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2015年11月(4/5)
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年一回のFIMAT 同窓会です。
拙者がかって勤務していたF社には, 45歳管理職研修なる制度がありました。
その略称がFIMATなんです。
該当者全員が，3ケ月，職場を離れて研修を受けなければならなかったのです。
管理職としての一般教養を身に付ける暇もなく，ひたすら猪突猛進で働いてきた諸君に，
会社がその時間と機会を提供してくれたわけです。
その時の研修クラス(50名)の同窓会が今も続いています。
従来は年一回の同窓旅行だったのですが，今回は趣向を変えて，フランス料理を楽しむ集い
です。
会場は，川崎市の武蔵中原にあるF社本店・川崎工場 20Fにあるレストランです。
F社OBは，条件が合えばリ－ズナブルな費用で利用できるようです。
JR南武線武蔵中原駅です。
拙者，入社以来約15年間程通勤のためこの駅を利用した思い出深い駅です。
遅刻しそうになった時は，この駅からフルスピ－ドで走ってタイムカ－ドを押したものです。
当時より駅も少し移動し，ずいぶん拡張され大きくなっています。
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| JR 南武線武蔵中原駅 (2015.11.11_16:22) |
集合時間の16:40 に工場正門前に集合。
この工場，かっての高度経済成長期は不夜城として夜中も煌煌と明かりが灯っていましたが，
今は昔なんでしょうね。
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| F 社本店・川崎工場正門前にて (2015.11.11) (写真提供／T.Y-san／以下※印) |
工場入門に際し，幹事さんから例会の説明です。
参加者は，夫婦同伴2 組を含めて16 名です。
ほとんどが首都圏在住者ですが，遠くは三重県から2 名が出席してくれました。
顔ぶれは，ほとんどが常連組ですね。
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| 幹事さんから例会の説明 (2015.11.11)(※) |
勝手知りたる工場内ですが，構内の庭木が年輪を重ねて大木となっています。
それはそうですよね，あれから25 年も過ぎているのですから。
エレベ－タで20F のレストランへ。
窓越しに見る夕暮れの東京方面の眺望です。
遠くに，新宿の高層ビル群も見えます。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
F社20Fからの眺望 (2015.11.11_16:50) |
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三重県から出席のH.Y君の乾杯の音頭で開宴。
フランス料理なんて何年振りでしょうか。
ずいぶん昔なので，思い出そうとしても思い出せません。
美味しそうでしょう。
ところで，フランス料理の食べ方ですが，フォ－クやナイフはどちらからでしたっけ。
一般の西洋料理と同じですよね。
皆さん，FIMAT 研修でフランス料理のテ－ブルマナ－を教えてもらったのを思い出して
大笑いです。
ビ－ルの後は，やはり赤ワインです。
タイミングを見て料理が出てきます。
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| 今日のフランス料理 (2015.11.11) (※) |
皆さんの近況報告を聞きながら例会は進行。
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| 皆さんの近況報告を聞きながら (2015.11.11) (※) |
古希が過ぎた殆どの皆さんの話題には，持病，癌，認知症，薬，健康食，介護，老人ホ－ム
と云った単語が含まれています。
暗～い話が多いですね。
拙者，運が良いのか恵まれているのか，今のところそんな単語とは無縁です。
と云うことで，暗い話を吹っ飛ばすために自転車の話，スペイン輪行旅行のことを話題に
してみました。
反応は驚きと羨望でしたが，皆さんに少しでも希望が湧けばと思っているのですが，------。
例会もお開きが近づき，記念写真です。
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| 皆さんと記念写真 (2015.11.11) (※) |
窓の外はすっかり夜景に変わっていました。
こうして，フランス料理を楽しむ同窓会・例会はお開きになりました。
AM7:00，起床。
AM7:30～9:00，皆さんと朝食。
庭に出て見ると今日はご覧のように曇り空です。
庭にはカラフルな花が咲いています。
よく見ると，ワグナ－家の車道側のフェンスは変わった構造です。
鉄骨でフェンスの枠を作り，その中に適当な大きさの小石を入れてあるだけです。
横長のプランタ－が掛けてありおしゃれですネ。
きっと，ガ－デニングが趣味と言うOma の演出なんでしょう。
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| ワ－グナ－家の庭の花木 (2015.09.18_10:35) |
さて，オ－ストリアへ来て以来，しきりにシリアからの難民情報がTV で報じられています。
昨日のオ－ストリア国鉄の情報だと，ドイツのミュンヘン行きの列車は運行をストップ
するとのことです。
1 日で2万人の難民がオ－ストリアに流入し，1万2千人はドイツへ，又残る8千人は
オ－ストリアで保護するとのことです。
ゲリ－君によると，ここウッツエナイヒ(Utzenaich) の小さな町にも50 人が振り分けられ，古いお城(old castle (Schloss))に収容されたとのことです。
今やドイツ一国では想定外の難民を受け入れられないためです。
オ－ストリアやハンガリ－の国境では防御柵を取付けはじめたとのことです。
そんなことで，止むなくミュンヘン行きは中止です。
入金予約していたホテル2室もキャンセルで踏んだり蹴ったりです。
今日から一旦ワ－グナ－家を離れドイツ国境沿いのオ－ストリアの都市ザルツブルク(Salzburg)，チロル(Tirol) で名高いインスブルック(Innsbruck) やドイツのロマンチック街道終端にある
ノイシュヴァンシュタイン城(Neuschwanstein Castle) へ観光に出かけます。
列車での移動は止め，レンタカ－で移動することになりました。
気の毒ですが，運転はゲリ－君のお世話になります。
AM11:50，ワ－グナ－家をスタ－ト。
ザルツブルク(Salzburg)までは1 時間半程で行けるとのことです。
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| ウッツェナイヒ(Utzenaich)からレンタカ－でザルツブルク(Salzburg)へ移動 |
車窓の風景です。
田園地帯が広がり緑が濃いです。
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| 車窓の風景 (2015.09.18_12:15～12:49) |
PM1:15，Austrial Trend Hotel Europa Salzburg に到着。
ゲリ－君とは一旦ここでお別れ。
彼は久し振りの帰国で，友人と会うので忙しそうです。
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| Austrial Trend Hotel Europa Salzburg (2015.09.18_13:15) |
ホテル8Fの部屋から眺めた景色です。
世界遺産・ホ－エンザルツブルク城 (Festung Hoensalzburg) が丘の上に見えます。
すぐ前がザルツブルク中央駅 (Salzburg Hbf) で何かと便利です。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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ホ－エンザルツブルク城を望む
(2015.09.18_13:28) |
ザルツブルク中央駅を望む
(2015.09.18_14:37) |
ザルツブルク (Salzburg) の紹介です。
人口は約 15 万人，標高は 424m。
毎年，町が生んだ天才音楽家，モ－ツアルトにちなんだ音楽祭が開かれ，世界中から音楽
ファンが詰めかけるようです。
街並みが美しく，中でも壮麗なバロック建築が立ち並ぶ旧市街が世界遺産に登録されています。
郊外は，映画『サウンド・オブ・ミュ－ジック』の舞台にもなりました。
ザルツブルクは，8世紀からおよそ千年間，聖職者である大司教が領主として君臨する
「教会国家」でした。 大司教は，宗教と政治を共に支配する絶大な権力者であり，ホ－エン
ザルツブルク城や，数々の宮殿を作ってきました。
その大司教の富と権力の源となったのは，塩です。 ザルツブルクは，純度の高い岩塩の産地
で，塩は「白い黄金」と呼ばれるほど貴重なものでした。
塩はドイツ語で「ザルツ」。 町の名前もそこから来ています。
(ザルツブルクは「塩の城」の意)
18 世紀半ば，時の大司教シュラッテンバッハは，13 歳のモ－ツアルトを，宮廷楽団のコンサ－ト
マスタ－に任命。 活躍の場を与えられたモ－ツアルトは，次々と名曲を生み出しました。
軽くホテル1F のレストランで昼食後，新市街へ街歩き。
Hannah-chanはホテルでお母さんと昼寝です。
ワイフと二人で出かけました。
実際のル－トは以下の通りでした。
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| ザルツブルク新市街へ街歩き (2015.09.18) |
先ずは，資金が枯渇しましたのでザルツブルク中央駅構内にあるATM へ。
€800 を引き出すためにATM の最大引き出し表示額の€400 を2 回に分けて操作したのですが，
2 回目がどうにも引き出せません。
順番待ちしていた人に尋ねたら，1 日に€400しか引き出せないとのことでした。
日本と比べ，随分引き出し額が低めに設定されているようです。
続いて，ザルツブルクのMAP を入手するためにインフォメ－ションへ。
日本語版を要求したら，「ザルツブルグ」(発行;Colorama)なる小冊子を推奨され購入。
再び，難民情報です。
駅にはものものしくオ－ストリア警察が待機しています。
駅前広場には，オ－ストリア赤十字のテントが張られています。
中を覗くと仮設の白いベッドが沢山ならんでいました。
そして，近くには濃緑色の軍用トラックが待機しています。
オ－ストリアに流入した難民の一部はここで一時的に収容されるのでしょうね。
難民の流入が凄いことを感じました。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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| ザルツブルグ中央駅にて |
ホテルから眺めた駅前のテント |
待機中の軍用トラック |
先程買ったMAP を見ながら，「ザルツブルグ市街の歴史地区」として世界遺産に登録されている
ザルツァッハ右岸地区のミラベル宮殿と庭園 (Schloss Mirabell & Mirabellgarten) へ向かい
ます。
新市街は，ありふれた街並みです。
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| ヴォルフディ－リッヒ通り(Wolf-Dietrich-Str.) の街並み (2015.09.18_16:50) |
ミラベル広場 (Mirabellplatz) に来ました。
広場近くには街並みに溶け込んだ St. Andräkirche という教会がありました。
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| St. Andräkirche (2015.09.18_16:54) |
マルベル広場の前の大きな通りRainerstr. を挟んで向かい側がマルベル宮殿と庭園です。
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| ミラベル公園の花壇と噴水 (2015.09.18_17:00) |
お花畑のような良く手入れされた公園です。
赤，黄，紫色の花が満開で，正面にはミラベル宮殿 (Schloss Mirabell) が。
ミラベル宮殿は，大司教ヴォルフ・ディートリヒが愛人サロメ・アルトのために建築，1721〜27年
にバロックに改築されました。
広間はコンサートや催し物の会場となっています。
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| ミラベル宮殿と公園(Schloss Mirabell & Mirabellgarten) (2015.09.18_17:17) |
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
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| ミラベル公園(Mirabellgarten)の花壇 (2015.09.18_17:11) |
宮殿と相対する正面には，城砦ホ－エンザルツブルク城が望め，バロック様式の華麗な庭園と
のコントラストが絶景でした。
明日は，ザルツァッハ川左岸地区にある旧市街・歴史地区の世界遺産を訪ねる予定です。
続く Diary / No.717－2015.11.18 /
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