広報くさつ(KUSATSU)によると，今年，草津市は市制60周年を迎えます。
そして，草津の一大イベントであり，春の風物詩として定着している「草津宿場まつり」は
今年で46回目を迎え，これを記念して大々的に開催されるとのことです。
拙者，草津に移住して4年目を迎えますが，未だ「草津宿場まつり」を見たことがないので
朝からの見物となりました。
江戸時代，東海道と中山道の二つの街道が分岐する草津は東海道五十三次の52番目の
宿場町として栄えました。
その賑わいを再現したのが「草津宿場まつり」なんです。
朝からJR草津駅東口側はおまつり気分を演出する白い天幕や「草津宿場まつり」の幟旗
がひるがえっています。
JR草津駅東口付近 |
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まつりのテ−マは「東海道，中山道出会いの街」です。
まつりのメインストリ−トとなる宿場街道ゾ−ンに向かいました。
東海道と中山道の分岐点にある追分道標 |
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旧東海道と旧中仙道の分岐点付近に着きました。
この辺りはかっての草津宿のほぼ中心地。
火袋付き石造りの追分道標が立っています。
東海道と中山道を往来する旅人の道しるべだったので
しょう。
かっての名残をとどめていました。
「右 東海道いせみち 左 中仙道美のぢ」と彫られて
います。
「いせみち」は伊勢路，「美のぢ」は美濃路のことです。
更に進むとまつりの見物客で賑わってきます。
かっての草津宿本陣がありました。
多くの旅籠が軒を並べた草津宿にあった公家・大名などが休泊した施設です。
街角パフォ−マンスです。
まつりを盛り上げる派手な化粧と奇抜な衣装のチンドン屋の一行が太鼓をたたきながら練り
歩いてきました。
外人さんもメンバ−に混じっています。
拙者の写真に写ってくれました。
いよいよ，まつりの本番です。
AM10:45頃にパレ−ドが始まりました。
湖南広域消防局 消防音楽隊 |
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玉川高校吹奏楽部 |
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AQUA |
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あいまに，浄土宗布薩山 常善寺を特別拝観しました。
「草津宿場まつり」に合わせて，重文の本尊阿弥陀如来坐像及び両脇侍像を特別公開していま
した。
こんなところに，こんなお寺があるとは知りませんでした。
「常善寺略縁起」によると，735年(天平7年)，良弁僧正開基と伝え，草津宿では最古の名刹
とのことです。
住職夫妻でしょうか，丁寧にガイドして下さいました。
画像をクリックすると大画面でごらんになれます
草津の地酒「道潅」こと太田酒造が酒蔵を開放していたので見学。
酒蔵に入ると純米酒の振舞い酒をよばれました。
とてもティスティ−だったのでつい御代りまでしてしまいました。
やっぱ お酒 好きやねん!
外に出ると蔵の前で新酒の利き酒をしていたので参加。
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| 利き酒会 |
お土産の清酒「道潅」(3年熟成 甘口仕込) |
目隠しされた3種のお酒を試飲し，どれが吟醸酒，純米酒，醸造酒かを当てるのです。
帰りにはお土産に清酒「道潅」までいただきました。
さすがに，江戸城築城の太田道潅を祖先にもつ太田酒造，気前が良いですね。
昼時になると街道もごった返してきました。
あちこちでパフォ−マンスが極値に達し賑やかです。
巡回中の草津宿場まつり実行委員長(?)こと橋川草津市長にも写ってもらいました。
街角パフォ−マンス |
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 街角パフォ−マンス |
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巡回中の橋川草津市長(左) |
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いよいよメインイベントの草津時代行列の登場です。
朝日新聞報道班の若い女性も大きな望遠カメラを持って張り切っています。
今年入社の新人で東京からこちらに赴任して4日目だそうです。
さすがに，拙者と同じ絶好の撮影スポットで行列を待っています。
先頭列がやってきました。
時代行列は，篤姫や皇女・和宮が草津宿を経て徳川家に嫁いだ輿入れ行列を再現。
市民約150人が江戸時代の艶やかな衣装に身を包み，3時間にわたり街中を練り歩きました。
先頭は篤姫の「天璋院篤姫大奥輿入れ道中」です。
乗り物は武家の権威を示す「御駕籠」です。
「山車」に乗った徳川13代将軍家定と篤姫 |
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
続いて，和宮の「皇女和宮徳川家茂公御降嫁行粧列」です。
乗り物は皇族のみ乗車を許された「葱花輦」と行列最後尾の唐破風「牛車」です。
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和宮は，仁孝天皇の第8皇女。 朝廷と幕府の融和を図るために意図された「公武合体政策」
のもと，第14代将軍・徳川家茂に降嫁した。
従って，篤姫と和宮は，嫁と姑の関係になります。
二人は，徳川家に輿入れの際に，ここ草津宿本陣にてご休憩されたのです。
この時代行列を見ていると，京都の時代祭を想起します。
時代祭より小ぶりですが，行列の衣装や装置は時代祭に見劣りはしません。
立派なものでした。
拙者は，最後にもう一つのイベントゾ−ンである天井川ゾ−ンへ。
天井川であった旧草津川の河川敷に設けられた特設ステ−ジでは，草津で活躍している団体が
パフォ−マンスを披露することになっています。
ただ今，玉川高校吹奏楽部が演奏中でした。
ここでは能楽「草津薪能(たきぎのう)の夕べ」も催される予定です。
天井川ゾ−ンの特設ステ−ジでのパフォ−マンス |
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いやあ，実に盛りだくさんの内容の「草津宿場まつり」でした。
時刻は既に13時を過ぎています。
歩き疲れ，お腹もすいたのでレストランへ向かいました。
さて，何を食べようか。
English Weekly Topics / No.214−Apr 27,2014 /
“The 46th KUSATSU STUKUBA Festival”
関西いこい会メンバ−2人とゴルフを楽しんできました。
2人とは，東大阪に住むKumon-san(以下，K-san)と名古屋からのWada-san
(以下，W-san)です。
ゴルフ場が募集していた優待にK-sanが応募し当選したとのことで，一緒に行かないかと
誘われていました。
何と特典は昼食付きでメンバ−並みのグリ−ンフィ−\ 5,430でお得です。
そのゴルフ場は，滋賀県甲賀市にある双鈴ゴルフクラブ土山コ−スです。
瀬田オ−プンゴルフの時にW-sanに誘ったところ応諾してくれました。
名古屋からは新名神高速道路を使えば1時間半です。
朝からお天気に恵まれた暖かい春の絶好のゴルフ日和です。
AM8:30，JR草津駅東口ロ−タリ−で待っていたら，O-sanがピックアップに来てくれました。
東大阪からここまで1時間で来れたとのことです。
草津田上ICから新名神高速道路に乗り甲賀土山ICで降りて約7Kmでゴルフ場へ。
高速に乗ると速いのですが，高速に乗るまでに時間がかかりました。
ティ−オフ15分前のぎりぎりにゴルフ場に到着。
そそくさとロッカ−で着替えてカ−ト乗降場へ行くと先着のW-sanが待機していました。
Out Course #1 Holeにジャストインタイムで到着。
スィングを数回してAM9:45にティ−オフです。
出だし，打ちおろしの486Yard Par5のロングホ−ルでいきなりトリプルボギ−。
#2 Holeのティ−グラウンドで記念写真。
このゴルフ場はなだらかな丘陵コ−ス。
フェアウェイは広々としています。
しかし，セカンドショットは大小のフェアウェイバンカ−やガ−ドバンカ−，池が待ち受けて
います。
Out #6 hole (370 Yard Par4) |
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Out #9 Holeです。
グリ−ンの後には落ち着いた和風のクラブハウスが周りの風景と調和して素晴らしい眺めを
造り出しています。
Out #9 Hole (394Yard Par4) |
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今日の目標はやはりGross<100です。
最初のホ−ル以降は落ち着きを取り戻し，なんとかOut=49でした。
朝食抜きでしたのでお腹が空いています。
冷たいビ−ルで喉をうるおし，ボリュ−ムのある豚カツ定食でお腹を満たしました。
In Course #10 (Par4) の出だしのHoleでまたまたトリプルボギ−のスタ−ト。
その後気を引き締めて，#12(Par4), #13(Par5)で連続パ−を拾いました。
#15の打ち下ろしのミドルホ−ルです。
広々として爽快な気分になりますね。
In Course #15 Hole (363Yard Par4) |
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#17 Hole (Par3)でダブルスコアの大たたきをしてしまいました。
最終ホ−ルは，このゴルフ場の名物ホ−ルだそうです。
途中，フェアウェイからグリ−ン手前まで大きな池が横たわっているロングホ−ル。
景観はなかなかのものですね。
池がプレッシャ−のかかるハザ−ドとなりましたが，なんとかBoggy。
最終ホ−ルのIn #18 Hole (502Yard Par5) |
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上って見たらIn=49でした。
今シ−ズン3回目にして念願のGross<100 (Gross=98)が達成できました。
初めてのコ−スでしたが上出来でした。
ちなみに，K-sanがGross=99, W-sanは振るわずGross=118でした。
なかなか美しい景観のゴルフ場で爽快にプレ−を満喫できました。
お風呂で汗を流してから，帰りは国道1号でゆっくりと草津へ。
今夜はお二人とも拙宅でゆっくり泊まってもらいました。
拙者は，ここ木之本の湖周道路(県道44号)で二人と別れて一人旅です。
過去2回の琵琶一を経験していますので，行程の道路は承知しているつもりですが，
この賤ケ岳付近の山越えのル−トが今一です。
しばらく直進すると塩津街道(国道8号)とのT字路にぶつかりました。
ちょうど，「湖北サイクルロ−ド」の標識があったので順路に従って国道8号ではなく
「賤ケ岳リフト」方面への旧道を進みます。
いよいよ，最初の坂道になりますが，勾配はそれ程でもなかったです。
トンネル「賤ケ岳隧道」に入りました。
旧道の隧道のためでしょうか，道幅は狭く空気はヒンヤリしています。
照明がなく前方に見えるトンネル出口の明かりが見えるだけです。
往来者は拙者一人だけでしたので薄気味悪かったです。
ここを通過し一気に下ると塩津街道(国道8号)に出ました。
再び旧道の塩津街道に入り，しばらく湖岸沿いを走ります。
時折り，時計回りのサイクリストのグル−プに出くわし挨拶を交わします。
突然，愛車に搭載しているサイクルコンピュ−タ−の調子がおかしくなりました。
スピ−ドを示す数値が異様に変動するのです。
前輪のセンサ−の位置は正常です。
バッテリ−切れかも知れません。
琵琶一の詳細な走行デ−タ−は，あきらめざるをえません。
最北端の奥琵琶湖の入江に来ると，湖上ではディンギ−ヨットのセ−リング風景が見られ
ました。
そう言えば，この辺りはけっこう風が強いです。
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塩津神社前を左折して，しばらく西浅井町の村落を通る湖北サイクルロ−ドを走ります。
塩津神社 |
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湖北サイクルロ−ド(西浅井町) |
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しばらくすると，2回目の上り坂です。
なんとか登り切って岩熊第二トンネルに入ります。
こちらはトンネル内に照明もあり又，左側だけにある歩道も幅広く安全に走れました。
岩熊第二トンネル |
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トンネルを過ぎると一気に下ってからJR永原駅近くを通過。
そして桜で有名な海津大崎です。
既に桜も散り始めていました。
しばらく走ると大崎寺です。
拙者は，長浜市から高島市に入ったことになります。
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海津大崎の桜と愛車(GIANT ESCAPE号) |
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海津大崎にある大崎寺 |
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時刻を見ると15:35でした。
急がねばなりません。
以降，平坦な湖周のサイクルロ−ドとなり気が楽ですが単調です。
マキノサニ−ビ−チ, 近江今津を通過し，16:37に道の駅「しんあさひ風車村」近くに到着。
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道の駅には寄らず道端で小休止。
スポ−ツドリンクで水分補給。人気の無いことを確認し立ち小便。
ここから懸命にペダリングして南下します。
安曇川を渡り近江高島を過ぎ1時間程した17:30に白鬚神社に到着。
湖中に朱塗りの大鳥居が立っています。
琵琶一の時にはサイクリストが必ず見ることになる風景です。
湖周道路を挟んで社殿があります。
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湖上に立つ白鬚神社の大鳥居 |
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白鬚神社の社殿 |
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更に南下し琵琶湖大橋を目指します。
はるか湖上遠くを眺めますが，大橋が見えません。
まだまだなんですね。
そのうち，お腹がすいてきました。
老朽エンジンにも走るためには燃料は欠かせません。
北小松駅を過ぎたところにコンビニがありました。
ホットコ−ヒ−で温かい串刺しのビッグ・フランクフルトにかぶりつきました。
ここから，JR湖西線と平行に走り近江舞子，比良を通過。
この付近の湖岸から待望の琵琶湖大橋が夕闇の中に見えてきました。
目標が見えもう少しだとわかると疲れも吹っ飛んで，俄然力が湧いてきます。
志賀を通過し蓬莱辺りでいよいよフロントランプとテ−ルランプを点灯しました。
一般道では車に認識してもらわないと危険ですからね。
JR和邇，小野駅を通り過ぎて琵琶湖大橋米プラザに到着。
休むことなく一気に琵琶湖大橋を渡りました。
今朝，北陸組と合流した守山の琵琶湖大橋東詰に着いたのがPM8:00近くでした。
若手組は既に草津の拙宅に到着して風呂でも浴びて祝杯をあげているのでしょうか。
一人旅の拙者を心配しているかも知れません。
リタイヤ組のO-sanの携帯に電話し，無事に琵琶湖大橋に着いた旨連絡。
ところが，どうしたことか若手組はまだ到着していないとのことです。
彼等はi-padを持っているので，拙宅への道を迷うはずがないのですが。
ここから自宅までは，30分程で帰れます。
しかしです。
歩行者自転車専用道路の湖岸さざなみ街道は暗くてスピ−ドを出せません。
街道の所々にア−チ型の鋼鉄製車止めもあるのでぶち当たると危険です。
バイクのフロントライトは照明効果があまり良くないですね。
道灯りとして対向車のヘッドライトだけが頼りです。
街灯のない夜道のペダリングは本当に怖かったです。
のろのろ運転で無事自宅に着いたのが20:40分でした。
やっとのことで，琵琶一が完走できた歓喜の一瞬でした。
とにかく，嬉しかったです。
若者3人組も無事到着済みでした。
北陸組は，完走後琵琶湖大橋米プラザから家路に着いたそうです。
我々は交代でお風呂に入って汗を流し体を温めました。
そして，琵琶半(?)のリタイヤ組も含め，皆さんで琵琶一の祝杯です。
乾杯! 乾杯! 乾杯!
冷たいビ−ルがたまらなく美味しかったです。
お後は余韻にひたりながらビ−ル，ワイン，吟醸酒-----。
夜中まで話は尽きませんでした。
尚，拙者と若者3人組との草津(拙宅)到着時間の差が30分程しか違わなかったので彼等に
その理由を聞いてみました。
若者達によると，湖西で外国人2人組と仲良しになり一緒に走ったそうです。
途中，その外国人が2度のパンク。
最初は，若者がチュ−ブを提供して修理してあげたのだが，2度目は，たまたま近くにあった
サイクルショップへ案内して別れたそうです。
その後，若者の方でもパンクが発生。
そんなこんなで，予期せぬ時間を費やしてしまったとのことでした。
ちなみに，拙者の琵琶一の行程は以下の通りでした。
拙者のサイクルコンピュ−タ−が走行中に故障したため，走行デ−タ−は皆無です。
しかし，若者のデ−タ−によると，走行距離＝175 Km±5Km とのことです
前記のル−トラボ(LatLongLab)のシュミレ−ションデ−タ−でも，走行距離＝175.4Kmでした。
約 175Km/day 走ったことになります。
若い人たちの Power に鼓舞されて，3 回目の琵琶一を完走できました。
これが最後の機会だと思って走ったことも完走できた要因の一つでしょう。
これで拙者の琵琶一は打ち止めです。
若い元気モリモリの皆さんに囲まれて，本当に楽しい琵琶一でした。
企画してくれたO-san, チ−ム「Chicken Heart」の皆さん，ありがとう。
又の機会に一緒に走りましょう。
かっての会社の同僚だったO-sanが企画してくれた琵琶湖一周サイクリング「琵琶一」に
皆さんと一緒に参加させていただきました。
皆さんとは，O-sanの現役時代の若い仕事仲間やその友人で未だばりばりの現役である
サイクリストの6人です。
O-sanは現役時代から彼等と自転車チ−ム「Chicken Heart」を結成し，お揃いのサイクル・
ウェアも作っています。
勿論，拙者は皆さんとは初対面です。
この企画は昨年の大阪OB会の忘年会[Diary/No.577−2013.12.19/「今年最後の忘年会」］
の時に持ち上がった話が実行に移されたんです。
拙宅が「琵琶一」のStart/Finishとなります。
そんなことで，加古川からのO-san，静岡からのI-san, 名古屋からのF-sanの3人は拙宅に
前泊です。
他は，早朝にN-sanが輪行で大阪から，Y-sanはAM3:30起きで金沢から車でAM7時前に到着。
いやあ，皆さん若いですね!
そして，残る2人は北陸の石川から車で。
琵琶湖大橋・米プラザに車を停めて，琵琶湖大橋東詰のコンビニで我々と合流することに
なっています。
つまり，今回の「琵琶一」は，総勢8名です。
腰の悪いO-sanと最年長の拙者は，輪行バッグをBackpackに詰めています。
走れるところまで走り，リタイヤに何時でも即応できる体制です。
Chicken-heartですね!
我々6名は，出発の記念写真に納まってからAM7:30にスタ−ト。
今日の近畿地方は快晴ですが，少し肌寒く日中の最高気温は15〜18℃。
拙者は半袖のサイクルウェアにレインウェアを着けました。
湖岸の歩行者自転車専用道路「さざなみ街道」に出るまで先導。
今日は，琵琶湖大橋以北の北湖を反時計回りに一周サイクリングです。
お天気の良い朝の湖岸は，いつも爽やかですね。
約30分程して琵琶湖大橋東詰め交差点に到着。
交差点前のコンビニには，既に北陸からの2名が待機していました。
ここで，皆さん軽い朝食と飲料水を調達後，AM8:50にオ−ルメンバ−でリスタ−ト。
拙者はクロスバイク，皆さんは軽そうな高級ロ−ドバイクです。
どうしてもスピ−ドでかなわない上，彼等は若くて元気モリモリです。
拙者は，平均時速20〜22Km/hをキ−プしながら皆さんに何とか追従。
近江八幡市の長命寺交差点を渡り，西の湖近くの近江平野の広い田園地帯に来ると
猛烈なアゲインストの冷たい風です。
この2月に輪行(Diary / No.589−2014.02.13 /「初めての輪行(1/2)」)で近江八幡→彦根
まで走った時にも経験しました。
対向車の風圧と自然の逆風の風圧のダブルパンチでスピ−ドがガタ落ちしました。
ここを通り抜けるとファミリ−マ−ト白王町店があり，ここで5分間程休憩。
今日はお天気の良い週末のためでしょう，自転車のグル−プとよく出会います。
ここでも，欧米系のサイクリストが休憩中でした。
ここをAM9:50にスタ−ト。
湖岸を走るかぎりアゲインストの風は続きます。
約1時間走って，彦根市の湖岸道路わきに公衆トイレがありました。
ここで，オシッコ・タイムをとりました。
AM10:50過ぎにここを離れ，更に1時間走って長浜市豊公園近くのセブンイレブンで昼食
休憩です。
拙者は，稲荷寿司と日本茶で，デザ−トはプリンでした。
近くに長浜城がくっきりと見えました。
長浜市のセブンイレブン前で昼食 |
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近くに見える長浜城 |
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正午にここを離れ奥琵琶湖へ向かいます。
元気の良い30代の若者5名には彼等のペ−スで先行してもらい，途中我々を待機することは
不要と連絡。
彼等より年増の3名は，マイペ−スで進むことにしました。
何せ，拙者は昭和18年製のエンジンです。
他の2名は，50代のN-sanと腰に不具合を持つ60代のO-sanです。
中古，老朽化したエンジンは，長距離になるとやはり時折り調子をくずします。
待ってもらうのも気の毒ですから。
湖北は湖南より寒いのでしょう。
街道脇の遅咲きの並木の桜が，まだ花を付けていました。
街道は散った花びらの絨毯でした。
1時間走ったので道の駅「湖北みずどりステ−ション」で休憩。
湖北にも春が来ています。
黄色い菜の花が風にそよぎ長閑な田園と里山が広がっていました。
10分程休憩して13:10に3人でリスタ−ト。
先行の若者はどの辺りを走っているのでしょうか?
いよいよ，我々も最初の難所，賤ケ岳へ向かいます。
と言っても，斜度3%, 獲得標高190mです。
その途中，高月町のトンネルを通過します。
段差のある側道は非常に狭く，走っていると壁に触れそうになり，車が通ると物凄い轟音が
して怖いです。
トンネルを通過して木之本近くで，O-sanがペダリングをストップ。
突然，拙者に「ここでリタイアしますわ。」とアナウンス。
聞いてみると，先程のトンネルで側壁に接触して道路上に転び擦過傷を負い，腰の調子も悪い
からとのことです。
同伴者のN-sanも彼に追従し，近くのJR木之本駅から輪行で草津に戻るとのことです。
ここから，戦国時代の浅井氏の山城があった小谷山でしょうか，くっきり見えました。
拙者は疲れているがまだ余力があり，「行けるところまで行きますわ。」と宣言して，
ここから一人旅となりました。
続く Diary / No.608−2014.04.19 / 「3回目の琵琶一(その2/2)」
2月の西伊豆の初セ−リングで今年のヨットシ−ズンの幕開けとなりましたが，
今日は伊東サンライズマリ−ナのヨットクラブの今年初めてのヨットレ−スです。
いつもの通り，函南に住むメンバ−のtamma-sanに熱海駅AM8:15にピックアップ
してもらい伊東サンライズマリナ−へ。
ご覧のように快晴で気温22℃の暖かさです。
伊東サンライズマリ−ナのアイオイ号(手前) (Photo by tamma-san) |
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今日のクル−メンバ−は，Tada Captain以下ゲストを含め10名です。
準備が整って出港です。
 マリ−ナから出港するアイオイ号 (Photo by tamma-san) |
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すでに，他のレ−ス艇は伊東沖でウォ−ミングアップ中です。
出走艇は，全 9艇です。
第1回目のスタ−トを待つ各艇 (Photo by tamma-san) |
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1回目のレ−スは, AM10:30スタ−ト。
コ−スは，初島沖の黄色のブイを反時計回りに折り返すソ−セジコ−ス。
アイオイ号のメインセ−ルが新調され，その効果が期待されます。
セ−ルの上部側に1本，余分にバテンが入っているとか。
ところが，スタ−ト後，海は無風状態なんです。
一向に前に進みません。
逆に潮の影響でしょうか，いつのまにかスタ−トラインの後に逆戻りです。
他のほとんどの艇もスタ−トライン付近であがいています。
1時間程してやっと潮目を越えて風のあるエリアに入り進みだした時に，本部艇が寄ってきて
レ−ス打切りのアナウンス。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
Gaspard2 号
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Sea Platypus 号
(トリマラン)
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讃岐丸
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Son of Bachcus 号
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| 2回目のレ−スを待つ各艇 |
2回目のレ−スは，午前中程でもないがやはり微風の中を12:15スタ−ト。
風向きを考慮して，折り返しのブイは，手石島沖に設定変更されました。
アイオイ号は好スタ−トをきり，しばらくトップを走っていましたが，いつのまにかクラブ
レ−ス最大のライバル，Son of Bachcus 号に抜かれました。
Bachcus 号も黒っぽいセ−ルを新調して張り切っているようです。
アイオイ号はコ−ス取りが悪かったからでしょうか。
しばらく，風の無いエリアに入ってしまったようです。
折返し後のレグでアイオイ号もジェネカ−を揚げ，アイオイ号のシェフことK.K-sanの
好トリミングで微風をつかみ3着でゴ−ル。
ジェネカ−をトリミング中のK.K-san
(Photo by tamma-san)
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レ−ス終了後，いつもの伊豆高原ビ−ルのレストランで成績発表を兼ねてパ−ティ−です。
やはり，この微風の中でもBachcus号はダントツでした。
3位がトリマランのSea Platypus号。
アイオイ号は，残念ながら修正着順で4位に終わりました。
次回は5/25日のフレンドリ−カップですが，メンバ−はスペイン・サイクリング旅行で
不在のため欠場となります。
リベンジしたいですが残念です。
飲み放題のビ−ル，芋焼酎のロック，ワインでほろ酔い加減になったところでお開き。
伊東マリンタウンを後にしました。
いこい会関東支部の2014年箱根オ−プンゴルフが前夜祭を含め4/7〜4/8に開催されました。
4/7(月)は移動日兼前夜祭です。
拙者は，草津から新幹線小田原経由箱根登山鉄道で箱根湯本駅へ移動。
ここで，都心から来た皆さんと合流・ピックアップしてもらい箱根レイクホテルへ。
小田急 箱根レイクホテル |
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ホテルの「湯房MAYUの森」で露天温泉，スチ−ムサウナ，つぼ湯でリラックスした後は，
夕食をとりながらワイワイガヤガヤと賑やかに前夜祭。
明けて，4/8日(火)はホテルの近くの箱根湖畔ゴルフコ−スでコンペ。
ここ数年，このゴルフ場を利用しています。
昨年は，たしか大雨が上ってから霧の中でプレ−したことを思い出します。
今年はお天気予報通り快晴で，日中の気温もは20℃近くになり絶好のゴルフ日和。
拙者は半袖姿です。
「年寄りの冷や水」なんて言われたりしましたが。
第1組が，8:50AM OUTコ−スからスタ−ト。
恒例により，スタ−ト前にティ−・グリ−ンで記念写真。
今回は3組，9人でのコンペです。
拙者，前半のOUTコ−スでGross=48とまずまずです。
何とかTotal Grossで100を切りたいものです。
箱根の大自然に囲まれてのゴルフは最高ですね。
ここでは，富士山は見えませんが，芦の湖が顔をのぞかせる場面もあります。
大涌谷から吹きあげる白い噴煙，その右隣に冠ｹ岳(1409 m)や神山(1438 m)もくっきり
見えます。
箱根湖畔ゴルフコ−ス No.5H (標高782m) [前方は冠ｹ岳や神山などの箱根山] |
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さて，昼食を挟んで後半のInコ−スですが，No.14Hまではボギ−ペ−スだつたのですが，
最後の3ホ−ルで大たたき。
上って見るとIN=52で，念願のGross<100は達成出来ませんでした。断念！！
クラブの温泉に入ってコンペル−ムで表彰式です。
何と何と驚いたことに，拙者が優勝していたのです。
このスコアでは無いと思っていたのでラッキ−でした。
相対的に皆さんのスコアが今一つだったのでしょう。
HDCP様々でした。
加えて，馬券も一人勝ちです。
ということで，２度も表彰の姿が写真に写る栄誉にあずかり，この上ない幸せで一杯でした。
HDCPが多めのメンバ−の皆さん，練習に邁進され大いにこれを利用され表彰の栄誉を
掴んで下さい。
拙者は，優勝によりHDCPが30%OFFになりますが，できるだけ多くコンペに参加してHDCPを
稼ぎたいと思っています。
耳成山，天香具山を踏破し，いよいよ残る一つ，畝傍山へ向かいます。
香具山からのル−トは，以下の通りです。
香具山登山口から街道に出るまで集落の田圃道を歩きます。
黄金色の菜の花畑のあぜ道に春の野草・タンポポも。
ポピュラ−な花ですが，最近ではこういう里山でしか見られなくなりましたね。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
30分程歩いて，本薬師寺跡に案内されました。
街道の左手の桜が満開の民家，水田の中に東西に離れて並んだ2つの土壇があります。
これらが，本薬師寺の本堂，東塔，西塔の跡だそうです。
本薬師寺については，下の写真の説明の通りですが，要約すると
・本薬師寺は，690年(天武9年)天武天皇が皇后(持統天皇)の病気の
治癒を祈願して発願したお寺。
・平城遷都に伴い718(養老2)年に平城京に移る。
・伽藍配置は，本堂の前面に東西2つの塔を配置した薬師寺式。
・考古学的研究から，現在奈良・西の京にある平城京の薬師寺は，藤原京の薬師寺
(本薬師寺)を移築したものではなく，本薬師寺に倣って造営された。
・平安時代中頃まで，両寺は併存した。 |
本堂跡です。
本薬師寺の本堂跡にある民家 |
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民家の庭先にある礎石群 |
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「特別史跡本薬師寺跡」の説明板 |
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東西塔跡です。
東塔跡の土壇(中央) |
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東塔跡の礎石 |
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西塔跡の土壇(中央の水田の中) |
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桜とユキヤナギ(雪柳)が満開でした。
藤原京跡の古跡では，万葉集の歌碑がよく見られます。
ここにも，大伴旅人のこんな歌碑がありました。
「わすれ草 わが紐に付く 香具山の 故りにし里を
忘れむがため」
(大意)
忘れ草を私の紐に付けます。香具山のあたりのあの
懐かしい古里をひとときでも忘れるために。
一行は，近鉄・畝傍御陵前駅を越えて神武天皇陵へ。
玉砂利の参道を行くと正面に鳥居が見えます。
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神武天皇陵は畝傍山の麓にあります。
なんとなく，伊勢神宮や出雲大社の雰囲気ですが，それらよりも小ぶりでした。
円丘で周囲が約100m, 高さ5〜6mの植込みがあり，幅約16mの周濠がめぐらされているとの
ことです。
宮内庁管轄であり，中に入って見学はできません。
古事記，日本書紀の世界ですが，神武天皇は，紀元前600年の元日に橿原宮で即位し，初代
天皇になったとのことです。
大和三山の最後の山，畝傍山の登頂に挑戦します。
三山の中で最も高い山(標高；199m)です。
N.Yamada-sanは疲れたのか，登頂を残念。
若桜友苑に近い勾配の大きな登山道から登ります。
若桜友苑は，戦前の軍国主義が生んだ大戦の犠牲者の英霊を慰める慰霊公苑です。
若桜友苑から眺めた畝傍山 |
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若桜友苑の慰霊碑 |
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さすがに急な勾配の登山道でした。
汗をかきかきフ−フ−言いながら25分かかって登頂。
緩い登山道から登頂した2人と5分後に合流し，大和三山登頂を記念して手を重ねました。
畝傍山頂で休憩する面々 |
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大和三山登頂を記念して |
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畝傍山から眺めた大和平野の橿原市街です。
大きく耳成山が，そのすぐ右手奥に小さく香具山が見えます。
畝火山口神社社殿跡の石碑 |
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頂上には，畝火山口神社社殿跡の石碑。
Ashidaソムリエによると，元々，畝火山口神社は頂上に在り
ましたが，それほど格式も無いのに神武天皇陵や橿原神宮を
見降ろしているとのことで，麓に降ろされたとの由です。
神社の世界も厳しいものがありますね。
下山して，N.Yamada-sanが待つ，近くの橿原考古学研究所
付属博物館へ。
70歳以上は入場無料です。
ソムリエの説明を聞きながら見学させてもらいました。
橿原考古学研究所付属博物館 |
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発掘調査で出土した沢山の実物資料が，旧石器時代〜室町時代までの時代区分で収蔵・展示されています。
拙者が圧巻と思った展示品は，大小の多くの埴輪でした。
初めて実物を見て驚きました。
歴史に興味がある方なら，ここは訪れる価値がありますよ！
これで，今回のイベントは終了です。
歩数計によると，本日の総ウォ−キング距離＝19.3Km でした。
よく歩きました。
脚がガクガクしています。
5月にスペイン・サイクリング旅行を予定していますが，良い足腰強化トレ−ニングに
なりました。
お後は，大和八木駅まで移動して，駅前の居酒屋で祝杯です。
乾杯の冷た〜い生ビ−ル，最高でした。
耳成山から下山し近くの古池近くで満開の桜を愛でてから，10:50AM頃にここを離れて
藤原宮跡へと向かいました。
ウォ−キング・ル−トの続きは以下の通りです。
途中，「産直市場よってって」の大きな看板。
皆さんは昼食用に愛妻弁当をお持ちとのことです。
お弁当の無い拙者は，寄って来て巻き寿司を調達しました。
「醍醐町環濠趾」説明板 |
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Ashidaソムリエが史跡・醍醐町環濠趾に案内してくれ
ました。
醍醐集落には武家屋敷風の敷地の大きな宅地が多く，
長い塀に沿って環濠が見られます。
現在では，その多くがコンクリ−ト水路や暗渠に変わって
いました。
しばらく歩くと，鮮やかな黄色の菜の花畑に来ました。
その向こうの堤には満開の桜が連なっています。
いやあ，すっかり春がお越しになりましたね！
耳成山も綺麗です。
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菜の花畑と桜並木 |
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菜の花を背に記念写真 |
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菜の花と桜と耳成山 |
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続いて，橿原市藤原京資料室に立ち寄りました。
藤原京に関する多くのパネルや展示物があり，特に藤原京の巨大模型で古の藤原京が
一望できます。
藤原京の巨大模型(橿原市藤原京資料室) |
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ここで，藤原京についてです。
・天武天皇後の690年に即位した持統天皇が，飛鳥淨御原宮からかねてより建設中であった藤原京に694年に遷都。
・710年に元明天皇による平城遷都までの16年間の都。
・中国(唐)の都城を参考に造営された日本史上最初で最大の都城。
・大きさは，南北約4.8Km, 東西約5.2Km。
・京の中央に中心施設である藤原宮(約1Km四方)が置かれ，大極殿や朝堂院といった国の
儀式や政治を行う施設，天皇の住居である内裏などがあった。
・藤原宮の主要建築物は礎石建築で，はじめて屋根に瓦を葺いた。
・京には東西南北に張り巡らされた道路により街並みを碁盤目状に区切る条坊制が初めて
敷かれた。
・人口は推定約3万人。
・大和三山がすっぽり藤原京内に入っていた。
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予備知識をインプットした後，すぐ近くの史跡公園になっている藤原宮跡に入りました。
先ずは，藤原宮大極殿跡へ。
こんもりした樹木で覆われた杜のようです。
藤原宮大極殿跡を望む |
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大極殿跡の前で |
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大極殿跡の中心付近 |
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藤原宮跡の中央付近ではこんな風景が。
藤原宮跡と畝傍山を望む |
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藤原宮跡の礎石の上に円柱の赤い柱が置かれています。
付近では，今でも奈良文化財研究所により発掘調査が続けられていました。
ここは，大和三山の絶好の眺望スポットです。
これから訪れる天香具(久)山(標高；152 m)も見えます。
集落の後に在る平べったい山がそうです。
山と言うより丘みたいですね。
橿原市藤原京資料室にて |
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万葉集で歌われた持統天皇の歌
「春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣干したり 天香具山」
拙者，百人一首では，
「春過ぎて 夏来にけらし 白たへの 衣干すてふ 天香具山」
と覚えているのですが？
(大意)
もう春が過ぎて，夏がやって来たようですね。夏になると
白い衣服を乾すと聞いている天の香具山に白い衣服が干してあるわ。
たしかに，この宮殿からだと香具山がよくみえたでしょう。
特に初夏の緑あふれる山に真っ白な衣服が干されている様子は特に目立ったでしょうから。
天香具山の万葉の森の中を歩くと，地元の民話に出てくる「月の誕生石」と呼ばれる
花崗岩の巨石があります。
民話は，写真の説明板の通りです。
「月の誕生石」の民話 |
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「月の誕生石」と称する花崗岩の巨石 |
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ここから，雑木林の登山道を進むと丸太を組んだ休憩所に着きました。
時刻は12:45，お腹もすき昼時です。
万葉の森に咲く桜を愛でながら巻き寿司をほおばりました。
昼食後，10分程歩くと天香具山の頂上です。
国常立神社という社が鎮座しています。
Ashidaソムリエによると，古代から「天」という尊称が付くほど三山の中で最も神聖な山
だそうです。
そんなこともあり，こんな神社が在るのかもしれません。
木々の間から眺める畝傍山，きれいですね。
天香具山山頂に向かう面々 |
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国常立神社 |
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天香具山山頂から眺めた畝傍山 |
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約10分程で下山すると，桜と菜の花の里山の向うに畝傍山がくっきり一望できる所に
出ました。
なんとなく，近江富士こと三上山に似ているように思えました。
ここから，我々は，あの畝傍山へと向かいます。
続く Diary / No.604−2014.04.01 /
「万葉歌人が愛した大和三山巡り(その3/3−畝傍山−)」
関西いこい会が「散策の会」を立ち上げてくれまして，奈良の古代の道を訪ねる会を企画
してくれました。
今日は，その第1弾で「万葉歌人が愛した大和三山巡り」です。
募集に6名が応募しました。
たまたま，奈良在住のメンバ−T.Ashida-sanが，「奈良まほろばソムリエ検定(−通称・奈良検定−)」
1級(ソムリエに挑戦中)の資格を持っています。
彼がこの大和三山巡りの途中で訪れる古寺・古跡の歴史的解説のガイド役を務めてくれます。
「奈良まほろばソムリエ検定」とは，奈良県内の歴史，文化，行事，自然，地理などを
網羅した専門知識を身に付けた人材や奈良ファンの育成を目的として，奈良商工会議所が
主催する奈良県対象のご当地検定です。
ウォ−キングの行程は，2007年に国の名勝に指定された大和三山(耳成山・香具山・畝傍山)を巡る
以下のコ−スです。
近鉄・大和八木駅→耳成山(140m)→藤原宮跡→天香具山(152m)→法然寺→本薬師寺跡
→神武天皇陵→畝傍山(199m)→橿原神宮→橿原神宮駅前(全行程は〜16Km) |
幹事さんの開催要領の行程のあらましによると，藤原京を取り囲むように三角形に位置する3っの山は，標高こそ200mに満たない低山ですが，美しい姿は奈良盆地のどこからでも眺めることができ，神代から多くの人に親しまれてきた，とのことです。
天気予報では快晴で日中の気温は20℃。
薄着のウォ−キング姿で自宅を7:05AMに出発。
京都駅から近鉄京都線急行(樫原神宮前行)で集合場所の大和八木駅に着いたのが8:59AM
でした。
近鉄・大和八木駅前 |
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今日は消費税が3%増税になった初日です。
早速，交通運賃やら自販機の飲料などで増税の洗礼を受けました。
集合時間までまだ30分の余裕があったので，駅前の喫茶店でモ−ニングの朝食。
9:30AMに全員が集合し，奈良ソムリエことT.A-sanからカラ−の大きな「橿原市観光
マップ」の配布を受け行程の概要について説明を受けました。
古希を超えた我々をおもんぱかって，途中行程に無理があれば随時変更してくれるとのこと。
9:52AMに駅前をスタ−トし，耳成山へ向かいました。
その実際の行程は，以下の通りでした。
暖かで爽やかな朝。いかにも春がお越しになった感じで何となく浮き浮きします。
しばらくすると，小高い円錐形の耳成山が見えてきました。
皆さん 軽やかな足取りで15分もすれば麓に到着。
耳成山の麓，耳成山口神社への参道口 |
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Ashidaソムリエによると，
・標高139.6m。
・瀬戸内火山帯に属し，火山の噴火で生まれた独立峰で今は死火山。
・大和三山の中で最も低い。
・風変わりな名前の通り，山の形が「耳無し」で山裾の無いどの方角から見ても
きれいな円錐形。
・中腹に「耳成山口神社」がある。
・万葉集では中大兄皇子(天智天皇)が詠んだ長歌・反歌がある。
大和三山を男女の三角関係に擬して詠んだ歌だそうです。
「香具山は 畝火を愛しと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯(か)くにあるらし
古昔(いにしえ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)をあらそふらしき」
「香具山と 耳梨山と 會(あ)ひしとき 立ちて見に来(こ)し 印南国原(いなみく
にはら)」
(大意)
「香具山は 畝傍山を妻にしようとして 耳梨山と争ったそうだ 神代からそうで
あったらしいよ 昔からそうだったから いまでも畝傍山を妻にしようと 耳梨山
と争っているのだそうだ」
「ああ，ここが大和の香具山と耳成山が恋の争いをしていた時，出雲の阿菩大神
（あぼのおおかみ）が立って見に来た、という印南国原なんだ。」
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まっすぐ山頂に向かって伸びる山道の参道を登ります。
山道ですが石灯籠が続いているから，やはり参道なのでしょう。
中腹にある耳成山口神社に参拝し休憩。
休憩後，社殿の左の細い道から更に登り，約5分程して山頂に着きました。
山頂は樹林に囲まれた5m四方の空間で，中央に三角点があるだけでした。
耳成山山頂 |
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耳成山山頂の三角点 |
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しばし休憩後，今来た道を引き返し下山，約30分間の登山でした。
麓の古池周辺では，桜とユキヤナギ(雪柳)が満開で咲き競っているようでした。
ここから，我々は，次の訪問地，天香具山へと向かいます。
続く Diary / No.603−2014.04.01 /
「万葉歌人が愛した大和三山巡り(その2/3−天香具山−)」
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