昨夜6:30分からスタ−トする第67回 忍杯 麻雀大会への出席に合わせて,草津から帰浜しました。
勿論,麻雀は久し振りです。
定刻の15分前に会場である割烹・忍さんへ到着。
メンバ−である常連さんは,ママが用意してくれた様々の盛り合わせ料理をつまみながら給油中でした。
ゲ−ムは,従来通り半荘4回の総得点で優劣を決めます。
各半荘は，1時間の制限時間付きです。
半荘2回終ったところで30分の休憩があり,更に給油したり,美味しいソ-メンをよばれたりしました。
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| 半荘2回終了後の休憩風景 |
第1ラウンドは▲6でしたが,以降は順調に勝利して何と3 回目の優勝を果たしました。
集計結果は以下の通りです。
表彰式で優勝賞金をいただき,最後は優勝カップに注がれたビ-ルの一気飲みの儀式です。
画像をクリツクすると大画面でご覧になれます
さすがに寄る年波には勝てません。
そんなことで，飲み干すのに準優勝者と第3位入賞者のご協力を仰ぎました。
こうして,楽しい今宵も更けていきましたです。
朝起きて毎日新聞朝刊の「滋賀」欄を見ていたら，「猛暑に耐え ソバ満開」のタイトルで写真入りの記事が
ありました。
ソバ畑のある場所は，この5月に琵琶一(琵琶湖一周サイクリング)で通過した長浜市高月町の田園地帯
です。
ソバ大好きの小生，その実が採れる植物としてのソバは今まで見たことがありません。
ソバ，しかも満開のソバを見たくなったので現地を訪れることにしました。
思い立ったら即決です。
このフツトワ−クの良さは，年金生活者の暇人であるからでしょうか。
草津駅から新快速列車で米原駅へ。
ここから北陸本線のロ−カル列車でJR 高月駅で下車です。
米原駅での接続が悪かったので草津駅から約1 時間半かかりました。
高月駅の観光案内所で貰った観光パンフの地図を見ながら現地まで歩いて行きました。
とにかく，正面に見える小谷山と高時川が目安です。
橋を渡って川と小谷山の間の田園地帯にソバ畑があるはずです。
とても長閑で，村の中を通る街道には人っ子一人，人影はありません。
時折り，車が走り過ぎていくだけです。
15分程して高時川に着きました。
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| 高時川に架かる阿弥陀橋(長浜市高月町)から上流を眺める |
この川に架かる阿弥陀橋を渡ると右手の田園一面が真っ白でした。
新聞に載っていたあの風景が眼前に広がっています。
来年の大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の浅井三姉妹の父，長政の居城だった小谷山(標高 495m)
も背後に見えます。
初めて見るソバの花です。 小さな白い花が咲き誇り，雪で薄化粧したような光景を見せていました。
画像をクリックして大画面でご覧下さい
白い花だけではありません。
ソバ畑の農道の道端や石垣には，紅白のコスモスや赤，紫，黄色の草花もソバに負けじと満開でした。
この町に来て初めて知ったのですが，パンフレットに依ると高月町は観音さまの里として，数多くの優れた
観音さまを今に伝えているのだそうです。
高月のそれぞれの集落には必ずお寺が一つあって観音さまが祀られてきたとのことです。
渡願寺(どうがんじ)観音堂(向源寺)の観音さまは国宝に指定されていて，国内に七体ある国宝十一面
観音の中で，最も美しいとされているとのことでしたので，見過ごして帰るわけにはいきません。
と云うことで，案内の道標に従って向源寺へ向かいました。
向源寺については，詳しくは下記のPicture をクリックしてご覧下さい。
 Picture / Pilgrimage to old temples / 「慈雲山 向願寺」
雨が降った後は，ここ数日一転して突然変異のように爽やかな日が続いています。
季節はようやく秋に転じたのでしょう。
そんな空気に誘われて愛車で草津市中へ繰り出しました。
近くの小学校では秋の運動会が行われているのでしょう。
スピ−カ−からの音声と共に子供達の声が一緒に聞こえてきます。
散髪屋さんに寄ってから，近くにある草津宿街道交流館と史跡草津宿本陣を見学しました。
草津市民として，草津の歴史の一端を知りたくて一度は見ておきたかったからです。
先ずは，草津宿街道交流館です。
江戸時代に宿場町として発展する以前の草津の歴史の一端が紹介されていました。
近年収集された豊臣秀吉，織田信孝，福島正則などの古文書と，市内の発掘調査から，青地城跡，山田城跡
などの関連遺跡の出土品が公開展示されていました。
又，多数の歌川広重の「東海道五十三次」の版画も展示されていて，当時の草津宿の様子が良くわかり
ました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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歌川広重画
保永堂版
天保年間(1833年)
草津市教育委員会
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葛飾北斎画
伊勢利版
中神コレクション |
歌川広重画
蔦吉版
嘉永年間
(1848~54年)
中神コレクション |
歌川広重画
江崎屋版
天保後期
中神コレクション |
歌川広重画
有田屋版
弘化年間
(1844~48年)
中神コレクション |
| 東海道五十三次 草津 |
そして，交流館の近くにありました史跡 草津宿本陣を見学です。
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| 史跡 旧東海道 旧草津宿本陣 |
本陣とは，江戸時代以降の宿場で大名や旗本，幕府役人、勅使，宮、門跡などが使用した宿舎の名称
なのです。
原則として一般の者を泊めることは許されておらず、営業的な意味での「宿屋の一種」とはいえないとの
ことです。
この草津宿は，本陣を頂点にさまざまな宿泊施設が集まっていた宿場です。
本陣二軒，脇本陣二軒，旅籠屋(はたごや)は七十軒余も有り賑わいをみせていたとのことです。
この本陣は，「田中七左衛門本陣」の建物跡です。
その宿帳である「大福帳」には，浅野内匠頭，吉良上野介などの参勤交代の諸藩の殿様や皇女和宮，はては
新撰組の土方歳三などの歴史上重要な人物の名が多く残っていました。
この近くには，様々の史跡がありました。
その一つは，石製の大きな常夜燈、「追分け道標」が立っています。
ここは，東海道と中山道の分 岐、合流の地であったのです。
又，分岐点の右手の公民館の前には、明治時代のポスト（今も現役）があります。
今も使われているとのことで，ビックリです。
更に，分岐点の「追分け道標」の反対側には高札場がありました。
解説によれば、番所からのさまざまな通達が出されるたびに高札が掲げられたとのことです。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
以上のように，草津はなかなかの歴史深い街なのがよくわかりました。
路線バスのバス停「法華寺前」からすぐ近くに海龍王寺はありました。
通りから山門までの参道は細くて真っずぐで，右手には朽ちた土塀が続き，両脇からは雪柳，サルスベリ
或いは萩のような木々が参道に覆いかぶさるように伸びていました。
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| 通りから参道に続く山門を眺める |
山門から境内に入って少し歩くと，すぐ右手に本堂，正面に西金堂があります。
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| 海龍王寺・本堂(江戸時代) |
境内に入ってみて分かったことですが，境内は思ったよりもこじんまりしていて，この二棟が主たる建造物
のようでした。
参拝客は，小生一人だけでした。
先ずは，本堂の階段を上って内部を拝観です。
薄暗い正面に厨子(ずし)があり，斗帳(とばり)が少し開いていて厨子内を覗けるようになっています。
(注)厨子⇒仏像，舎利，経巻を安置する仏具。
斗帳⇒神仏を安置した厨子の前などにかける小さなとばり。
普段はお姿を拝観出来ない本尊の十一面観音菩薩立像でした。
確かに，本体の顔以外に頭上に十一の顔を持つ菩薩でした。
西金堂は，決して名前ほどに立派で大きな建物ではありませんが，鎌倉時代に大修理されたものの奈良
時代に建立されたものである。
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| 西金堂(重文・天平時代) |
この内部には，高さ4 mほどの精巧に作られたミニチュア模型のような国宝・五重小塔
が安置されていました。
お寺のパンフレットの「海龍王寺の縁起」によると，この五重小塔を戒壇とした受戒の儀式
に使われていたと伝えられています。
(注)戒壇⇒戒律を授ける儀式を行うために設けた特定の壇。
他に見るべきところも無かったので，お寺を出て次の拝観地，西大寺に向かいます。
バス停の時刻表を見るとバスは出たばかりで，30分程の待ち時間がありましたので近くのカフェ−へ。
時刻は午後3 時を過ぎていますが，昼食もとっていません。
喉が渇いたので，とりあえず乾き物のおつまみでビ−ルで喉を潤しました。
Picture / Pilgrimage to old temples / 「平城遷都1300年祭 海龍王寺」
続く Diary / No.300−2010.09.20 / 平城宮跡と周辺寺院散策(4/4)−西大寺−
平城宮跡の東院庭園で雨宿りをしていたが，通り雨だったので雨もすぐに止みました。
ここから地図を片手に法華寺へ向かいました。
5分ほど歩くと，田舎風の住宅が立ち並ぶ法華寺町にお寺はありました。
「青丹よし奈良の都は咲く花の
匂ふがごとく今盛りなり」(万葉集)
このように，平城宮を中心に華やかな文化が展開された天平時代は，政治と宗教が一体となって国内統一
が行われるようになった時代でもあります。
この中枢にいた聖武天皇が東大寺を総国分寺としたのに対して，その妃である光明皇后が女人のための
総国分尼寺として建立したのが法華寺です。
東門の受付で拝観料を収めて境内へ。
名勝庭園があるとのことでしたが，別料金で花も咲いていないとのことでしたのでこちらの拝観は止めに
しました。
それにしても拝観料が高いのにはビックリで〜す。 門跡寺院からでしょうか？
光明皇后さんのご慈悲で，是非 年金者料金を設定してほしいものです。
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| 法華寺・東門 |
本堂内には，文化財である多くの仏像がありました。
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| 本堂(重要文化財/寄棟造・本瓦葺/慶長6年(1,601年)再建) |
このお寺の本尊は，国宝 十一面観音立像です。
光明皇后の姿をうつしたものと伝えられています。
残念ながら，秘仏のため特別開帳時期では無かったので拝観できなかったですが，その分身である十一面
観音立像を拝ませていただきました。
拝観料が高いのに堂内では仏像の写真も撮らせてもらえなかったのが残念です。
物見雄山の者にとっては，思っていた程のお寺ではありませんでした。
もう少し詳しくは，下記のPicture をご覧下さい。
Picture / Pilgrimage to old temples / 「総国分尼寺 法華寺」
この後，お隣にある海龍王寺へ移動しました。
続く Diary / No.299−2010.09.16 / 平城宮跡と周辺寺院散策(3/4)−海龍王寺−
連日の残暑も少しばかり陰りが出て西日本もカラリとした陽気になりそうとのことでしたので，昨日
(9/14日)は満を持して久しぶりの物見雄山(ものみゆさん)に出かけました。
物見の場所は，平城遷都1300年祭が行われている会場の一つ，平城宮跡であり，遊山の場所は，平城
宮跡の近くにある法華時，海龍王寺と西大寺です。
平城宮跡だけの物見だけでは時間が余りもったいないので，遊山の三寺をセットにしただけです。
朝早く，と言っても7 時半頃ですが，バックパックで自宅を出発です。
JR京都線での人身事故により思いがけず列車がストップし，約一時間程ロス。
京都駅から近鉄京都線で西大寺駅に着いたのは，10 時頃でしたでしょうか。
駅に着くと，平城遷都1300年祭・平城宮跡行きシャトルバス乗場の案内板がタイミング良く目にとまり
ました。
何と無料シャトルバスでして，何となく得をしたような気がしましたです。
勿論，乗客は小生と同類項の老若男女が多かったですワ。
5分ほどすると，広大な空間に朱色が鮮やかな建物が南北に距離を置いて堂々たる威容をあらわして
います。
復元された，平城宮の大極殿(だいごくでん)と朱雀門(すざくもん)でした。
平城宮跡ガイドMAPは，以下をクリックして下さい。
http://www.1300.jp/about/what/public/guidebook2/documents/4-5.pdf
エントランス広場では，平城遷都1300 年祭のマスコットキャラクタ−「せんとくん」も歓迎してくれています。
先ずは，物見の前に平城京，平城宮等々についての歴史や背景についての知識をインプットするために
平城京歴史館へ。
中国大陸・朝鮮半島との交流と，そこから発展した日本の国づくりの原点を教えてもらえました。
ここでは，原寸大に復元された遣唐使船も展示されていました。
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| 遣唐使船の実寸大復元模型(全長30m/幅最大10m/マストを含めた高さ15m) |
次いで，平城宮の正門だった朱雀門へ。
当時，この前では外国使節の送迎やら大勢の人達による歌垣などが行われ，又正月の天皇による新年の
お祝いも行われたそうです。
(注)歌垣(うたがき) ⇒ 貴族や帰化氏族の老若男女が集会し，互いに求愛詩歌を掛け合わせて遊んだ
宮廷芸能の一つ。
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| 朱雀大路側から眺めた朱雀門 |
朱雀門は都の中心を走る大通り，朱雀大路の起点でもあったようです。
朱雀門の真直ぐ北には，大極殿が威風堂々と復元されています。
この間の平城宮跡の敷地内を朱雀門と平行して近鉄奈良線が走っていて，古代と現代が仲良く共存して
いました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
とにかく跡地は広いので，簡易交通手段として無料のハ−トフル・トラムとハ−トフル・カ−トが運行されて
います。
大極殿(だいごくでん)(第1 次大極殿)近くまでこのトラムに乗りました。
曇り空で暑さに陰りは出ていますが，それでも30℃くらいはあるでしょうか。
やはり，歩くと汗がしたたり落ちてきます。
大極殿は，朱雀門の真北約800m に堂々とそびえています。
大きさは，W×D×H ＝44m × 20m × 27m。
直径70cm の朱色の柱44本，屋根瓦9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿です。
当時，天皇の即位式や外国使節との謁見など，国の最も重要な儀式のために使われたようです。
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| 復元された大極殿(第1次大極殿) |
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| 様々の角度から眺めた大極殿と当時の衣装(貸し衣装)をまとった見学者 |
大極殿内には，高御座(たかみくら)の実物大模型が展示されています。
高御座は，天皇が儀式の際に着座した玉座です。
大極殿の内壁，高さ約7mのところに，高松塚古墳やキトラ古墳にも見られる東西南北を司る四神，
「青龍(せいりゅう)」「白虎(びゃっこ)」「朱雀(すざく)」「玄武(げんぶ)」の絵が描かれ，四神以外にも，
十二支の動物が描かれ，全面が絵で埋め尽くされていました。
続いて，平城宮跡の最後の訪問地，東院庭園(とういんていえん)へ。
平城宮の東張り出し部の南東隅にある庭園跡です。
大極殿から畑のような草地の跡地の中を歩いて10分ほどかかりました。
ここでは，発掘調査の成果に基づき，庭園内の建物，苑池(えんち)や橋，植物に至るまで，奈良時代の庭園
を復元展示されていました。
(注)苑池 ⇒ 日本庭園のこと。
宇治の平等院の庭園を小型にしたような庭園で，すばらしかったです。
平城宮跡についてもっと詳しくは，下記のPicture をご覧下さい。
Picture / Pilgrimage to old temples / 平城遷都1,300年祭・平城宮跡
とにかく，1,300年前のこの地に栄えた古の都，平城京，そして平城宮跡の姿を少しでも想い描くことが
できて良かったです。
又，大陸との命がけの交流から学び，日本の国家としての最初の仕組や制度を定め統治しょうとしたこの
時代の統治者の意欲に深い感銘を受けました。
そんなことで，当時も政治の世界で権力闘争があったのかも知れませんが，現在の混乱する政治の世界
が，まっこと，異様に見えてくる始末です。
庭園を見物中に通り雨がありました。
しばらく，ここで雨宿りをしてから地図を片手に，ここから近くにあるという法華時へ向かいました。
続く Diary / No.298−2010.09.16 / 平城宮跡と周辺寺院散策(2/4)−法華寺−
今日，世論の注目を浴びた民主代表選が行われました。
小生は，気になっていたのですが，予定通り「平城遷都1,300年祭」の平城京跡の見学に出かけました。
帰りのJR京都駅のキヨスクで売っていた夕刊フジでその結果を知りました。
トップ紙面にデカデカと「菅首相続投 小沢完敗」と報道されていました。
てっきり接戦と予想されていましたが，予想外の結果ですネ。
最後まで旗色を鮮明にしなかった議員さんの大部分が菅さんに投票したのでしょう。
議員票でも逆転勝利です。
やはり，世論の大勢に押された結果に終りハッピ−でした。
国民が，一か八かのカケではなく安定を求めていた結果でしょう。
これからが大変です。
両陣営とも選挙が終われば「挙党一致」と言っているが，そんなことができるわけないでしょう。
この1週間，ガチンコ勝負，誹謗中傷の権力闘争だったじゃん。
又，選挙が終わったらノ−サイドと強調するけれど，役員人事などでのパワ−ゲ−ムの始まりやん。
サッカ−やラグビ−のようなスポ−ツと違って政治の世界でノ−サイドと言うようなキレイごとはある訳
ないでしょ。
2〜3日後の組閣人事で明らかになるでしょうね。
選挙後の議員さんのお疲れさん会を見ても両派一緒にやってへんやん。
小沢系，菅系に分かれて仲良しグル−プでやっているのを見たら歴然としていますよネ。
何もむきになって云うわけじゃないけど，「挙党一致」とは，党としてそうあって欲しいという願望でしか
なく，議員さんの選挙後の一種の流行語でしょう。
実際は，心とは裏腹の倒立虚像のなにものでもないのである。
言いたいことは，菅さんは完勝したのだから，自信を持って自分の政治思想を貫くことである。
決して，マスコミに惑わされないように。
何人にも，「間違い」というものはあるものさ。
そんな時は，軌道修正しながらやれば良いんじゃないの。
さて，皆さんは，いかように考えますか。
朝，自宅の裏側に広がる田園の方で音がするので窓から覗いて見たら，稲刈り中の農機具，コンバイン
からの音でした。
と云うことで，稲刈りの見学をさせていただきました。
田んぼによって異なりますが，すでに黄金色になっている田んぼもあります。
先日の台風9号の影響でしょうか，稲が少しなびき気味の田んぼも見られました。
稲刈り中の農家の人に聞いてみると，稲刈りは基本的には稲穂の茎のほぼ2/3が黄金色になり，田んぼ
全体の約2/3が黄金色になった頃に行うとのことでした。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
稲刈りと言えば，昔は家族総出の数日がかりの手作業の農作業で重労働でした。
小生の母親の里が稲作農家だったこともあり，若いころにお手伝いをしたことがあるのでよく覚えています。
今では，稲刈りの作業もコンバインの登場で自動化され，ずいぶん楽になったものですネ。
このコンバインと云う農機具は，稲刈りから脱穀まで全て行います。
脱穀された籾はコンバイン内のタンクに収納され，一杯になるとコンバインに付属のオ−ガと呼ばれる煙突
みたいな排出装置から，待機している運搬用車両に移されます。
ちなみに，この田んぼで収穫されている米の品種は「きぬひかり」とのことでした。
「こしひかり」の血を受け継ぎ，炊き上がりは絹のように光っているので名付けられたそうで，滋賀県では
作付面積が多いそうです。
これも農家の方の話ですが，脱穀された籾は水分が多いので，この後直ちに専用の穀物乾燥機にかけて
乾燥されるとのことでした。
それにしても，稲刈りをしている農家の方は，ほとんどがお年寄りのようでした。
そういえば，7日の毎日新聞夕刊は農林水産省が同日に発表した2,010年の農林業センサス(速報値)を
報道していました。
それによると，農業就業人口が更に減少し就業人口の平均年齢は65.8歳になったとのことでした。
その実態を現場で見たような気がしました。
政府として，これらの傾向に何とか歯止めをかける施策を
うたないと日本の農業は壊滅してしまいそうです。
我家の台所の米櫃に新米の近江米の「きぬひかり」が入る
のはいつ頃になるのでしょうか。
楽しみにしています。
English Weekly Topics / No.115−Sep12.2010
/ The harvest of rice
9/9日に鎌倉でのゴルフに出るため前々日から横浜の自宅に帰っていました。
横浜に置いてきたクラブで練習をしておきたいからです。
又，台風9号が日本海を北上し列島に上陸する恐れがありましたが，まさかそれでゴルフが中止になることは
あり得ないと思っていたからです。
ところが，8日朝のTVの台風情報によると，正午頃に福井県の敦賀市あたりから上陸し東海地方や関東
南部を通過するとの予報で，予期せぬ事態になってきたのです。
そして，まもなくしてゴルフの主催者からも，ゴルフの中止の連絡があったのです。
ここ横浜地方も朝から降りだした雨は，午後からは土砂降りの雨に変わりました。
連日続いた真夏日，熱帯夜，猛暑日，酷暑，残暑はまるでウソみたいです。
気象庁によるとこの台風は，夕方前には静岡あたりで熱帯性低気圧に変わったとのことです。
NHKニュ−スは，台風が各地で記録的な豪雨をもたらし，今後も警戒するようしきりに報じていました。
夕方には雨も止んだので，愛犬マックの散歩に出かけましたが，風はあるもののこれまたウソのように涼し
いのです。
とにかく，約1ケ月振りの雨で連日続いた残暑も一息ついた格好です。
今日9日は，朝から曇り空です。
ゴルフはできたのに，ホントにっくき台風ですネ。
それより草津の自宅が心配でしたが，帰ってみると家は飛んでいず，少ない庭木も倒れていなかったので
ホッとしました。
やはり今年は異常気象なんでしょうか。
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