新島旧邸について
新島旧邸は,同志社の創立者である新島襄とその妻・八重の私邸です。
1878(明治11)年9月初めに竣工,1985(昭和60)年6月1日,調度・家具類を
含めて京都市から有形文化財に指定されました。
この敷地には,幕末まで禁裡幕府の御用大工棟梁中井家の屋敷があり,
明治初年中井屋敷を堂上華族高松保実が所有していました。
1875(明治8)年11月29日,新島襄は,この高松邸の半分を賃借して,生徒
8名で同志社英学校を開校しました。 すなわち,ここが同志社発祥の地
です。 翌年,学校は旧薩摩藩邸に移りますが,その後,新島は高松邸を
購入し,自宅を建築しました。 これが,今の新島旧邸です。
(出典)新島旧邸パンフレット(同志社社史資料センタ−編)
詳しくは,下記の資料をご覧下さい。
 同志社社史資料センタ− / 新島旧邸
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和に洋を取り入れた建築様式です。
1,2階の東,南,西の三面にめぐらせたバルコニ−が特色。
窓はガラス戸の外に木製のよろい戸を取付け,上部に和風の障子欄間がはめてあります。
新島旧邸 外観 |
＜書斎＞
東南角の部屋。 新島が使った机も当時のまま。
壁一面に書棚があり,8 割が洋書だったそうです。
書 斎 |
＜応接間＞
玄関右の18畳ほどの洋間。
当時の椅子,テ−ブルがそのまま置かれている。
八重が愛用していたオルガンもある。
応接間 |
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八重が愛用していたオルガン |
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＜暖炉(セントラルヒ−ティング)＞
1 階応接間の東南隅に鉄板を使った極めて簡単な暖炉。
大きな角筒形の煙突をつくって鉄板で囲み,屋根の上に抜き出している。
余熱で1,2 階の部屋も暖める工夫がされている。
暖 炉 |
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＜台所＞
当時の京都の民家では,土間形式が一般的でした。
これを用いず,床板をいっぱいに張り,その上に流しを置いています。
井戸も室内にあります。
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＜食堂＞
写真では見えないが,台所と食堂の間にハッチ式の配膳棚をつけ,当時の住宅としてはモダンでした。
食 堂 |
＜茶室＞
新島の死後,八重は1階洋間を改造して「寂中庵」を作りました。
この茶室は,新島の死後,洋風の生活から純和風の生活へ回帰していったことを物語ります。
＜洋式トイレ＞
和に洋をとりいれた板張りの腰掛け式トイレ。
＜風呂＞
元形はわからないが,現在の風呂桶は解体修理工事(1990 年)の際,新たに据え付けられた
もの。
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洋式トイレ |
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風 呂 |
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2 階は,居間×1, 寝室×3 があります。
文化財保護のため,また危険につき,立入禁止となっています。
写真ですが,2 階洋間(寝室)を紹介しておきます。
＜玄関＞
寺町通りに面した木戸をくぐり,付属家に沿った小道を行くと玄関です。
玄関を望む |
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玄関の近くで拙者 |
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