて, 佛御前も後を追って尼となり, 四人は一緒に仏道に励み, 往生を遂げたというお話です。
(出典) パンフレット「清盛・妓王ゆかりの 祇王井川散策絵図」(発行；滋賀県野洲市観光物産協会)
(注)白拍子とは,平安時代末期から室町時代にかけて行われた宴席で今様(歌謡)や舞を演じること
を職業とした女性。
イメ－ジとして下記の浮世絵で舞っているのが白拍子。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
浮世絵「六波羅御所清盛公遊宴之図」(妓王寺蔵) (同上パンフレットから引用) |
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一般的には白拍子の妓王は,平清盛に見捨てられた悲運な女性として知られているが,野洲ではこの
物語とともに祇王井川の伝説が伝えられ,安永5 年(1776) の「妓王寺略縁起」などに次のように記され
ているという。
祇王は, 近江国野洲郡江部荘(えべのしょう)に生まれ, 京に上り白拍子となり, 平清盛の寵愛を
受けました。
故郷の村人が干ばつで水不足に苦しんでいたのを思い, 祇王が清盛に願い出て開かれた用水が
「祇王井川」であるといいます。
出家後, 祇王は仏門にいそしみ, 38歳で生涯を閉じますが, その恩恵をたたえ村人により建立された
寺は「妓王寺」と名づけられた。
(出典) パンフレット「清盛・妓王ゆかりの 祇王井川散策絵図」(発行 同上)
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祇王は村人を救った偉大な女性として敬われている。
妓王のおかげで清盛に掘ってもらった「祇王井川」は,800 年以上も経った今も,重要な農業用水として
市内を流れているからです。
妓王寺の山門 |
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妓王寺の由来 |
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妓王寺の山号は宝池山,宗派は浄土宗,本尊は阿弥陀如来。
現在は無住寺で在所の世話人が管理しているとのことです。
山門をくぐるとすぐ左手に本堂。
地元の案内スタッフさんに案内されて本堂へ。
本堂の仏壇 |
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ビデオを見ながら妓王と妓王寺についての説明を受けた。
内容は既に述べた通りである。
NHK 大河ドラマで繰り返し聞かされる間延びした「今様」風のあのメロディ－が聞こえてきそうです。
白拍子・妓王もこんな歌を歌って舞っていたのでしょうか。
遊びをせんとや 生まれけむ
戯れせんとや 生まれけむ
遊ぶ子どもの声聞けば
我が身さへこそ 揺るがるれ
(参考)
[歌詞は「梁塵秘抄」に収録された最も有名な歌の一つ「遊びをせんとや生まれけむ」とのことです。]
仏壇の阿弥陀如来を挟んで左右にある厨子には,妓王,妓王の母・刀自,妹・妓女,仏御前の僧形木造が
収められている。
左の厨子；妓女(左)と妓王(右) |
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右の厨子；刀自(左)と仏御前(右) |
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境内には,3 基の石塔が立つ。
左側の2 基が妓王,妓女を弔うための石塔です。
境内の供養塔 |
妓王寺の近くには,妓王屋敷跡と伝えられる所があります。
伝妓王屋敷跡・妓王碑 |
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ガイド板「妓王屋敷跡」 |
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今も利用されているという妓王井川を見てきました。
パンフレットの説明によると, 妓王井川は野洲川を水源とする約12Kmの用水です。
市内,生和神社裏で東西に分かれ,それぞれ家棟川に合流し琵琶湖の野田浦に注いでいます。
現在もこの用水の恩恵を受けているのは十か村に及ぶそうです。
東祇王井川 |
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西祇王井川 |
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何気なく田園や村落を流れる用水路にもそれなりの歴史があるものなんですね。
見学を終えて田園の農道を走っているとこんな風景も。
本来は水田であった田地が転作により大豆畑に変わっています。
きちっと収穫されればよいのですが。
つまり,転作補助金を貰うためのアリバイ作りではないでしょうね?
祇王が見れば大いに嘆くかも知れませんね。
日本の農政に奮起してもらわないとね!
これなら,政府が田地を買い取り,メガソ－ラ－発電用地に転換し有効利用したほうが余程ましだと
思います。
皆さんはいかがでしょうか?
途中,野洲市内のお寿司屋さんで昼食休憩し,自宅に戻ったのが14:10 でした。
本日の走行デ－タ－は以下の通りでした。
・走行距離；35.4 Km
・走行時間；2 hours 18 minutes
・平均走行スピ－ド；15.3 Km/h
English Weekly Topics / No.178－Oct.30.2012 /
“Pottering to a village in the southern part of Lake Biwa associated with
Taira no Kiyomori
and Gio”
今日は朝から地域の奉仕活動です。
つまり,町内の公園の定例の草引きなんです。
年に6 月と10 月に実施されます。
6 月からわずか4 ケ月の間に雑草は猛烈な勢いで成長し,公園は草だらけです。
我家の庭も同様ですが,こまめに草引きをしていますから目にはつきません。
見て下さい。
これが草引き前の公園の実態です。
特に左の区画の公園では,子供達も遊べないですよね。
草津市役所から借用した草刈機×1 台もフル操業です。
町内の各戸からご参加いただいて,作業は9 AMから1 時間です。
日曜日ですから家族総出でご協力いただきました。
そして,1 時間後の公園の状況です。
右の区画は,ほぼ雑草が無くなりましたが左の区画はご覧のように未完了です。
1 台の草刈機では不十分でしたね。
しかし,時間切れとなりました。
後は,枯れるのを待つしかありませんかネ。
雑草には,強靭な根を張っているものもあれば,簡単に引き抜けるものもあります。
いつも思うことですが,雑草は根ごと引き抜き根絶しないと意味がありません。
草刈機では,トカゲの尻尾切りと同じです。
来年は,そんな考え方で左の区画を集中的に草引きをしたいものです。
とにかく,久し振りに地域のために汗を流しました。
ご褒美にペットボトルのお茶をいただきましたが,帰って飲んだビ－ルがおいしかったです。
長寿寺を離れ本日の最後の拝観地, 湖南三山の一つ, 善水寺に向かう。
石部の街に出る迄は,おおむね下り勾配でペダリングも軽やかです。
JR 草津線,国道1 号,野洲川に架かる甲西大橋を渡り十二坊温泉に通じる道路を進むと曲がりくねった
上りの坂道が延々と続く。
峠にさしかかってホッとしました。
標識に従って右に折れ,林道を走ると善水寺の広い駐車場に出る。
時刻は14:30。
善水寺は,標高406 m の岩根山の中腹にあったのです。
長寿寺で出会ったあの二人連れが拝観を終えてタクシ－に向かうところでした。
運転手さんから「坂道がきつかったでしょう。」と声をかけられました。
妙齢の女子学生風の“歴女”でしょうか?
写真を撮ったりメモしたりしています。
彼女に頼んで記念写真をパチリ。
このお寺, 山門がありません。
受付で500 円の拝観料を払い境内へ。
すぐ右手に元三大師堂。
江戸時代 正徳3 年(1713) 再建。
本尊元三慈恵大師良源大僧正の等身大尊像を安置する。
元三大師とは比叡山延暦寺の中興の祖,良源の俗称です。
左手には,鐘楼。
ここで善水寺の由来ですが, 伝承では,奈良時代和銅年間(708～715) 元明天皇勅命により国家鎮護
の道場として建立され和銅寺と称したという。
その後,平安時代の初期,延暦年間に最澄が入山し,延暦寺別院諸堂を建立。
桓武天皇が病気になり、最澄が法力により霊水を献上したところ、たちどころに回復したことから現在の
寺名に改名したという。
境内中程の右手に大きな建物, 国宝・本堂。
木造平屋建の天台密教仏殿です。
本堂について,詳しくは下記のガイドをご覧下さい。
元亀2 年(1571 年) の織田信長による比叡山焼討ちの3 日後,当山も焼討ちを受け,本堂,仁王門,
塔,六所権現社を残し全山焼亡。
現在は,本堂のみが焼討ち前の建造物として現存する。
本 堂 |
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本堂の扁額「善水寺」 |
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本堂内に入り先程の歴女と一緒に坊さんの案内を受けました。
内陣中央の須弥壇上に厨子(国宝) がすえてあり,内部には秘仏である本尊の木造薬師如来坐像(重文）
が安置されているという。
この本尊の胎内から発見された麻袋に入れられた籾(脱穀していない米) が展示されていました。
胎内に五穀豊穣の祈りがこめられていたのでしょうね。
説明によると,発見後,この籾の一部は栽培され,見事に発芽してうるち米が収穫されたとのことです。
すごい生命力には驚かされました。
厨子の左右に日光・月光の両脇侍(ともにに重文) を置き、他に二十八部衆や四天王など30余躯の
仏像がこれを取り囲み実ににぎやかです。
すばらしい古仏像の宝庫でした。
ここで, 購入した写真[岩根山 善水寺(製作：善水寺)]のものですが一挙公開しましょう。
<須弥壇にある仏像群>
全て画像をクリックすると大画面でご覧になれます
本尊 薬師如来坐像
(秘仏・重文)－藤原時代－ |
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金銅誕生釈迦仏立像(重文)
－天平時代－ |
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厨子の左右にある脇侍の日光・月光菩薩。
梵天立像(重文)
月光菩薩(寺伝)－藤原時代 |
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 帝釈天立像(重文)
日光菩薩(寺伝)－藤原時代 |
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四天王立像。
広目天立像(重文)
－藤原時代－ |
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多聞天立像(重文)
－藤原時代－ |
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増長天立像(重文)
－藤原時代－ |
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持国天立像(重文)
－藤原時代－ |
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<本堂の裏に安置される仏像群>
金剛力士像はかって仁王門( 昭和28 年の豪雨で流出したが金剛力士像は難を逃れた) にあったもの
である。
金剛力士像(重文)
－藤原時代－ |
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金剛力士像(重文)
－藤原時代－ |
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兜跋毘沙門天立像(重文)
－藤原時代－ |
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僧形文殊菩薩立像(重文)
－藤原時代－ |
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持国天立像(重文)
－鎌倉時代－ |
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増長天立像(重文)
－鎌倉時代－ |
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不動明王坐像(重文)
－藤原時代－ |
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本堂前の百伝の池(ももつてのいけ)。
この池水が桓武天皇に献上した霊水と伝えられる。
とにかく, 文化財クラスの古仏像が豊富なのが特徴のお寺でした。
過去,幾多の火災,戦火,災害に遭いながらよくぞ難を逃れてきたものです。
これで湖南三山の拝観は全て終了し, 15:05 に善水寺を離れました。
甲西大橋から眺めた野洲川下流方面の景色/右手は近江富士(三上山) |
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16:40 分自宅着。
本日の走行デ－タは以下の通りでした。
・走行距離；59.6 Km
・走行時間；3 時間58 分
・平均走行速度；15 Km / h
[参考]①善水寺パンフレット
②善水寺ホ－ムペ－ジ http://www.zensuiji.jp/
フォト； 2012年10月13日
常楽寺から更に10 分程, 上りの県道を山の方に走ると長寿寺山門前に到着。
常楽寺から東へ約1Km,阿星山の北東麓にある天台宗のお寺。
地元では“東寺”の名で呼ばれいるそうだ。
山門をくぐり真っ直ぐな参道を進むと,野点(のだて)の茶席風の休憩場所が目に着きます。
赤い絨緞の敷かれた長椅子の前にテ－ブルが二つ。
なかなかお洒落な休憩スポットです。
その手前の参道脇の石垣に愛車をもたれるように駐車。
休憩所の対面にある受付で拝観料500 円を払い,「長寿寺」のパンフを貰う。
拙者の姿を見てか,住職の奥さん風の受付のおばちゃんから「自転車で見えたのですか?
お元気でいいですね!」と愛想のよい声をかけられてニンマリ。
「ありがとう。」と返答。
このめでたい名前のお寺のように,<百寿までの健康長寿を志し,自転車で体力増強に励んでいるんです。>とは言わなかったですが。
ここから,長寿寺の守護神である白山神社の参道が隣接して二手に分かれています。
もみじのトンネルが続く参道を進みます。
まだ,紅葉には少し早いようです。
参道脇にはこんな心のこもった場所も設けられています。
参拝者に気配りのきくお寺ですね。
「涼風(すずかぜ)の席」とのことです |
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途中,参道のすぐ右脇に入った所に「石造多宝塔」。
聖武天皇の菩提を弔うために鎌倉時代に建立されたと伝えられる。
(このお寺は,聖武天皇の勅願寺とも。)
幾つもの方形の切り石を並べた土台の上に基礎石,塔身,屋根石,宝珠などを積上げた仏塔でした。
石造多宝塔 |
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境内に入ると左手に手水舎。
近づくと蛇口から水がしたたり始めました。
省資源のため古寺も自動化ですか。
「手水の作法」に従って心身を清めました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
境内入口の右手にある鐘楼。
参道正面には「本堂」が佇んでいます。
「国宝 長寿寺本堂」の由緒です。
読み下すと次の通りです。
長寿寺は良弁僧正(689～773)によって聖武天皇の天平年間に創建されたと伝えられる。
現本堂の建立年代は明らかでないが様式手法から鎌倉前期とみられる。
純和様からなるが, 中央三間は桟唐戸の入口,左右は連子窓。
内部は内, 外, 後陣にわかれ, 内陣は切妻形式,外陣及び後陣両脇は片流れの化粧屋根裏とし,
これを覆って大屋根をかけている。
この時代の和様仏堂の代表的優作で意匠的に優れているばかりでなく, 古様をよく伝えている
貴重な文化財である。
本尊は子安地蔵尊で, 本造阿弥陀如来坐像二躯及び本造釈迦如来坐像一躯は重要文化財
に指定されている。
平成九年三月 石部町教育委員会 |
春日厨子(国宝) <長寿寺パンフレットから> |
扉を開けて堂内へ。
内陣中央の「春日厨子」(国宝)は,中には秘宝のご本尊
「子安地蔵尊」,脇士に「観世音菩薩」と「毘沙門天」を安置
してあるとのこと。
勿論,秘仏のため50年に1度のご開帳の時にしかお目に
かかれません。
厨子の左右には重文の「釈迦如来坐像」と「阿弥陀如来
坐像」を安置。
後陣に回ると,「半丈六地蔵菩薩像」や「聖観世音菩薩
立像」。
阿弥陀如来坐像(重文) |
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釈迦如来坐像(重文) |
| [出典] 長寿寺パンフレット |
本堂に向かって右側の小池の中島に「弁天堂」(重文) が立っています。
桁行一間、梁間一間、屋根一重入母屋造、唐破風付桧皮葺のほぼ真四角な堂。
建物の様式,地中から発見された瓦の銘や修理銘から文明16 年（1484 ）の造立と見られる。
本堂の右手後方に近年建てられた収蔵庫があります。
収蔵庫方面を望む |
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収蔵庫 |
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収蔵庫に収められている「丈六阿弥陀如来坐像」(重文)。
藤原時代の仏像,皆金色,約3 mの木像で日本一の大きさ。
[注]丈六＝(釈迦の身長が1 丈6 尺あったというところから)1 丈6 尺。また,その仏像。
坐像の場合はその半分の8 尺に作るが,それも丈六という。
丈六阿弥陀如来坐像
[出典] 長寿寺パンフレット |
当寺の鎮守社である白山神社が本堂の右手(東側) に隣接している。
白山神社の鳥居と拝殿(重文) |
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白山神社の本殿 |
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三重塔跡の礎石 |
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三重塔跡。(広さ約6m四方)
近江の主要な天台系伽藍には,かならず三重塔が配されている。
長寿寺の三重塔は本堂に向かって左後方の林の中に在ったが,
天正3 年頃織田信長の手によって,安土城山中の信長の菩提寺
である摠見寺に移築され,現存する。
一通り拝観して戻って来ると,受付から「お疲れ様でした。珈琲をどうぞ!」との声。
珈琲のサ－ビスです。
ウッ～ソヤ－,珈琲のサ－ビスがあるお寺なんて初めてです。
ということで,お菓子付きの珈琲を振舞ってもらい茶席でしばし休憩です。
JR 甲西駅から観光タクシ－で「湖南三山めぐり」に訪れたという初老の二人連れと運転手さんも休憩中
でした。
休憩中に撮ってもらった記念写真です。
いつのまにか,妊娠6ケ月風になっています。
もっと走らないといけませんね!
近くにこんなものが置いてありました。
秘仏 大公開があるそうです。
ちょうど紅葉の真っ盛りの頃ですので再訪しょうと思っています。
1:25 PM,長寿寺を離れて最後の拝観地の善水寺に向かいました。
フォト;2012年10月13日
つづく Diary / No.486－2012.10.19 / 「古寺巡礼/湖南ポタリング(4/4)」
阿弥陀寺を離れて5 分程走ると湖南三山の道標です。
長閑な田園風景です。
黄色いセイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花と一緒にススキの穂が風に揺れ,その向こうに西寺の里が
見えます。
あの里の一角に常楽寺があるようです。
そう言えば,かすかに三重塔の一部が見えていますね。
画像をクリックすると更に大画面でご覧になれます
11:45AM 常楽寺着。
この地域では,東方にある長寿寺に対して,常楽寺は西寺として土地の人に親しまれているようです。
小川に架かる石組の橋を渡ると受付です。
このお寺には現在,山門が無いみたいです。
拝観料500 円を支払って「湖南三山 天台宗 阿星山 常楽寺」のパンフレットを貰い入山。
先ずは「常楽寺の縁起」です。
パンフレットによると次の通りです。
阿星山(あぼしやま)の北麓にある当寺は,和同年間(708～715)元明天皇の勅命
により, 良弁(りょうべん)が開基した阿星寺五千坊の中心寺院として, また紫香楽
宮(742～745)の鬼門鎮護として栄えた。
平安～鎌倉時代には,皇室の帰依を受けて寺運は隆盛。
延暦年間(782～805)天台宗に改められたという。
延文5年(1360)火災で全焼したが, 同年, 観慶らによって再興された。
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本堂(国宝)です。
寺伝によると,延文5 年(1360年)再建。木造入母屋造檜皮葺、桁行7 間、梁間6 間、向背3 間。
本堂内を順路に従って拝観。
須弥壇中央に厨子があり,毘沙門天と不動明王を脇侍に秘仏の本尊,千手観音坐像(重文)が秘められて
いる。
左右に風神・雷神と二十八部衆(重文)の30 体[注]の仏像が居並び壮観でした。
[注]「風神」と二十八部衆の一つ「摩喉羅迦王」は盗難に遭い,現在は28 体。
又,須弥壇裏には,平安時代の釈迦如来坐像(重文)や普賢・文珠菩薩の2菩薩なども安置されています。
仏像が豊富なお寺です。
鐘楼。
薬師堂。
行者堂。
役行者像や諸仏像は盗難に遭って堂内は空とのことです。
三重塔(国宝)。
本堂の左手後方の一段高い山腹にある。
応永7年(1400年)の室町時代に再建。三間四方(5 m)瓦葺,高さ22.8 m。
内部は拝観出来ない。
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端正な姿ですね。 ビウティフル!!
様々な角度から眺めた三重塔をもう一度どうぞ。
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西国三十三霊場の観音石仏(33体)。
本堂と三重塔の周囲の小路の路傍に33 体の石仏が祀ってあり,皆さんのお参りを待っているかのよう
です。
全てをお参りすると,近江西国を一周しただけの御利益があるとか。
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第1 番(那智山 青岸渡寺) |
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第33 番(満願)(谷汲山 華厳寺) |
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この時間帯,拝観者は拙者を含め3 組だけでした。
12:30 に常楽寺を離れ,次の拝観地,長寿寺へ向かいました。
フォト;2012年10月13日
つづく Diary / No.485－2012.10.17 / ゜古寺巡礼/湖南ポタリング(3/4)」
「天高く馬肥ゆる秋」。
サイクリングに絶好の季節ですね。
今日も爽やかな秋空です。
ということで,湖南三山を拝観がてら湖南ポタリングに出かけました。
湖南三山とは,国宝建築物を有する滋賀県湖南市にある常楽寺,長寿寺,善水寺の三つの寺院の総称
です。
いずれも,天台宗のお寺です。
あらかじめ LatLongLabでシユミレ－ションしておいたル－トを走ります。
9:05 AM 自宅をスタ－ト。
勿論,単騎行です。
JR琵琶湖線,新幹線,JR草津線,国道1号を順に越した辺りで道に迷いました。
そんなこともあり,最初の休憩予定地であるJRA(日本中央競馬会) ・栗東トレ－ニングセンタ－に
着いたのか10:30AM でした。
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JRA栗東トレ－ニングセンタ－凱門 |
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栗東トレセンを見たかったこともあり凱門・守衛所で見学をお願いしたところ,残念ながら
予約制で叶いませんでした。
ここから滋賀県道113 号石部草津線の田園地帯を走り,国宝・常楽寺へ向かいます。
途中,脇道を入り小さな集落の山際にある阿弥陀寺に立寄りました。
[阿弥陀寺]
「山門」です。
門前には「浄土宗 中本山 阿弥陀寺」の山号寺号の石標,「びわ湖百八霊場」の旗。
門には「近江湖南二十七名刹霊場第十六番」の看板が掲げられています。
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阿弥陀寺・山門にて (愛車,ESCAPE号と共に) |
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山里のひなびたお寺ですね。
山門をくぐり石段を上ると正面ではなく右に折れたところに白い築地塀の「中門」があります。
このお寺,無住寺のようで受付けもなく拝観はフリ－のようです。
[注]無住寺＝住職の居ないお寺。
中門をくぐると正面に本堂,右手に鐘楼,左手のお墓に通じる入口に「五輪石塔」があるだけのお寺でした。
「本堂」。
入母屋造,本瓦葺,建築年代不明です。
「金勝山阿弥陀寺縁起」。
本堂に懸る「金勝山阿弥陀寺縁起」の説明板 |
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拡大した説明板 |
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読み下すと
金勝山阿弥陀寺は,応永20年(1413)淨厳房隆堯法印(45歳)によって開創された近江念仏
発祥の根本道場である。
その昔, 聖武天皇の勅願によって創建された金勝寺は霊峰として女人の登山が堅く禁制されて
いたため, 法印はこれを深く悲しんで草庵を東坂に建てて悟真庵と名づけ, 念仏の教えを弘めら
れたのである。
のち, 二代隆阿上人は学徳兼備の誉れ高く請に応じて知恩院第19世の門主として進董され,
さらに三代宗真上人は念仏の信仰深く堂宇を造営し, 悟真庵を改めて金勝山阿弥陀寺とされた。
よって足利義尚は宗真上人の徳の高さを後土御門天皇に奏聞して天皇から黒衣参内の特勅と
「阿弥陀寺」宸翰の額を賜って, 法光弥々に輝いたのであった。
さらに八代明感上人は, 織田信長の帰依篤く特に請われて安土淨厳院の中興として移り, 以来
阿弥陀寺は淨厳院筆頭の末寺となる。
そののち天和年間(1681－1683)宮城丹波守豊盛の寄進によって本堂伽藍の修築がなされ現在
にいたっている。
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とある。
室町時代に開創された近江の浄土宗の中心的なお寺だったようです。
「鐘楼」。
「五輪石塔」。
なかなか立派な石塔群です。
無住のお寺ですが境内は荒れ果てているわけではなく秩序が保たれているようです。
村の世話人が管理されているのかもしれませんね。
しかし,人気が無く少し寂れた雰囲気は否めませんでした。
しばしの拝観休憩後,次の拝観地,常楽寺へ向け再びペダルをこぎます。
フォト;2012 年10 月13 日
つづく Diary / No.484－2012.10.15 / 「古寺巡礼/湖南ポタリング(2/4)」
龍口寺拝観後昼食してから次の拝観地・満福寺がある腰越まで歩きます。
満福寺は江の電・腰越駅の鎌倉側の近くにあります。
江の電・腰越駅 |
ここ満福寺は江の電踏切と山門に向かう石段が目と鼻の先にあります。
満福寺。
真言宗大覚寺派龍護山満福寺というのが正式名称。
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山門から境内を望む |
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山門の扁額「龍護山」 |
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満福寺の由緒
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満福寺の由来。
案内板(右写真)によると,満福寺は龍護山満福寺
と号し,開山は行基(668～749)と伝えられ,本尊は
薬師如来像です。
源義経(1159～89)が腰越状を書いた所として
有名です。
文学案内板「源義経と腰越」。
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読み下すと
鎌倉時代前期の武将、源義経は、幼名牛若丸、のちに九郎判官と称した。
父は源義朝、母は常盤。源頼朝の異母弟にあたる。
治承４年（１１８０）兄頼朝の挙兵に参じ、元暦元年（１１８４）兄源範頼とともに源義仲を打ち入洛し、
次いで摂津一ノ谷で、平氏を破った。
帰洛後、洛中の警備にあたり、後白河法皇の信任を得、頼朝の許可なく検非違使・左衛門少尉と
なったため怒りを買い、平氏追討の任を解かれた。
文治元年（１１８５）再び平氏追討に起用され、讃岐屋島、長門壇ノ浦に平氏を壊滅させた。
しかし、頼朝との不和は深まり、捕虜の平宗盛父子を伴って鎌倉に下向したものの、鎌倉入りを
拒否され、腰越に逗留。
この時、頼朝の勘気を晴らすため、大江広元にとりなしを依頼する手紙（腰越状）を送った。
「平家物語」（巻第十二 腰越）には次のように記されている。
さればにや、去んぬる夏の頃、平家の生捕どもあひ具して、関東へ下向せられけるとき、腰越に
席を据ゑて、鎌倉へは入れらるまじきにありしかば、判官、本意なきことに思ひて、「少しもおろか
に思ひたてまつらざるよし」、起請文書きて、参らせられけれども、用ゐられざれば、判官力におよ
ばず。
その申し状に曰く、
源義経、恐れながら申し上げ候ふ意趣は、御代官のそのひとつに選ばれ、勅宣の御使として朝敵
を傾け、累代の弓矢の芸をあらはし、会稽の恥辱をきよむ。（略）
（引用文献 新潮日本古典集成 昭和５６年）
しかし、頼朝の勘気は解けず、かえって義経への迫害が続いた。
義経の没後、数奇な運命と悲劇から多くの英雄伝説が生まれた。
「義経記」や「平家物語」にも著され、さらに能、歌舞伎などの作品にもなり、現在でも「判官もの」
として親しまれている。
中世には鎌倉と京とを結ぶ街道筋のうち、腰越は鎌倉－大磯間に設けられた宿駅で、西の門戸
であった。
義経はここ満願寺に逗留したと伝えられている。
詳細は鎌倉文学館（長谷１－５－３ 電話２３－３９１１）にお尋ねください。
平成８年２月
鎌倉市教育委員会
鎌倉文学館
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境内には, 本堂, 鐘楼, 付属の多目的ホ-ル「源氏庵」,茶房「義経庵」があるだけのこじんまりしたお寺
です。
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本 堂 |
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鐘 楼 |
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拝観料200 円を払って本堂に入る。
玄関正面の展示コ－ナ－には,実物大の腰越状の版木が陳列されています。
「義経腰越状」。
「義経と腰越状」(解説と現在文解釈) /金200 円也
本堂の襖絵。
腰越状を頼朝に書き届けたが聞き入れられず,これより追われの身となった義経の悲劇の旅が添え書き
と共に物語風に描かれている。
添え書きの一例「腰越状」 |
「腰越状」。
平家を滅ぼし鎌倉に入ろうとした義経は腰越にて止め置かれ満福寺にて自分の気持ちを頼朝に書き
届けたが聞き入れられずこれより追われる身となり悲劇の旅が始まってゆく。
(襖絵の添え書きより)
 襖絵の一例「腰越状」 |
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これらの襖絵は鎌倉彫の技法を取り入れた漆画で彩られています。
龍の天井画もありました。
位牌堂の格天井には48 種の7 色の鎌倉彫の花々が40 cm 四方の板絵として飾られています。
位牌堂の天井の板絵の一部 |
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本堂前には,こんなものもありました。
御愛嬌ですね。
弁慶の腰掛石 |
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弁慶の手玉石 |
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満福寺を後にして海岸に出てみました。
湘南の海らしく遠くにヨットやウィンドサ-フィンが浮かび,海岸では多くの若者がサ-フィンを楽しんで
います。
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腰越駅に引き返します。
やはり,ここらでも「シラス」の看板が目に入ります。
これも湘南の景色なんでしょうね?
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久し振りのお寺巡りを終え,腰越駅から帰路につきました。
満福寺の補足として下記Picture も併せてご覧下さい。
Picture / Pilgrimage to old temples /
「鎌倉・古寺巡礼(5)(2/2)--龍護山・満福寺--」
過ごしやすい季節になりました。
ついつい,外に出たくなりますね。
一昨日,愛犬マックの介護の合間をぬって鎌倉の古寺へ散策に出かけてきました。
老犬のマック君は,昼間はずっと寝ているからです。
拙者は久し振りに「歴男」にカムバックしたのです。
鎌倉のお寺を訪ねるのは,Diary / No.199－2009.10.21 / 「鎌倉・古寺巡礼(4)」以来ちょうど
3 年振りです。
今回の巡礼先は，湘南は江の島電鉄沿線にある「龍口寺(りゅうこうじ)」と「満福寺」です。
前回は同じ沿線の長谷駅近くの「長谷寺(長谷観音)」に訪れましたが,その時に時間の都合で訪問
漏れしたお寺です。
最寄りの駅は，それぞれ江の島駅,腰越駅です。
JR 鎌倉駅経由江の電・江の島駅に着いたのが正午でした。
この江の電, 市街地の人家や商店が密集した狭～い空間をぬって走っている単線です。
全てが自動化されているから事故も無く走行できるのでしょうね。
3 連休の初日とあって江の島方面への乗降客がほとんどです。
彼等とは逆方向に徒歩5 分で龍口寺の門前です。
龍口寺の仁王門 |
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左手の看板に「日蓮宗 霊跡本山 龍口寺」と共に「日蓮大聖人龍ノ口御法難之霊跡」と書かれた文字が
見えます。
そうなんです,当地はかって刑場跡で文永8 年(1271年)に日蓮宗の開祖・日蓮が処刑されそうになった
地として知られています。
この事件を日蓮宗では「龍の口法難」と呼び，その後弟子の日法が霊跡としたのです。
(出典) Wikipedia / 「龍口寺」
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仁王門の扁額「龍乃口」です。
天井には極彩色の龍が描かれています。
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仁王門の左右の仁王さんです。
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仁王門を経て石段を上ると山門です。
山門の正面に≪龍口寺≫, 裏面に≪寂光山≫の扁額が掛る。
門の両側には8 枚の中国の故事の彫刻が彫られています。(出典)龍口寺ホ－ムペ－ジ
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ここで,「霊跡本山 寂光山 龍口寺 縁起」ですが看板のガイドの通りです。
開祖・日蓮が処刑されそうになった「龍の口法難」の経緯がよくわかりますね。
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山門をくぐると正面に本堂,右手に手水舎,大書院,左手には妙見堂,寂光殿。
本堂(正面)と手水舎(右手) |
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日蓮像です。
アップで見るとずいぶん温和なお顔です。
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大書院と本堂の間にある鐘楼堂。
2.6 tの重さの梵鐘は,「延寿の鐘」として毎朝妙音を響かせているとのことです。
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本堂東側の急な石段を上り五重塔へ。
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参道を進むと七面堂が現れます。堂の傍には彼岸花が。
七面堂のガイド板によると,七面天女とは,法華経信仰者を守護し,乱れた国を鎮める女神とのことです。
又,「「寛政9年(1797)の東海道名所図絵や安藤広重の錦絵には、七面堂より望む江ノ島の図絵が掲載
されております」とある。
しかし,今は樹木が密集していて見えないのが残念です。
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七 面 堂 |
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七面堂の扁額「七面天」 |
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更に欝蒼とした森の中の石段を上ると仏舎利塔が現れる。
仏舎利(釈迦の遺骨)を安置する。
この場所は、龍口山の高台に位置し、目の前に江ノ島・遠く相模湾を臨むことが
出来ます。
江の島方面を眺めると灯台とヨットの群れ,湘南らしい風景ですね。
先程の往時の七面堂からの景色は, きっと広重の名所絵のような素朴な景色
だったのでしょうね。
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江の島方面を望む |
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相模湾の海岸線を望む |
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石段を下り本堂を過ぎた山際に洞窟が現れる。
ガイド板によると「御霊窟」とあります。
龍ノ口法難の際、日蓮聖人が処刑までの間、一時入れられていた土牢。
現在は、中に日蓮聖人の銅像が安置されています。
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ご覧になれます |
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約1 時間の境内散策でした。
湘南界隈は,この地で日蓮大聖人が消難してくれるので安心して
生活できますね。
龍口寺を後にして電車道に沿って次の拝観地,満福寺へ。
江の島駅と隣の腰越駅の区間は,軌道と歩行者道や車道と共存して
います。
その昔,各地で見かけた市電のあの風景です。
そうそう,お腹がすきました。
歩いていると「生しらす,かまあげ お土産」, 「生しらす丼, 釜あげしらす丼」, 「しらす直売所」などの
看板が目に入ってきます。
そうか,この辺りはしらすの産地なんですね。
ということで,昼食は「しらす丼」に決定です。
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「旬魚菜 しら川」に入り,生中とランチメニュ－の「しらす二色丼」を注文。
生しらすと釜あげしらすの二本立て, おいしかったです。
龍口寺の補足として下記Picture も併せてご覧下さい。
Picture / Pilgrimage to old temples /
「鎌倉・古寺巡礼(5)(1/2)--寂光山・龍口寺--」
つづく Diary / No.482－2012.10.11 / 「鎌倉・古寺巡礼(5)－［2/2・満福寺］」
女房に誘われてディナ－ショ－を楽しんできました。
ディナ－ショ－といえば歌が付き物ですが,今夜のシンガ-はミュ－ジカル女優，シャンソン歌手として活躍
中の荒井 洸子さん。
横浜のワイン＆レストラン ヌ－ベルバレ－ヌが会場です。
このレストランのオ－ナ－は，元プロ野球・大洋ホエ－ルズの名捕手として活躍した福島 久晃さん。
現在活躍中のプロゴルファ－，福嶋晃子,浩子は,そのお嬢さんです。
18:00 からディナ－テタイムです。
ワイン,ビ-ル,焼酎,日本酒は終演までフリ－ドリンク。
勿論,今夜はオ－ナ－ご夫妻も接客。
ご夫妻に挨拶後, ワインを飲みながら美味しいご馳走をスタンディング・ビッフェ形式で楽しみました。
店内の内装やシャンデリアが素敵で,オ－ナ－の現役時代の記録写真も飾られています。
画像をクリックすると
大画面でご覧になれます |
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19:30 からショ－です。
シャンソンシンガ－,荒井 洸子が登場。
彼女の名前は知っていたがライブショ－は初めてです。
年配の小柄で小太りのおばちゃんです。
自己紹介というか芸歴紹介があってからポピュラ－ソングを3曲
続けて熱唱。
彼女によると,持ち歌は900 曲もあるそうです。
よく,歌詞をおぼえていられますよねぇ!
その後, 楽しいト－クを交えながらの明るいステ－ジが続きます。
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10 曲くらい歌われたでしょうか。
初めて聞く曲もたくさんありました。
「足音」,「赤とんぼ」,「復讐」,「ミロ－ル」,「サンライズ・サンセット」,「見果てぬ夢」。
お歳をめしておられるのに,よく通る声で迫力ある歌唱力はすばらしかったです。
1 時間15 分のショ－はあっという間です。
アンコ－ル曲「百万本のバラ」でお開きになりました。
秋の夜長には,やはりシャンソンが良いですね。
久し振りのすばらしいライブショ－でした。
割烹「忍」のご主人に誘われていたゴルフに出かけました。
近くのゴルフ練習場「山王台ゴルフ」が主催の「体験ゴルフ」ツア－に特別に便乗させてもらって仲間4人
で参加。
推測するに,このゴルフ練習場のゴルフスク－ルの生徒さんを対象とされたイベントでしょう。
家庭の奥様方が多かったようです。
7:30 AM に大型バスで練習場前を出発し,千葉県君津市にある亀山湖カントリ－クラブへ。
空は曇り空で今にも雨が降りそうな気配です。
天気予報では,台風19 号の影響は少なく日中は曇り,夕方から小雨模様。
 東京湾アクアラインを通過して千葉県内に入ったあたりからバスの窓に雨滴が付き始め
ました。
いゃ～な気分です。
8:45 AM 頃にゴルフ場に到着。
雨はしとしと降り続けています。
本来ならスタ－ト時間までパットの練習をするのですが,雨でそれもする気になりません。
OUT とIN に分かれて各5 組ずつが9:38 AM にスタ－ト。
我が組はINの第2 組で9:45 AM スタ－トですが,土砂降りとなり大幅な遅れです。
こんな雨なら本来は即キャンセルなのですが,団体ツア－ですのでそんなわけにもいきません。
No.10 ホ－ルは,336ヤ－ド,PAR4 のミドルホ－ルです。
ティ－グラウンドで素振りを2 回しただけでティ－ショット。
天ぷらとなり100 ヤ－ドしか飛んでいません。
5 番ウッドでの第2 打は,隣とのコ－スとの境界にある林の中へ。
8 番アイアンでフェアウェ－に出そうした第3 打が木に当たり,球を探しますが見つかりません。
降りしきる雨の中で雨に濡れたラフで足元はびしょ濡れです。
探すのもいやになりギブアップを宣言し,出だしからダブルスコア(8)です。
笠をさしながらのゴルフなんてホントいやですね。
グロ－ブも濡れるし,移動のカ－トの座席も濡れているし最悪です。
OUTコ－スNo.2 ホ－ルのどこかで5 番ウッドを置き忘れました。
No.4, 407 ヤ－ドのミドルホ－ルで気がつきました。
集中していないからこういうことになるのですね。
そんなこんなでスコアは言わずと知れた結果となり,散々(OUT=51, IN=53)でした。
置き忘れたクラブは後日,着払い便で送ってもらうことにしました。
何事も気が進まないとうまくいきません。
今日はその典型でしたネ。
ラウンド中,降り続けた雨のせいに出来て良かったです。(笑)
こんなことでは,まだまだですかねぇ?
TOPペ－ジへ戻る
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