4月23日～24日までクラス会の「関西いこい会ゴルフコンペ」に出席し，ゴルフを楽しんできました。
24日夜は，会の幹事をしてくれた宝塚のNakao－san 宅に一泊。
翌25日は雨でしたが，滋賀県の大津在住の義理の姉妹の紹介で土地の物件の見学に行ってきました。
出発前に全日空(ANA)のホ－ムペ－ジで空席状況を確認してから羽田空港へ向かう。
空港には10:30 a.m.頃に到着し，すぐにフライト情報案内ボ－ドで空席状況を確認しました。
搭乗予定の羽田12:00発 伊丹13:05着 ANA023便 は，充分な空席がありました。
良かった良かった。
すぐにカウンタ－へ行って搭乗手続きをしました。
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| 12:00発 大阪/伊丹行 ANA23便の空席欄は○です |
クラスメ－トから聞いたANAの「シニア空割」サ－ビスを今日初めて利用するのです。
4/1日から，当日空席があれば，日本中どこに飛んでも 9，000円！
全日空(ANA)で4－6月搭乗分限定であるが，ANAマイレ－ジクラブ会員で，65歳以上であれば，搭乗日
当日空港に於いて空席がある場合に限って，全国どこでも 9，000円(但し，空港施設使用料は別途)で行ける
サ－ビスなのである。
混雑する日や時間帯を避けて利用されればお得ですよ。
残念ですが，予約が出来ないことが最大のリスクです。
定刻に大阪/伊丹空港に到着。
昼食を取りながら1時間程時間をつぶし，次の便で来たNakanii－sanと一緒にモノレ－ルと阪急宝塚線を
利用して宝塚駅へ向かいました。
この宝塚線，学生時代に4年間乗ったこともあり，とても懐かしく思いました。
これ以降の行程/様子は，Picture / Golf / 「関西いこい会ゴルフコンペ」 をご覧下さい。
翌25日，小雨の中 Nakao－san に阪急逆瀬川駅へ送ってもらい，正午近くにJR 琵琶湖線石山駅へ到着。
大津と石山に住む義理の姉妹がピックアップに来てくれました。
今日は，義姉が紹介してくれた土地の物件の見学です。
大津の物件は，売主条件付きのため検討外です。
つまり，新築する時にハウジング・メ－カ－を指定出来ないのです。
義妹が，物件情報についての新聞折り込みチラシを持って来てくれていたので，3 箇所ほど見学に行き
ました。
現地で土地の品定めをしたところ，南草津と草津に手頃のお好みの物件がありました。
どちらも，当方でハウジング・メ－カ－の指定が出来ます。
一応の目星が出来たので，三人でファミレスに入ってお茶をして京都駅経由で帰途につきました。
半日付き合ってくれたお二方には，本当にありがとうございました。
もう一度，女房を連れて見に来ようと思っています。
 Picture / Golf / 「関西いこい会ゴルフコンペ」 (注；こちらは，Password が必要です)
今日は，ヨット・レ－スとちがって気楽な宴会セ－リングです。
9:15 a.m. JR 熱海駅集合ということで，8:20 a.m.横浜駅発の特急「踊り子号」を待っていたら，偶然にも
船長とばったり出会いました。
彼は，横浜駅でこの特急に乗り換えようとしていたところでした。
クル－・メンバ－のTK－san に駅前でピック・アップしてもらい伊東のサンライズ・マリ－ナへ。
他のメンバ－は，前夜，TK－san の別邸で熱海の花火を観ながらの宴会を楽しんだ後のセ－リングです。
今日の乗船メンバ－は，女性陣無しの老中年男だけの9名です。
マリ－ナに着くと，すでに先着の皆さんがセ－ルを張り終えて，出港準備を終えてくれていました。
10:30 a.m.にマリ－ナを出港。
お天気は快晴で暖かです。 海は少し波とうねりがありますが北東の風で穏やかでした。
正午頃に沖合にある初島のエクシブ正面の海岸近くにアンカ－を降ろします。
岸辺では，釣り人が磯釣りをしています。 とても長閑な景色です。
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| アンカ－を降ろした初島のエクシブ正面の海岸 |
昼食の準備が始まりました。
KK－san が，忙しそうにカセット・コンロ上で仕入れてきたバジルが一杯入ったクリ－ムソ－スを調理。
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| カセット・コンロ上で昼食の食材の調理 |
初島の磯での長閑な釣り風景 |
いつも，彼は美味しい食材を仕入れてきてくれて，我々はその恩恵に浴しています。
KK－san，ありがとうネ。
軽く火に炙ったフランスパンとからめていただくと，とても美味しいです。
ワインともびったり合います。
食事が終わったころ，一艘のヨットが近寄ってきました。
船名を見ると，「クレイモア号」と書かれています。
真鶴から遊びに来たとのことで，こちらと違って女性陣も数名乗船しています。
うらやまし～い !
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| 真鶴からやって来た「クレイモア号」 |
一緒に一杯やろうということで，我が艇に横付けです。
先方のキャプテンは，真鶴在住のニュ－ジランド人とのことです。
日本語ぺらぺらでした。
当方にも，日本語ぺらぺらのオ－ストラリア人のGB－san が乗っており，話が盛りあがりました。
GB－san は先方のヨットに乗り移り，アルコ－ル機嫌で若い女性クル－と賑やかに会話を楽しんでいました。
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| クレイモア号の皆さんと交流 |
小1 時間程，ワインやビ－ルを酌み交わし，又の再会を約して出帆していきました。
当方も，タイミング良く吹きだした南西の風に乗って，マリ－ナ沖まで一直線に快適なセ－リングを楽しみ
ました。
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| セ－リングを終えて伊東サンライズマリ－ナに到着／マリ－ナの風景 |
とにかく，ヨット日和に恵まれ楽しい仲間と共に美味しい料理とお酒を堪能した愉快な日曜日のセ－リング
でした。
Picture / Yacht Sailing / 「日曜日のヨット・セ－リング」 (Passwordが必要です)
昨日，クラス会(いこい会)のメンバ－と久し振りにゴルフを楽しんだ。
メンバ－の一人，Yamato-san が，自分の会員の東千葉CC をアレンジしてくれた。
朝5 時起きで，Kinoshita-san にピック・アップしてもらうために相鉄線の三ツ境駅ヘ。
彼は，当初予定していたKunisawa-san が急性心筋梗塞で退院したばかりでゴルフ禁止令が出ており、
急遽ピンチヒッタ－で付き合ってくれたのである。
湾岸線，東関東道，京葉道路，千葉東金道路のル－トで，途中サ－ビスエリアで時間調整したがクラブハウス
に着いたのは,予定より早く9 時過ぎであった。
前日，Yamato-san からメ－ルで，微熱の体調不良で出場キャンセルのハプニングがあつたが，わざわざ
優待券をクラブハウスまで届けてくれた。
スタ－ト時間まで時間も十分あったのでNakanii-san を含め4人でクラブハウスで談笑した。
今日は快晴，気温23℃と少し暑いくらいの陽気。
散りはじめたとは云えゴルフ場の桜は満開で，すばらしいゴルフ環境でありました。
前回のコンペで調子が悪かったので，しばらくゴルフから遠ざかっていたが，この日のために三日前に200球
ほど練習したが，全てのショツトで変調を来していた。
土曜日とあって一杯一杯の混み具合で，30分遅れの11:40 分，あさぎりコ－ス Inを最終組スタ－トとなり
ました。
予想通りどのショットも不調で，方向不定，飛距離不足。
自信が無いため，フルショットでなく球を当てに行く手打ちの連続で，ホンマ，ガタガタでした。
平均して，トリプル/ダブルボギ－の連続で，ハ－フでエィジ・シュ－ティングしそうな体たらくでした。
遅めの昼食で冷酒を一合飲んで気合いを入れ，15:06 分にOutをスタ－トしました。
他のメンバ－からの助言を得て修正に努めた結果，スイングも大幅に改善されたようです。
何とか，グロス < 50 でまわることができました。
コンペなら，大波賞を確実にゲットしていたでしょう。
前後半とも，とにかく待ち時間が長いのには辟易しました。
そのおかげで，ゴルフコ－スのすばらしい桜の景色をナイスショツトできる余裕がありました。
スイングでナイスショットできればもっと良かったのですが。
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| ゴルフコ－ス(あさぎりコ－ス)には満開の桜 |
最終3ホ－ル前から薄暮になり，コ－スにはライトが点灯し，ちょつとしたナイタ－の雰囲気を味わいました。
メンバ－の指摘や自分なりの分析による現状の問題点は，以下に要約されますワ !!
①アウトサイド・イン
テイクバックで肩の回転不足で手打ちになる。
②フォロ－スル－
特に左腕を伸ばして両腕と肩の線でできる三角形がくずれていて，振り切っていない。
③フィニッシュ
②の結果として，フイニッシュでグリップが左上の耳の位置ではなく，途中で止まっている。
いわゆる，爺さんスイングである。
次回(4/24日)の同窓ゴルフ・関西オプ－ンまでには，以上3点をきっちり練習で修正して，握りでふんだくられ
ないようにしておきたいと思っています。
皆さん 楽しいゴルフ ありがとう。
Kinoshita-san，往復のドライバ－役 お疲れ様でした。
ありがとう。
Picture Golf / 「桜の中での親睦ゴルフ(A)」
Golf / 「桜の中での親睦ゴルフ(D)」 (Passwordが必要です)
4/7日から，久し振りに娘と共に三人で一泊二日の家族に出かけてきました。
娘が2 週間の休暇を貰ってタイのバンコクから一時帰国しています。
彼女はオランダの大学を卒業してすぐ，昨年11月からインタ－ンシップのためにバンコクの国連下部機関の
UNEPで働いています。
帰国中に家族で温泉とお花見を楽しみたいとのことで，彼女は伊豆への家族旅行を計画したのです。
勿論，我々夫婦はウェルカムです。
すぐにインタ－ネットで検索して，伊豆高原のホテルを一泊予約。
4月7 日(火)，横浜駅から特急「踊り子号」で伊豆高原駅に到着後，先ずはお花見のために桜並木通りを
散策。
この通りは長い桜並木で有名らしく，沢山の花見客も満開の桜を楽しんでいました。
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| 桜花爛漫の桜並木通り(伊豆高原) |
とても暖かく快晴で少し汗ばむほどでした。
紺碧の空に桜花爛漫の白い桜がとても鮮やかでした。
けっこう長い桜並木です。
洒落たカフェ－やレストランなどのグルメ・スポットも程良い間隔であり，花見客で賑わっていました。
満開の桜を賞でながら1時間程散策後，小休止と昼食のために礒料理・天ぷらの「ゆき文」に入り，ビ－ルで
刺身定食をいただきました。
その後，この通りを抜け1時間程かけてプリンのような形をした大室山までウォ－キング。
近くに見えますが歩くと近いようで遠く，急な坂道がけっこうありとてもきつかったです。
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| 大室山を眺める |
スキ－リフトのようなリフトに乗って標高580mの山頂に登りました。
山頂は少し風が強く，セ－タ－を着ないと寒いくらいです。
この山は休火山ですり鉢状の火口があり，その底部の平坦地はア－チェリ場になっていました。
山頂からは相模湾，伊豆の山並，緑のゴルフコ－ス，桜で色づいた高原の町並みが一望でき，そのパノラマは
絵に描いたようで絶景でした。
リフトを降りてからタクシ－で今日の宿であるHotel アンダリゾ－トへ。
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| Hotel アンダリゾ－トとのエントランス・ホ－ル |
離れの林の中にある家族風呂で，相模湾を眺めながら温泉でリラックス。
地酒でゆっくり季節の料理を堪能しました。
このホテル，様々の飲み物が用意されていて全て飲み放題で無料でした。
そんなことで，少々飲み過ぎました。
ほろ酔い気分で，久し振りに娘と2 時間ほどカラオケです。
ホテルの全ての施設の利用も無料なので，びっくりしました。
次の日，10：00 a.m. にチェックアウト後，ホテルから歩いて城ケ崎自然研究路をウォ－キングしました。
切り立った海岸べりのアップ・ダウンの多い岩道あり山道ありの曲がりくねった自然遊歩道です。
ヨット・セリングの時に見る例の吊り橋，橋立て吊橋にも立ち寄りました。
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| 城ケ崎自然研究路にある橋立て吊橋 |
遊歩道から眺める絶壁の海岸の眺めもすばらしかったです。
約3 時間ほど歩いて疲れてきたので，途中で切り上げました。
伊豆高原駅へ向かう途中にも桜並木がありました。
こちらは海岸に近いためか，風で満開の桜からの花吹雪でした。
下の写真で花吹雪が見えるでしょうか ? ご覧下さい。
＜画像をクリックして大画面でご覧下さい＞
桜と温泉を満喫した，久し振りの娘を含めた家族旅行でした。
良い思い出になることでしょう。
Picture Trip / (A) 「桜の伊豆高原へ家族旅行」
Picture Trip / (E) 「桜の伊豆高原へ家族旅行」(Passwordが必要です)
TVの天気予報によると，関東各地ではいよいよ桜が満開とのことである。
と云うことで，今日は鎌倉へ桜を見に行きました。
禅寺の鎌倉五山の残り2寺，浄妙寺と寿福寺を拝観したかったこともあるからだ。
この2 寺は，北鎌倉ではなく鎌倉地区にあるからです。
たまたま，女房が鎌倉のパ－マ屋さんへ行くこともあり車に同乗し，途中,浄明寺バス停前で降ろして
もらった。
先ずは，鎌倉五山の第五位，浄妙寺です。
総門に至る並木道の桜は，期待通り今が盛りと満開でありました。
拝観料の100円を支払って境内に入り，参道を行くと正面に本堂があります。
この本堂の屋根が薄緑色で，まわりの自然とのコントラストが美しく印象的でした。
何といっても，本堂左手の茶室・喜泉庵から眺める枯山水庭園は絶景でした。
境内には，桜に劣らず白いハナニラ，黄色いタンポポやヤマブキ，赤いボケ，紫色した諸葛菜の
草花が，春の陽気の中で彩りを添えて咲き誇っていました。
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| 茶室・喜泉庵から眺めた枯山水庭園 |
浄妙寺を出てバス停の方へ向かうと，報国寺→という道標があり，通り過ぎるのももったいなく思い，予定外
でしたが立ち寄ることにしました。
このお寺も臨済宗建長寺派の禅宗寺院です。
山門からゆるい傾斜の参道を歩き右手の石段を上ると中央に本堂，右手に迦葉堂，左手に茅葺の鐘楼があり
ます。
見て下さい，桜花爛漫です。 素晴らしい眺めでした。
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| 迦葉堂の前で咲く満開の桜(染井吉野) |
このお寺は，別名 竹寺と呼ばれています。
本堂の裏側左手には，その由来の孟宗竹のすばらしい竹林があります。
又，ここの裏庭も枯山水庭園で，周囲の新緑とうまく調和して風情があり，じっと眺めていると時間を忘れ
そうです。
報国寺を出ると，また又, 旧華頂宮邸→の道標があったので，おまけとして寄ってみることにしました。
ガイドボ－ドによると，昭和4 年(1,929 年)に華頂博信侯爵邸として建てられたもので，神奈川県内にある
戦前の洋風住宅建築としては最大規模の建築物だそうです。
裏には，フランス式庭園があり，春の様々の花がカラフルでした。
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| 旧華頂宮邸 |
浄明寺バス停から鎌倉行きのバスに乗り，次の拝観地 鎌倉五山第三位の寿福寺へ向かいます。
日曜日でお天気も良かったので，鎌倉八幡宮への花見の行楽客で大混雑で渋滞です。
途中，八幡宮前で下車。 地図を片手に15分ほど歩きJR 横須賀線の踏切を渡るとすぐ，風致地区に寿福寺
の総門がありました。
総門をくぐって，森閑とした参道を行くと中門に着きます。
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| 寿福寺の総門から中門への参道を眺める |
残念ながら中門から内側の境内は一般公開されていなかったので，外からの拝観で終わりました。
境内裏手の墓地の奥にある「やぐら」には，北条政子と源実朝の墓と伝えられる五輪塔を見学して本日の古寺
巡礼は打ち止めとしました。
この「やぐら」は，当時の鎌倉地方特有の横穴式墓所とのことです。
今日は，すばらしい桜の花見を堪能でき満足です。
この鎌倉地区には，まだまだ多くの古寺名刹があるようなので，またの機会に是非訪れたいと思っています。
尚，本日拝観した寺院についての詳細や写真集は，以下のPicture をご覧になって下さい。
picture Pilgrimage to old temples. / 「鎌倉・古寺巡礼(1)(1/3)--稲荷山 浄妙寺--」
Picture Pilgrimage to old temples. / 「鎌倉・古寺巡礼(1)(2/3)--功臣山 報国寺--」
Picture Pilgrimage to old temples. / 「鎌倉・古寺巡礼(1)(3/3)--亀谷山 寿福寺--」
Picture Pilgrimage to old temples. / 「鎌倉・古寺巡礼(1)まとめ--浄妙寺・報国寺・寿福寺--」
(Passwordが必要です)
長寿寺を出て鎌倉街道を歩き，JR 横須賀線の踏切を渡ってすぐ左手の奥まった所に浄智寺はあります。
正面に外門が佇んでいます。 扁額には左から読んで「寶所在近」と書かれています。
「ほうしょざいきん」と読むそうで，「宝のある所が，近くに在りますよ」，転じて「立派なお坊さんになるために努力
しなさい」という意味だそうだ。
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| 「寶所在近」の扁額がかかった浄智寺の外門・石段の参道を眺める |
杉の木立に囲まれた苔むした鎌倉石の石段を歩いていると，山寺のような森閑とした風情を感じます。
この参道を登って拝観受付所で，拝観料 \200 を支払って境内へ。
境内の正面に三門があります。 唐風の何ともエキゾチックな趣きです。
三門の扁額には，「三居幽勝」と書かれています。
「さんきょゆうしょう」と読むそうで，「山の住まいは，優れているところ，つまり，いいところですよ」という意味だ
そうです。
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| 「三居幽勝」の扁額がある鐘楼門(三門) |
右手には仏殿である曇華殿がります。
ここでは，左から順に阿弥陀如来，釈迦如来，弥勒如来の三体から成る「三世仏坐像」にお目にかかれます。
それぞれ，過去，現在，未来を表すそうです。
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| 曇華殿内の三世仏坐像(左から，阿弥陀，釈迦，弥勒の如来坐像) |
不思議に思ったことが一つあります。
「弥勒」とくれば，ごく普通に「菩薩」と云う言葉が出てきます。
この三世仏坐像では，「弥勒菩薩」ではなく「弥勒如来」なのです。
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| 七福神の布袋尊 |
調べてみると仏教では，「菩薩」は,悟りを開く前の修行時代の仏陀のことで，
この菩薩の代表として創造されたのが，次に成仏すると伝えられる弥勒菩薩
だそうです。
また，「如来」は悟りを開いた釈迦を指す名称。
つまり，「弥勒如来」とは，悟りを開いた弥勒菩薩と云う意味かも知れない。
仏教もホント，難しい世界で゛すネ。
ここは，鎌倉観音霊場31番です。
曇華殿の裏にまわると脇に小さな格子戸があり，その格子を通して聖観世音菩薩が
祀られています。
竹林を通って裏手にまわると，洞穴の中に「鎌倉・江ノ島七福神」の一人，布袋尊が祀られています。
とてもユ－モラスな表情でした。
お腹をさするとご利益があるとのことで，小生も触ってきました。
参拝者が皆触っていくので，お腹が黒くなっていました。
さて，どんなご利益があることやら---。
境内には，色々な草木が植わっています。
朱色の花を一杯着けた，初めて見る木がありました。
後から調べてみたら，「ミツマタ(三又)」の一種「赤花ミツマタ」とのこと。
ミツマタと云えば和紙の原料というイメ－ジですが，庭木にもなるのですネェ。
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| 境内に咲く満開の赤花ミツマタ(三又) |
これで，本日の古寺巡礼を終え北鎌倉駅へ向かいました。
4つのお寺を巡礼したので良きウォ－キングになりましたが，少々疲れました。
Picture Pilgrimage to old temples. / 「北鎌倉・古寺巡礼 --金宝山 浄智寺--」
円応寺を出て鎌倉街道を北鎌倉駅方面に向け2～3分歩くと，長寿寺がありました。
ここでも，急な階段を上がると山門があります。
山門前の「足利尊氏ゆかの寺」と書かれた看板が，人目をひいていました。
受付で\300 の拝観料を支払い「宝亀山 長寿寺」のパンフレットを貰い境内へ。
正面に本堂があり，その玄関に入ると当寺の住職夫妻(?)が迎えてくれて拝観順路説明して下さった。
随分，サ－ビス精神が旺盛だなぁと思いました。
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| 長寿寺 山門 |
このお寺では，一眼レフカメラでの撮影は禁止。
しかし，コンパクトカメラによる撮影は可とのこと。
海外の世界遺産等を見学しても，おおむね写真撮影ばどこもOKですが，日本では撮影禁止のところが多く
思います。
せっかく，文化遺産を見学に来て，思い出として写真に残したいのは，ビジタ－として素直な心ではないで
しょうか ?
勿論，写真撮影のために三脚を立てて訪問客の見学の邪魔になるようでは，マナ－違反と言わざるをえない
でしょう。
そういう意味で，このお寺はビジタ－に良心的なお寺でした。
本堂の畳敷きのお部屋に入り仏殿で参拝し，本尊他の仏象を撮らせてもらいました。
そのまま，隣りの書院へ移り，部屋に敷かれた絨毯の上に座り，白砂に石が配置された美しい石庭を心静かに
眺めました。
書院を出て，境内を散策していると山際の岩肌を四角くくりぬいて造られたお墓がありました。
足利尊氏の遺髪を埋葬したお墓とのことである。
室町幕府の初代将軍のお墓にしては粗末なものだったので以外に思いました。
京都の等寺院に本来の墓所があるのかも知れませんが。
境内の道端には薄紫色の「しょかつさい(諸葛菜)」の花が，又中庭ではピンク色の早咲きの「ツツジ」が満開
でした。
Picture Pilgrimage to old temples. / 「北鎌倉・古寺巡礼 --宝亀山 長寿寺--」
続く Diary.archive / No.138-04.09 / 「北鎌倉・古寺巡礼(4/4)--浄智寺--」
建長寺を出て歩いて1～2 分，鎌倉街道沿いの建長寺の斜め向かいに円応寺はありました。
急な階段を上がると山門です。
受付で\300 の拝観料を払って「新居山 円応寺」のパンフレットを貰い境内に入りました。
向かって正面に本堂，その手前右手に鐘楼があるだけの，こじんまりとしたお寺でした。
この鐘楼には，なぜか釣鐘は吊るされてなかつたです。
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| 円応寺山門から眺めた本堂 |
しばし，パンフレットに目を通して本堂に入りました。
方三間ほどのお堂の内部の奥中央には閻魔大王様が安置され，左右に当寺の開山とされる智覚禅師坐像
や十王像という10 体の坐像が睨みをきかして鎮座していました。
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| 本堂の閻魔大王坐像 |
このお堂は閻魔堂，十王堂とも呼ばれています。
十王とは，亡者が冥界において出会う十人の王様のことで，亡者の生前の行いを取り調べる，云わばこわ～い
裁判官なのです。
幼少の頃，母親から「嘘をつくと，閻魔様から舌を抜かれるヨ !」と脅かされたことを思い出しました。
それが，この閻魔様なんだと思いました。
と云うことは，昔からこの仏教思想が一般に浸透していたのかも知れない。
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| 鎌倉街道沿いの瀟洒なカフェ－ |
約20 分ほどで拝観を終え，円応寺を後にしました。
次の拝観地，長寿寺へ向かう鎌倉街道沿いには，行楽客をあてにした小奇麗なカフェ－や土産物店が並んで
いました。
Picture Pilgrimage to old temples / 「北鎌倉・古寺巡礼 --新居山 円応寺-- 」
続く Diary Archive / No.137-2009.04.05 / 「北鎌倉・古寺巡礼(3/4)--長寿寺--」
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