徒然草津生活 Since 2010
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Diary/Archive
      
2015年10月(5/5)

オーストリア・ドイツ・チェコ旅行/第5日目(2015.09.15)
    ウィーン探訪/Vienna Ring Tramでリング通り周遊~ベルヴェデーレ宮殿
                             710-2015.10.31

 今日はWagner Familyと合流します。
彼等はBangkokからAustrian Airlineで 05:35にウィ-ン国際空港に到着予定です。

 と云うことで,我々は彼等を迎えるために6:00に起床。

ウィ-ンは日の出が遅く,まだ暗いです。
やはり,朝は肌寒いですね。
拙者はシャワ-で昨日の汗を流してスッキリ。


 7:00 頃,そろそろホテルに着く頃だと思いホテル・ロビ-で待ちますが,なかなか
到着しません。
ホテル・ル-ムに戻り娘からの電話を待つも音沙汰無し。

 7:40 頃,ル-ムの電話がリリ~ン。
Wagner family は既にホテルに到着し,レストランで朝食中とのこと。
我々の睡眠の邪魔にならないように今までコ-ルしなかった由。

 我々もレストランへ出かけHannah-chanと再会。
我々を見てニッコリ笑ってくれました。
3日前に高熱を出したようですが,そんな気配はかけらもなくいたって元気ですね。
彼女は既によちよち歩きもはじめています。


 Wagner family は,今日一日,ホテルで休憩の予定。
朝食後,彼等はcheck-in timeまで,我々のル-ムで休憩です。
娘はHannah-chanを寝かせにかかっていました。

 彼等が休んでいる間,我々は最後のウイ-ン街歩きに出かけます。
今日のル-ト・マップは以下の通りです。


        Walking   地下鉄&トラム(Tram)

 最初はVienna Ring Tramに乗ってリング通り周遊観光です。
City Map & Museums によると,その発着駅はシュヴェ-デンプラッツ(Schedenplatz)。

 ホテルから最寄駅のTaubstummengasseから地下鉄U1に乗ります。
既に地下鉄,トラム,バス乗り放題の72H Vienna Card は期限切れです。
自動チケット売場で切符を買おうとしましたが買い方がわかりません。
何せ,券売機はドイツ語だったからです。


 と云うことで,ウィ-ン市交通局には大変申し訳なかったのですが,夫婦で無賃乗車
させてもらいました。
ウィ-ンの地下鉄には改札がなく無賃乗車がいとも簡単にできるからです。
しかし,後で知ったのですが,抜き打ちのチェックが時々入るそうで無賃乗車の罰金は
€70だそうです。

 シュヴェ-デンプラッツ(Schedenplatz) 駅です。


トラム(Tram)のシュヴェ-デンプラッツ駅 (2015.09.15_10:17)

 駅には中国人観光客の団体さんです。
ペチャクチャ,ペチャクチャと甲高い声でのお喋りには辟易しますね。
なんとかなりませんか?


 ところで,
リングトラム(Vienna Ring Tram)とはウィ-ンの観光専用の市電です。
座席数31席(定員)でウィ-ン旧市街を取り囲むリング大通り(Ringstrasse) を1 周(全長
=5.3Km) 約25 分で運行(30 分間隔)。

 かって,ウィ-ン旧市街は城壁に囲まれていたのですが,フランツ・ヨ-ゼフの治世に
大改造が行われ,城壁を取り払った跡にリンク大通りと呼ばれる環状道路が作られ,その
通り沿いに国会議事堂,大学などの主要な建物が建てられたのです。

 リングトラムは,かわいい黄色い市電です。

リングトラム(Vienna Ring Tram) (2015.09.15_10:23)

 チケットは,車内でも買えます。

Vienna Ring Tram チケット (2015.09.15)

 日本語のオ-ディオガイドを聞きながら車窓から観光できます。
車窓の景色を二つどうぞ。

 
オ-ストリア国会議事堂(Parlament)
皇帝フランツ・ヨ-ゼフ1世の治世の1883年に完成した。
古代ギリシャ神殿を思わせる荘厳な建築ですね。

オ-ストリア国会議事堂 (2015.09.15_10:40)

 
ヴォティ-ブ教会(Votivkirche)
皇帝フランツ・ヨーゼフ1 世の弟のメキシコ皇帝マクシミリアンにより1879年に建てられた比較的
新しい教会です。
ゴシック建築で美しいですね。
かって,ベルギ-旅行をした時に訪れたブリュッセルにあるサンミッシェル大聖堂を
思い出しました。
2本の塔が印象的です。

ヴォティ-ブ教会(Votivkirche) (2015.09.15_10:42)

 次は
ベルヴェデ-レ宮殿(Schloss Belvedere)の見学です。
地下鉄U1でSchwedenplatz からKarlsplatzへ移動し,地上に出てトラム(D)に乗り
ベルヴェデ-レ宮殿(Schloss Belvedere)駅へ。

  ベルヴェデ-レ宮殿,ハプスブルク家3 代の皇帝(レオポルド1世,ヨ-ゼフ1 世,
カ-ル6 世)に仕え,名高い軍人・政治家であった
オイゲン公(Prinz Eugen) の夏の離宮
です。
彼は,1683年の第2次ウィ-ン包囲に始まったオスマン帝国との戦争(大トルコ戦争)で
ウィ-ンを危機から救いました。
更に,約150 年間トルコに支配されたブダペストやベオグラ-ドも解放して大出世し,地位
と名声を手に入れ1714~1723 年にかけてこの宮殿を建築させました。

 2
つのバロック建築(上宮と下宮)からなり,現在では上宮は多くのクリムトコレクションを
所蔵するオ-ストリアギャラリーとして,又下宮はオーストリアのバロック美術館として機能
しています。

 駅前にベルヴェデ-レ上宮(Oberes Belvedere)
の入口があります。


ベルヴェデ-レ上宮の入口と中門 (2015.09.15_11:46)

 チケットを購入。
上宮,上宮内のオ-ストリアギャラリ-と下宮のセット見学で€20です。

ベルヴェデ-レ宮殿入場チケット (2015.09.15)

 ベルヴェデ-レ上宮(Oberes Belvedere) です。

ベルヴェデ-レ上宮(Oberes Belvedere) (2015.09.15_11:46)

 ここでも日本語によるオ-ディオガイドを聞きながら見学できるので便利です。
例えば,宮殿建築の歴史,オイゲン公伝記,--- etc。

 ギャラリ-では,
グスタフ・クリムト(Gustav Klimt) の作品を多数見学できました。
代表作「接吻(Der Kuss=The kiss_1907-1908
は,こんな風に展示されていました。

グスタフ・クリムト(Gustav Klimt) の代表作「接吻_1907-1908」(2015.09.15_11:50)

 
上宮が所蔵する彼の主要な作品群は以下の通りです。

「接吻_1907-1908」 「ユディトⅠ_1910」 「ひまわりの園_1907」 「Cottage Garten with Sunflowers_1906」
 [出典]①wikipedia「グスタフ・クリムト」
      Gustav Klimt[Belvedere palace and museum Vienna]

 上宮から下宮に向けなだらかな斜面の庭園を散策しながら下宮へ。
大きな噴水,植込み,池を配した広大な庭園。
ベルヴェデ-レ(Belvedere)
とは,「美しい眺め」という意味だそうです。
この庭園から見る壮麗なバロック様式の下宮,遠くにはシュテハン大聖堂が見えホントに
美しい眺めです。

上宮から下宮を眺める (2015.09.15_13:28)

 公園から眺めた幾つかの景色です。
                      画像をクリックすると大画面でご覧になれます
下宮の眺め(2015.09.15_13:30) 下宮の眺め(2015.09.15_13:31) 上宮の眺め(2015.09.15_13:36)

 下宮でバロック美術館を見学。

ベルヴェデ-ル宮殿_下宮 (2015.09.15_13:41)

 この後,Schloss Belvedere駅前のCafe Barで休憩。
拙者はオ-ストリアのビ-ル Stiegl ,ワイフはケ-キとコ-ヒ-。

 美味しそうなケ-キ (2015.09.15_14:49)

 トラムでKarlsplatz まで行き,地下鉄U1 に乗換えてTaubstummengasse駅へ。
トラムでは,ワイフが切符(€2.3/回)の買い方を乗客に教えてもらって買っていました。
地下鉄は引き続き無賃乗車でした。 ゴメン。

 地上に出てホテルへ歩いていたら,ベビ-カ-を押して散歩中のWagner Familyに
ばったり出会いました。
Hannah-chan
はベビ-カ-の中でグッスリでした。

 今日でウィ-ン観光はおしまいです。
いよいよ,明日はGerry 君の実家,Wagner 家へ表敬訪問です。

続く
Diary / No.712-2015.11.06 /
         「オ-ストリア,ドイツ,チェコ旅行/第6日目(2015.09.16)」




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