徒然草津生活 Since 2010

Diary/Archive
　　　　　　2016年01月(1/2)

オ－ストリア・ドイツ・チェコ旅行/第15日目(2015.09.25)
　　　　　オ－ストリアを離れチェコ共和国のプラハへ移動　　　　731－2016.01.17

　AM6:45 起床。　いつもより早く起きて，身の回り品全てをス－ツケ－スに詰める。
AM7:10～朝食。
オマが朝早く起きて用意してくれました。
今朝採りたてのみずみずしいブル－ベリ－も食卓に。

今朝の朝食メニュ－です　(2015.09.25_07:23)

　いよいよ，お世話になったゲリ－君のご両親ともお別れの時がきました。
ご両親の温かい歓待にとても感謝していることをゲリ－君に伝え，ドイツ語に通訳して
貰い，ご両親にお別れの挨拶。
お母さんのジョセフィ－ナとはハグでお別れしました。

　AM8:00，お父さんのジョセフとゲリ－君に車でパッサウ中央駅(Passau Hbf)まで
送ってもらいました。

　AM8:45，Passau Hbf 着。
駅構内のテントには，今も約100名程のシリア難民の老若男女が収容されドイツ警察の
監視下にありました。

　お父さんにもハンドシェイクして別れの挨拶をしました。
我々は今回の旅の最後の訪問地，チェコ(Czech) のプラハ(Prague)へ向かいます。
ゲリ－君ファミリ－も今夜，ウィ－ン国際空港からタイ，バンコクへ帰ります。

　AM9:24 発フランクフルト行きICE228でPassau を出発します。

パッサウ中央駅の行先表示板　(2015.09.25_08:52)

　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

パッサウ中央駅構内で列車を待つ　(2015.09.25_09:09～09.20)

　プラハ(Prague)まで5時間20分の列車の長旅になるため，1 等車を利用。
ICEでドイツのレ－ゲンスブルク中央駅(Regensburg Hbf)まで乗り，ここで
ミュンヘンからのALX353 に乗換えてプラハへ行きます。

Passau➩Prague 行きのチケット　(2015.09.25)

　ちなみに，ICE(InterCity Express) は，ドイツの高速列車でドイツ諸都市及び隣接するオ－ストリア，スイス，オランダ，フランスの各地を最高時速320Kmで結んでいる国際列車です。
又，ALX(Arriva-Länderbahn-Express)とは，日本で言うと第3 セクタ－的なドイッの
私鉄で，バイエルン地方を中心に走っています。　が，ミュンヘン➩プラハへの国際列車も運行しています。
私鉄と云ってもDB(ドイツ鉄道)の駅に乗り入れているので普通のDBの列車と変わりは
ありません。

　パッサウ(Passau)➩プラハ(Prague)への鉄道ル－トは下のGoogle Map の通りです。

パッサウ(Passau)➩プラハ(Prague)への鉄道ル－ト
<

ドイツ国内での停車駅　

チェコ国内での停車駅　

Hotel King David >

　車窓の風景を楽しみました。

　先ず，パッサウ(Passau)➩レ－ゲンスブルク(Regensburg)➩フュルト(Furth im Wald)
までのドイツ国内沿線の風景を幾つか。

トンガリ帽子の教会風景　(2015.09.25_09:41)

　列車はドナウ川沿いを北上し，しばらくすると長閑な田園地帯を走ります。
ドイツの国土が広いからでしょうか，とにかくトウモロコシ畑にしろ馬鈴薯畑にしろ
広大ですね。

　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

農村風景　(2015.09.25_09:46)

収穫期のトウモロコシ畑
(2015.09.25_09:49)

広大な馬鈴薯畑
(2015.09.25_09:50)

　大規模な太陽電池畑をしばしば見かけました。
そう言えば，この国は福島の原発事故を教訓に，国民の総意で脱原発を意思決定したん
ですね。
自然エネルギ－での電力確保のため意気込みが違いますね。

大規模な太陽電池畑　(2015.09.25_10:19)

　途中，車内に体格が大きくていかにも頑強そうな女性ドイツ警察官が乗り込んでチェックに
きました。
シリア難民らしい数人が2 等車から1 等車に移って来たが，検札係に2 等車に戻るよう指示
されていました。
ドイツ国内の難民取り締まりの厳しさを感じました。

　列車はフュルト(Furth im Wald)駅(ドイツ)から国境を越えてチェコに入りました。
チェコに入ってから森林地帯と田園地帯が続きます。
と云うことで，ほとんど車窓の写真はありません。
途中の停車駅，プルゼニ (Plzen) 駅です。
国力の差でしょうか，ドイツの駅よりも粗末のように感じました。

プルゼニ(Plzen) 駅 (2015.09.25_13:31)

　チェコに入ってからもチェコ警察によるパスポ－トチェックがありました。
拙者は日本人と見えたのか，チェック無しでした。

　終着地，プラハ中央駅には約40 分遅れで到着。
さすがに，チェコの首都にある駅だけあって，国際列車の発着も多いのでしょう。
大きな装飾性のある素敵な駅です。

プラハ中央駅プラットフォ－ム　(2015.09.25_15:25)

プラハ中央駅1階正面玄関　(2015.09.25_16:22)

　プラハ駅前の公園を横に通り過ぎてダウンタウンに出てホテルKing David へ。
あらかじめNet から印刷して持ってきたホテルのマップに従って探しました。
なかなか，ホテル玄関が分からず戸惑いました。
鉄の扉を開けてやっとホテル玄関にたどり着きました。
歩くと，駅から5～6 分で着く距離でしたが10 数分かかりました。

　駅に近いので便利そうです。
どうやら，駅周辺は大きなホテル街のようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

ホテルKing David

ホテルの扉

ホテル玄関

　チェックインして部屋でしばらく休憩。
お腹がすいていたので，少し時間が早いですが夕食に出かけます。

　チェコは欧州連合に加盟しているがユ－ロを導入していません。
従って，通貨はユ－ロではなくチェココルナ(Kc)です。
[参考]この時点での為替レ－ト; €1＝27.2 Kc＝135 円, 1Kc＝4.96 円

　さしあたっての軍資金としてホテルフロントで手持ちのユ－ロをチェココルナに交換。
ホテルは交換レ－トが悪いので€50 にとどめました。

　さて，レストランですがプラハに着いたばかりでどこにあるか分かりません。
と云うことで，手っとり早くプラハ中央駅へ。

　プラハ市内には縦横に路面電車が走っています。
おもちゃの電車のように見えますが，これが市内の街並みとマッチしています。

ホテル近くを走るトラム　(2015.09.25_16:29)

　駅構内にレストランがありました。
スタロプラメン(Staropramen)というビールメーカー直営の「ポトレフェナー・フサ
(POTREFENA HUSA)」と云うビアレストランです。
ス－プ「Zelna polevka」(56Kc) ,野菜サラダ(小)「Recky salat maly」(83Kc),
ポ－ク料理「Veprova Krkovicka」(206Kc) をシェアしました。
ポ－ク料理はポ－クステ－キがパンの上に盛られていてボリュ－ムがありました。

プラハ中央駅構内のビアレストラン「POTREFENA HUSA」で夕食　(2015.09.25_17:08)

　ビ－ル大国チェコのプラハの地ビ－ル「スタロプラメン(Staropramen)」はホップの
香りがよく美味しかったです。
小ジョッキ0.3l (25Kc) をもう1 杯，おかわりしました。
0.5l で48Kc です。　日本円で238 円ですから安いですね。
何せチェコでは，ビ－ルはコ－ヒ－やコ－ラよりも安いので驚きです。

　夕食後，駅前の通りを街歩き。
夕暮れの街の景色を幾つか。

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　St.Henry's Tower　

　　　　　(2015.09.25_18:34)　　　　　

St Henry and Kunhuta Church
　　　　　　　(2015.09.25_18.37)　　　

　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

街並みとトラム (2015.09.25_18:42)

空には飛行機雲が(2015.09.25_18:47)

　さて，明日はプラハ旧市街を散策します。

English

Weekly Topics / No.255－Jan17.2016
　　　　“Travel to Austria, Germany and Czeh Republic (15th day－Sept25.2015－)”

続く

Diary / No.732－2015.01.22 /
　　　　　　　「オ－ストリア，ドイツ，チェコ旅行/第16日目(2015.09.26)」

オ－ストリア・ドイツ・チェコ旅行/第14日目(2015.09.24)
　　　ドイツ・オ－ストリア国境の街・パッサウ(Passau)でドナウ河畔散策
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　730-2016.01.13

　この旅行も2 週間目に入ります。
今日がオ－ストリア滞在最終日となります。
ウッツェナイヒ(Utzenaich)/オーストリア(Austria)にあるゲリ－君の実家とも明日で
お別れとなります。

　オッパが息子ファミリ－と我々をパッサウ(Passau)の街とドナウ河畔へ散策に案内して
くれます。
Passau はドイツとオ－ストリア，チェコの国境に近いドイツ側の街です。

　AM7:30，起床。
AM8:00～，朝食です。
いつもの通り，皆さんとお喋りしながら，コ－ヒ－＋ブレッド＋ハム＋自家製トマト(赤/黄)を
いただきました。

　曇り空ですが，オンマにによると午後からサニ－とのことです。
オッパの運転する車でPassau に向かいます。
約30 分程してオ－ストリア・ドイツ国境を越えイン川(Inn)に架かる橋を渡るとPassau
の街に入りました。
Passau までのル－トは，Google Map の通りです。

Winklerweg,Utzenaich から

Passau Hbf までのル－ト

　散策の前にパッサウ中央駅(Passau Hbf)に立寄り，明日のプラハ(Prague)行きの鉄道
のチケットを購入しました。
係員が使ってい業務用端末が富士通製だったので感激しました。

パッサウ中央駅(Passau Hbf)にて　(2015.09.24_12:36)

　更に驚いたことに，Passau Hbf の構内にもシリア難民の姿がありました。
約100人程でしょうか，難民の集団がドイツ警察の監視下でテントに収容されていた
のです。
そのテントもザルツブルク駅前で見たオ－ストリア赤十字のテントのように立派なものでなく，
よく日本の運動会で使われるアレなんです。
寒い夜を凌ぐのは辛いことではと思ったりしました。
早期のシリア内戦の終結に向け国連が効果的な機能を果たしてくれることを願いたいですね。

　この後，近くのドナウ川(Donau/Donube)沿いにあった駐車場に駐車して、Passauの
街歩きに出かけます。
ハンナちゃんはお母さんに引かれたベビ－カ－で。
旧市街及びドナウ川(Donau)＆イン川(Inn)河畔散策のル－トは下の通りです。

パッサウ(Passau)旧市街，ドナウ川＆イン川河畔散策マップ(

Start/Finish)

　先ずは，Donau 河畔をゆっくりと散策。
Passau はドナウ川クル－ズやドナウ川遊覧の基地のため船着場にはクル－ズ船や遊覧船を
目の当たりにします。
河畔の景色をいくつか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

クル－ズ/遊覧船の船着場

Donau 対岸の景色　(2015.09.24_13:00)

　いやあ，いいですね，こんな素晴らしい景色を横目に見ながら走るのも気持が良いで
しょうね，サイクリングの皆さん。

Donau 河畔を走るチャリ－ダ　(2015.09.24_13:00)

　途中からパッソウの旧市街に入りました。
石畳の街ですね。
一軒一軒パステルカラ－調の異なる柔らかい色合いの建物が多い街並みです。

旧市街を歩く　(2015.09.24_13:07)

　この街にもゴシック様式やバロック様式の教会がいくつかあり，街の景観に彩りを
添えています。

ゴシック様式の福音教会(注1)

これも教会でしょうね?

ゴシック様式のSt.Paul's
Church (Passau)

(注1)Stadpfarrkirche der Evangleisch-Lutherischen Kirchengemind
　　　 Passau Sankt Matthaus

こちらの通りからは，バロック様式のシュテハン大聖堂のド－ムが見えます。

バロック様式のシュテファン大聖堂(St. Stephan's Cathedral)のド－ム (2015.09.24_14:15)

　幾つかの通りや路地を通りイン川(Inn)の河畔に出ました。
川沿いの遊歩道をドナウ川と合流する中洲の先端へ向かいます。

イン川(Inn) の遊歩道を散策する　(2015.09.24_14:21)

　このイン川(Inn)は，インスブルック(Inssbruck)やザルツブルグ(Salzbrug)の街中を
流れていたあの川ですね。
このパッサウ(Passau)でドナウ川(Donau)と合流しているんだ。

　イン川と対岸の美しい景色を幾つか。
今朝，車で通ってきたマリ－エン橋と対岸のSt.Gertaud's Churchです。

マリ－エン橋と対岸のSt.Gertaud's Church　(2015.09.24_14:11)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

イン川と対岸の景観　(2015.09.24_14:23)

クル－ズ船が進む
(2015.09.24_14:32)

　中洲の先端に着きました。

中洲の先端(右側からイン川，左側からドナウ川が合流)　(2015.09.24_14:39)

　ここでは，ドナウ川とイン川が合流しています。
下の写真で右側がイン川(Inn)で左側がドナウ川(Donau)です。
合流後，ドナウ川(Donau)の名前で数カ国(オ－ストリア，スロバキア，ハンガリ－，クロアチア，
セルビア，ル－マニア，ブルガリア，モルドバ，ウクライナ)を流れた後，黒海に注いでいます。

　実はパッサウ(Passau)は，「ドライ・フリュッセ・シュタット(Drei_flusse_stadt)」
(3つの川の街)と呼ばれ，ドナウ川(Dnau),イン川(Inn),イルツ川(Ilz)に囲まれた川の
街なんです。
絵柄で見るとこうなっています。

「ドライ・フリュッセ・シュタット(Drei_flusse_stadt)」(3 つの川の街)について

　もう一つの川，イルツ川(Ilz)はこの合流点よりほんの100 mくらい早くドナウ川に
合流しているのです。

　オッパによると，3つの川をGreen Inn, Blue Donau, Black Ilzと呼ぶそうです。
つまり，イン，ドナウ，イルツの順に川の色は濃くなっているそうです。
たしかに，中洲の先端から見るとドナウ川とイン川で色の違いが見えましたよ。

　3 つの川について英文の説明板がありましたので下にUpしておきます。

THE DANUBE

THE ILZ

THE INN

　ここからドナウ川側に回り遊歩道の散策は続きます。
オッパがイルツ川(Ilz)とドナウ川(Donau)の合流点を教えてくれました。

　　　　　　　　　　　　　　　をクリックすると大画面でご覧になれます

イルツ川(Ilz)とドナウ川(Donau)の合流点 (2015.09.24_14:44)

　再び，石畳の旧市街に入ります。
途中，レストランに入り軽く遅い昼食。
少し歩くとパッソウ・レジデンツ広場(Passau Residenz Platz)にきました。
前方にシュテファン大聖堂が大きく見えます。
残念ながら工事中でした。
この聖堂には，世界最大のパイプオルガンがあるそうです。

シュテファン大聖堂を望む (2015.09.24_15:42)

パッサウ・レジデンツ広場の風景

　ハンナちゃん，ベビ－カ－とはいえ連れまわされて疲れましたか？

ハンナちゃん　疲れましたか？　(2015.09.24_15:44)

　ヘルガッセ(Höllgasse)小路にはアトリエ，工房，画廊が入るきれいな古い家が軒を
連ねています。
狭い路地にこんな光景が見られました。
カラフルな傘がぶら下がっている路地も絵になりますね。

路地で見た面白い光景　(2015.09.24_15:57)

　パッサウの旧市街の街歩き，ドナウ，イン川河畔の散策もひと通り終わりました。
狭い路地を通り抜け，ドナウ河畔に出て駐車場へ向かいます。

ドナウ川河畔の駐車場へ向かうオッパとワ－グナ－ファミリ－　(2015.09.24_16:00)

　船着場にはエレガントなクル－ズ船が泊っています。
Sound of Music 号ですって，素敵な名前ですね。

船着場で停泊中のクル－ズ船　(2015.09.24_16:03)

　これで“美しく青きドナウ”ともお別れです。
これが最初にして最後のドナウとなるでしょう。

美しき青きドナウ(An der schönen blauen Donau)　(2015.09.24_16:09)

　PM 4:20, Passauを離れ，高速道路を利用してUtzenaich に30 分程で到着。
ちょうど，ご近所のお母さんと子供さんが馬に乗って通りかかったので写真をパチリ。
うわあ，いいなぁ～，素敵！

乗馬を楽しむご近所の親子連れ　(2015.09.24_17:10)

　皆さん　お散歩の時間かしら。
村人のなかに入りハンナちゃんもお母さんと仲間入り。
ハンナちゃん　お友達を見つけて嬉しそう。
なにかお喋りしているみたい。

村人の中に入りお喋り　(2015.09.24_17:12)

　家に戻るとオンマが夕食の支度です。
ワイフもオッパと共に中に入ってお手伝い。

ワイフも夕食のお手伝い　(2015.09.24_18:06)

　明日はお世話になったオッパとオンマとお別れです。
と云うことで，最後の晩餐としてご馳走を用意してくれました。
メインディッシュは鹿肉のシチュ－です。
当家では賓客に対するご馳走のようです。

　実はオッパはハンタ－の資格を持っていて，昨年狩猟した鹿を特別な処理をして冷凍
保存していたものだそうです。
初めて口にしましたがなんの臭みもなく美味しかった！

ワ－グナ－家で最後の晩餐　(2015.09.24_18:20)

　ゲリ－君が Passauで買ったドイツビ－ル，“Passau Bier”で乾杯。
お後は，オ－ストリアのロ－カル赤ワイン，美味しかった！

　いやあ，滞在中ずっと，心からの温かいおもてなし，感謝感激です。
オツパ，オンマ，本当にありがとう。

　食後，1 時間程語らいました。
話題は，昨日ゲリ－君がオッパに買ってあげたi-Phone の使い方でした。
今後，オッパはハンナちゃんとオ－ストリアとバンコク間でビデオ通信する話です。

　ゲリ－君曰く，i-Phone 同士ならskypeでなくてFace Time を使えばワンタッチで
ビデオ通信が簡単にできる，とのこと。
オッパ，使い方を教えてもらったそうですが，エレキ音痴のようで使い方に不安そう
でした。

　この後，我々は出発のためのパッキングをして就寝。
いよいよ，明日は最後の訪問地，チェコ(Czech Republic)のプラハ(Prague)へ向かい
ます。
ハンナちゃんファミリ－も明日夜遅くバンコクへフライトです。

続く

Diary / No.731－2015.01.17 /
　　　　　　　　　「オ－ストリア，ドイツ，チェコ旅行/第15日目(2015.09.25)」

English

Weekly Topics / No.254－Jan.13.,2016 /
　　　“Travel to Austria, Germany and Czeh Republic (14th day－Sept24.2015－)”

上越へスキ－旅行(2015.12.31～2016.01.02)　　　　 729－2016.01.10　

　ワ－グナ－ファミリ－との2 回目の旅行はスキ－旅行です。
娘のリクエストに応えて企画しました。
夫のゲリ－君をおもんぱかってかもしれません。
スキ－王国オ－ストリアを離れ常夏のタイやシンガポ－ルに住んでいるとスキ－が恋しく
なるのでしょうね。

　当初，スキ－場として東京から近くて便利なガ－ラ湯沢を計画しましたが，越後湯沢
界隈のホテル，旅館はことごとく満室でした。
12月初旬にもかかわらず暖冬で未だ雪が無いというのにです。

　やむなく，ネットで探していると越後湯沢からもう少し入ったニュ－グリンピア津南
に幸運にも部屋が2 室空いていたのです。
このホテル前にゲレンデでがありレンタルスキ－もあることから直ぐにここを予約。

　問題は，雪です。
数日後，レンタルウェアやスキ－用具一式を予約した時にホテルの係員に尋ねると，ゲレンデは
まだ雪が少々。
しかし，クリスマス前後から雪が降るとのことで心配しないでとのことでした。
雪が無かったらホテルで温泉浴でもと考えています。

　そして，年末の大晦日に横浜の自宅を出て，上越新幹線Maxとき35 号に乗車。
上毛高原駅までは雪のかけらも無かったのですが，その後，幾つかのトンネルをくぐり
越後湯沢駅に着くと景色は一変，雪景色です。
JR 新幹線の案内板を見ると，津南の積雪は130 cm，スキ－をお楽しみくださいと。

ここからホテルの迎車(バス)で雪道をゆられて約1 時間。
ニュ－グリンピア津南にとうちゃこ。

　　　　　　　　　　　画像上の「その他のオプション」をクリックすると大画面でご覧になれます


横浜➩越後湯沢駅へのル－ト(電車)	越後湯沢駅➩ニュ－グリンピア津南(バス)
京急井土ヶ谷駅(横浜)➩ニュ－グリンピア津南　旅行ル－ト (2015.12.31)

　チェツクインしてゲレンデを見るとご覧の通りです。

ニュ－グリンピア津南の館内からゲレンデを望む　(2015.12.31_12:53)

　予約していたレンタルスキ－セット一式を受取ります，
拙者，とにかくスキ－は20 数年振りなんです。
いやあ，スキ－板の形状も寸法，シュ－ズの止め方もすっかり変わっているのには
驚きました。

　レンタルウェアを着て，いざゲレンデヘ。
ホテル前のゲレンデ風景です。

ホテル前のゲレンデ景色　(2015.12.31_13:17)

　ハンナちゃんもバアバに手を引かれてゲレンデへ。
初めての一面の真っ白い雪を見て不思議そうな顔をして歩いています。

ハンナちゃん　雪の世界へデビュ－　(2015.12.31_14:10)

　一人前にスキ－ウェアに着替えて，お父さんにソリに乗せてもらい嬉しそう。

ハンナちゃん　お父さんとソリに初乗り　(2015.12.31_15:17)

　ハンナちゃんをバアバに預けて，我々も初滑りです。
リフトに乗り先ずは初心者向けの緩斜面コ－スの頂上へ。

　拙者，久しぶりのスキ－ですので骨を折らないように。
最初は滑り方の感覚がつかめず，怖くて直ぐに腰を引いてしまい何度も転倒。
緩斜面でもスピ－ドが出るとボ－ゲンの連発でした。

　次第に昔の滑り感覚を取り戻し，恐る恐る斜滑降からシュテムクリスチャニア，パラレルクリスチャニアへとテクニックを上げていきます。
体重移動の感覚がつかめてきたからです。

　一方，ゲリ－君はさすがですネ。
3 年近くスキ－から遠ざかっていたとのことですが，きれいなフォ－ムでスイスイと
滑っています。
拙者がもたついていても付き添ってくれるのです。
気の毒になって，マイペ－スで滑るので拙者を気にせず滑ってもらうようにしました。

　3 回程，同じ斜面を繰り返し滑りました。
日が暮れるのがはやくなりましたね。
16:15，スキ－場のリフト運転終了時間に合わせて今日のスキ－は打ち止め。

　大浴場の温泉に浸り雪景色を眺めながら疲れをいやした後，夕食です。
ホテル大食堂でのバイキング。

　ハンナちゃんもお父さんとパンや野菜サラダを食べています。
拙者は，和洋混交でバイキングを楽しみました。

お父さんと夕食のハンナちゃん

バイキングのカニ (2015.12.31_19:15)

　明けて2016 年元旦です。
朝湯の後，朝食バイキングです。
食堂前では地元の清酒「霧の塔」の祝い酒が振舞われました。

年の初めの振舞い酒　(2016.01.01_08:05)

　今日は朝から雪がしとしとと降りしきっています。
ブルド－ザ－のような圧雪車が新雪のゲレンデ整備をしています。
さすがにスキ－をしている人は居ません。

　10 時過ぎから雪も小降りになったのでスキ－の準備です。
ハンナちゃんもスキ－ウェアを着て出動体制。
レンタルウェアは少し大きいので腕まくりです。

大きめのスキ－ウェアを着けたハンナちゃん　(2016.01.01_10:25)

　朝のゲレンデ景色です。

朝のニュ－グリンピア津南スキ－場のゲレンデ風景　(2016.01.01_10:53)

　今日もハンナちゃんは，お父さんとソリ遊び。
常夏のバンコクからきたハンナちゃん，どうも帽子と手袋を着けるのが嫌で泣きだし
ました。
余談になりますが，我家にいても就寝時に風邪を引かないように布団を掛けてあげると
蹴飛ばしてしまいます。
バンコクではシャツか裸で寝ているので布団が嫌なんです。
おかげで，夜中も25℃に暖房はつけっ放しです。

スキ－手袋が嫌で泣き出したハンナちゃん　(2016.01.01_10:54)

　その後，雪は昼過ぎまで降ったり止んだりでした。

お昼過ぎまで降ったり止んだりの雪　(2016.01.01_11:11)

　昼食を挟んでハンナちゃんの面倒を交代でみながら滑りました。
拙者もわりかし滑れるようになったので，娘やゲリ－君と中級コ－スや長距離コ－スで
スキ－をエンジョイ。
滑り放題のリフト券を有効に使わせてもらいました。

リフトからの眺め　(16:07_16:07)

　午後からはお天気もすっかり良くなり，夕方近くになると眼前の山々が雪に映え
ていました。

夕日に映える山々　(2016.01.01_16:11)

　こうして，2 日間のスキ－でしたが，ハンナちゃんファミリ－との楽しい思い出が
できました。

　翌2 日，ホテルのバスで思い出深いニュ－グリンピア津南スキ－場を後にしました。

ホテルロビ－前のつるし雛

今朝の晴れたゲレンデ

ホテル前の雪景色

お世話になったニュ－グリンピア津南　(2016.01.02_10:05)

城崎温泉へ温泉・蟹旅行(2/2)(2015.12.24～25) 728－2016.01.08

　今日はこの温泉場で一日過すことになります。
ワイフがハンナちゃんの恰好の遊び場となる「城崎マリンワ－ルド」のパンフを見つけて
きました。
この旅館前のバス停からバスで10分程で行ける日和山海岸にあるとのことです。
午前中，ハンナちゃん等はここの水族館やイルカ・アシカショ－を見に行くことになりました。

　その間，拙者はゲリ－君と外湯巡りに出かけます。
元はと言えば，彼がネットで外湯巡りができる城崎温泉を知り，外国人としては珍しいこともあったのでしょうか，是非行ってみたいとのことでこの旅行を企画したんです。

　外湯マップの通り，円山川の支流の大谿川(おおたにがわ)沿いの温泉街，湯の里通り等に
七つの外湯があります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

城崎温泉の外湯マップ

　10 時過ぎから，散策がてらカランコロンと下駄の音を響かせながら湯の里通りから
川沿いの柳並木ある北柳通りへ。
ケリ－君，この下駄が珍しいのか，こんな質問がありました。
「ゲタは伝統的な日本の履物か？」と。

城崎温泉北柳通りの柳並木　(2015.12.24_10:12)

　旅館から最も遠いところにある外湯「地蔵湯」から巡ることにしました。
エントランス左側には，お地蔵さんが。

地蔵湯にて　(2015.12.24_10:15)　

　プ－ル風の楕円形の大きな浴槽に無色透明のナトリウム・カルシウム－塩化物泉。
源泉は59.1℃ だそうで加水して42℃ に調整されています。
最初入るには体をかけ湯で温めておかないと熱いですね。

　入浴後はさすがに汗が湧き出てきます。
柳並木をそぞろ歩きしながら「一の湯」へ。

一の湯　(2015.12.24_11:40)

　ご覧のように歌舞伎座を思わせるような外観。
外の露天風呂は岩をくりぬいたような洞窟風呂です。
ここも，この時間帯だからでしょうか，貸切状態でした。
ゲリ－君も入浴したり岩に腰をかけたりを繰り返して湯ったり楽しんでいるようでした。

　入浴後，湯の里通りを散策しながら旅館「古まん」へ戻ります。
大師山に城崎温泉ロ－プウェイが見えますが，今日は残念ながら定休日でした。
外湯巡りは皆さんが水族館から戻ってから再開することにしました。

湯の里通り　(2015.12.24_11:49)

城崎温泉ロ－プウェイを望む
(2015.12.24_11:49)

　旅館「古まん」の隣の旅館「つたや」の路傍にこんな石碑が。
幕末の蛤御門の変後，窮地に陥っていた勤王の志士桂小五郎が隠れていた宿だそうです。

桂小五郎ゆかりの宿「つたや」にある石碑　(2015.12.24_11:50)

　我々はそれぞれの部屋に戻ってしばしお昼寝。
うとうとしていると，ワイフからリリ～ン。
もうすぐ宿に戻るとのことです。
戻ったら皆で外湯へ行きましょうとの由。

　と云うことで，旅館の近くにある我々としては三つ目の外湯，「御所の湯」へ。
ハンナちゃんとも一緒です。

「御所の湯」にて　(2015.12.24_14:49)

　なるほど，外観は京都御所を彷彿とさせますね。
説明板によると，南北朝時代の歴史物語「増鏡」に文永4年(1267年)後堀河天皇の姉，安嘉
門院が入湯された記事があり，御所の湯の名はこれに由来するとか。
3 本の滝が目前に流れ落ちる景色が見られる露天風呂があるのが特徴でした。

「御所の湯」の由来の説明板　(2015.12.24_14:49)
[注]説明の「文永四年」であれば，西暦では1267年ですよ！

　そして，夕どきになりました。
2 回目の蟹会席は，「大判プラン」(カニお一人様あたり2.5杯)のス－パ－蟹絵巻です。
ワイフだけは，毎日，カニはご免とカニ無しプラン。

　最初はビ－ル，お後はやはり地酒の熱燗が良いですね。

熱燗でゆで蟹，最高！　（2015.12.24_18:10)

　ゆでかに，かに刺し，かに天麩羅，焼かに，かにすき，かに雑炊，かにご飯と次から
次へとカニずくしです。

　今夜もゲリ－君，顔をほこらばせせて一心不乱。
いやあ，カニカニしてきました。
すっかり，カニを堪能してお腹一杯で動けないくらいです。

　食後はしばらくお腹の休憩。
娘やワイフから外湯のリクエストです。
そう言えば，彼等はまだ一つしか入浴していなかったですね。

　皆ですぐ近くの外湯「まんだら湯」へ。

まんだら湯にて　(2015.12.24_21:47)

　入口は唐破風の造り，前庭の石碑にはまんだら湯の由来が。
養老元年(717年)，温泉寺開祖道智上人の曼荼羅一千日祈願で湧き出たことからこの名が
あるとのことです。
こじんまりした外湯でしたが，露天桶風呂で湯ったり浸かりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

由来を記した前庭の石碑　(2015.12.24_21:48)

まんだら湯
(2015.12.24_21:55)

　翌25 日，AM7:00 起床。
娘がもう一度外湯に入りたいと言うのでワイフと同行。
ハンナちゃんはまだ寝ており，ゲリ－君は部屋でお留守番。

　拙者としては，五つ目の外湯「鴻の湯」で朝湯です。
外湯の屋根から湯けむり，浴衣姿で外湯に向かう姿は温泉場ならではの光景ですね。

鴻の湯にて　(2015.12.25_07:32)

鴻の湯の由来について　(2015.12.25_07:32)

　こうして，海外からのファミリ－を迎えて冬の味覚・カニと温泉を堪能した楽しい旅行
も終幕。
城崎AM10:39 発，特急きのさき12 号で京都へ向かいました。

　ワ－グナ－ファミリ－は12/29 日まで草津に滞在し，年末から二泊三日で上越へ
二回目の小旅行，スキ－旅行を予定しています。

続く

Diary / No.729－2016.01.10 /「上越へスキ－旅行」

城崎温泉へ温泉・蟹旅行(1/2)(2015.12.23)　　727－2016.01.07

　今年も孫娘のハンナ(Hannah)ちゃん(14 ｹ月)と共にワグナ－ファミリ－がやって来ました。
12/20夕刻にバンコクから我娘がハンナちゃんを連れて，深夜にシンガポ－ルの仕事先からお父さんのゲリ－君が到着。

　今回の滞在期間は12/20～1/5 までの年末年始です。
滞在期間中にファミリ－と旅行を計画しました。
その一つが冬の味覚「カニ(蟹)」と「温泉」を楽しむために北近畿・城崎温泉へ。
常夏のバンコクから来たハンナちゃんも日本では防寒着。

JR京都駅にて　(2015.12.23_13:16)

　JRで横浜から京都経由で城崎温泉駅へのル－トは以下の通りです。

城崎温泉へ温泉・カニ旅行ル－ト(横浜➩京都➩城崎温泉)

　京都駅から特急・きのさき7 号で15:49 城崎温泉着。
例年だとこの時季，雪が積もっているはずですが，今年は暖冬で雪ではなく小雨がぱら
ついていました。

城崎温泉駅　(2015.12.23_16:04)

城崎温泉駅前の景色　(2015.12.23_16:03)

　約7 時間の長旅でハンナちゃんも疲れ気味ですね。

城崎温泉駅にて　(2015.12.23_16:01)

　旅館の迎車で温泉街にある城崎温泉開湯の宿，「千年の湯古まん」へ。

城崎温泉　宿マップ　(http://onsenyado.sakura.ne.jp/yado_map.html)

　我々はこの宿で二日間お世話になります。

城崎温泉　「千年の湯古まん」　

　城崎温泉には七つの外湯があり宿泊客は無料で外湯巡りができますが，明日のお楽しみ
にして今夜は宿の内湯を楽しみます。

　ワ－グナ－ファミリ－は貸し切り温泉へ，我々は大浴場へ。
大浴場「樹齢の湯」は，松，檜，槇などの樹齢木で仕上げられていて湯量も豊かです。
漂う木の香とともに心身ともにリラックス。

　この「樹齢の湯」で驚いたのは，浴場の床が畳敷きなんです。
拙者がどうやら一番湯のようでした。
誰もいないのでこんな畳の上で湯を流していいものかどうか戸惑いました。
まわりを見渡すと蛇口の前には湯桶があり，少し畳も濡れていたので安心してかけ湯を
しました。

千年の湯古まんの内湯「樹齢の湯」　(2015.12.23_16:46)

　温泉の後は，冬の味覚の王様，カニ料理です。
一日目は控えめにしてカニ会席「小判プラン」(かにお一人様あたり1.5杯)です。

千年の湯古まんのカニ会席「小判」　(2015.12.23_18:10)

　食前酒を飲み，冷た～いビ－ルで乾杯。
前菜，旬漁の刺身，和牛ロ－スステ－キに続いて，カニ料理の登場です。
待ってました！
日本海で獲れた松葉蟹(ズワイガニ)の茹で蟹，焼き蟹，そして蟹すき鍋。

　ジュ－シでぶるるんと甘くとろけるこの食感，いやあ，たまりませんね。
しばし，皆さん，だまりっぽくなって蟹に集中です。
ゲリ－君も初めてなのか，ニコニコ顔で頬張っていました。

　蟹すき鍋の後はカニ雑炊(おじや)です。
カニさんの出汁が染み込んで本当に美味しいですが，お腹が満杯でそんなに食べられません。
皆さんも大いに堪能したようです。

　こうして，カニ旅行の第一日目が過ぎゆきました。
明日は外湯を堪能します。

続く

Diary / No.728－2016.01.08 / 「城崎温泉へ温泉・カニ旅行(2/2)」

明けまして2016　　　　　　　　　　　　　　　　　726－2016.01.01

　　明けましておめでとうございます。
　新しい年を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
　本年も皆様と共にヨット，自転車，ゴルフ，又趣味の世界でエンジョイできることを楽しみに
　しています。
　どうぞ宜しくお願いします。

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