徒然草津生活 Since 2010
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   1)拝 観 日;2011.02.07(月)
   2)所 在 地; 京都市北区紫野大徳寺町53
              
(JR京都駅より京都市営バスで約30分、大徳寺前下車5分)


   3)天   候; 曇り、 12℃
   Dairy / No.343−2011.02.10 / 「京の冬の旅−大徳寺(2/2)−」
  
Dairy / No.341−2011.02.07 / 「京の冬の旅大徳寺(1/2)−」


 
次に訪れたのは,今回の「非公開文化財特別公開」の対象となっている塔頭寺院の一つ,
総見院です。
総見院の概要は以下のようなものです。


 大徳寺
 総 見 院

 本能寺の変の100 日後、10 月10 日に大徳寺
 において織田政権の覇権争いの舞台として有名
 な大葬礼が執り行われ、喪主は信長の遺児で、
 秀吉養子の秀勝が務めた。
  その後の天正11 年(1,583年)千利休の師に
 あたる古渓宗陳(こけいそうちん)和尚を開祖と
 して,信長の一周忌に間に合うように豊臣秀吉が
 建立した寺院で大徳寺22 塔頭寺院の一つで
 ある。

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総見院 正門

総見院・正門


総見院・本堂
 この正門と周囲の土塀は,創建当時そのままで現存するそうです。
本堂の内陣正面中央に木像織田信長座像(重文)が安置されている。

木像織田信長座像(重文) (拝観チケットから)

 信長の一周忌に合わせて作られたもので,運慶・湛慶の流れを汲む仏師・康清が作った二体
の内の一体。
眼光鋭い表情に衣冠帯刀の姿が印象的です。
原寸大の大きさだそうで,身長は160 cm程度で以外にも小柄だったようです。
尚,残りの1体は遺骸の代わりに火葬されたそうです。

 大徳寺は茶道のゆかりの地として知られています。
千利休を通して秀吉の信頼を得た古渓禅師が総見院の開山となったように,この三人の関わりが
非常に大きかったからでしょう。
信長追悼茶会の大徳寺大茶会(1,585 年
)では、当院方丈で、秀吉自ら茶を点てたといわれてい
ます。

 本堂の裏側にまわると茶室が三席あります。
が,いずれも大正期〜戦後に作られたものだと説明員から聞いてがつかりでした。


茶 室

茶室前の井戸

めずらしい陶器の滑車
茶の湯に井戸水はかかせないようです

総見院の御輿

 茶室へ通じる廊下には,御輿がありました。
説明員の説明が無ければ通り過すところでした。
この御輿,廃仏毀釈運動が起った時期に,信長坐像の毀損を恐れて避難
させるために一回だけ使われたとのことです。

 境内墓地には信長とその一族の墓や家臣の供養墓があります。

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信長公一族の墓碑
案内の駒札

(左の写真)
手前から3番目が
信長の墓碑

 境内には,京都市から天然記念物に指定されている「侘助(わびすけ)椿」があります。
樹齢400 年だそうです。
この時期,花は咲いていませんでした。( 開花は3〜4 月 )
侘助椿は,昔から千利休などの茶人
に愛されてきた花で,茶道の茶室に飾れる「茶花」の代表的な花だそうです。

胡蝶侘助の花は,
こんな花です




 総見院を出て,まだ拝観できる塔頭寺院があるかと境内を歩いていると在りました。
それは,高桐院でした。
続きは,下記のPicture をご覧下さい。

Picture / Pilgrimage to old temples / 京の冬の旅−龍寶山 大徳寺(5/5)−


             
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