徒然草津生活 Since 2010
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Diary/Archive
　　　　　　2015年10月(2/5)

オ－ストリア・ドイツ・チェコ旅行/第3日目(2015.09.13)
　　ウィ－ン探訪/王宮～シュテハン大聖堂～聖ペ－タ－教会
　　　　　　　　　　　　　～Sisi博物館～新王宮～街歩き　　　 　706－2015.10.20　　　

　AM 7:00 起床。
朝食後，全ての荷物をス－ツケ－スに詰め込む。

　ハンナちゃんがバンコク出国前日に熱を出すというハプニングの為ウィ－ン滞在が
延長になり，今日はHotel Kummer から別のホテルに移動です。
　AM10:00 チェックアウト。
既にホテルは娘が予約してくれています。
フロントでタクシ－を呼んでもらい新しいホテル，Hotel ERZHERZOG RAINER WIEN
へ移動。
Hotel ERZHERZOG RAINER WIEN　(2015.09.13_11:54)

　ホテルはできるだけ旧市街に近い場所に取ってもらいました。

　Hotel ERZHERZOG RAINER WIEN　　国立オペラ座 ホ－フブルク王宮
シュテハン大聖堂 聖ペ－タ－教会

　ホテルはチェックイン・タイム前でしたが，その旨話したら空室の303号室を提供して
もらえたのでラッキ－でした。

　ワイフに下着の洗濯してもらってから，ラフな恰好で街歩きに出かけます。
フロントでホテルと訪問所在地を教えてもらいCity Mapにチェック。
今日の予定は，ホ－フブルク王宮(Hofburg)，シュテファン大聖堂(Stephansdom)，聖ペ－
タ－教会(Peterskirche)です。

　ホテルを出てケントナ－通り(Karntner Str.)を旧市街のリング(Ring)の方へ歩くと
リング通りとの交差点に面して国立オペラ座(Wiener Staatsoper)が見えます。

　国立オペラ座は，フランツ・ヨ－ゼフ1世(Franz Joseph I.) の治世に行われた城壁の撤去と
リング通りの建設を中心としたウィ－ン大改造計画の一環として建設され，1869 年に完成
したネオ・ルネッサンス様式の建物です。
この頃，日本では戊辰戦争と云う維新政府軍と旧幕府主戦派との内戦が終結し，ようやく明治
国家としての黎明期を迎えたばかり。
日本と西欧とでは，国家形態として歴然とした差があったのですね。

[参考]ネオ・ルネッサンス様式＝19世紀前半からヨ－ロッパで始まり，日本を含む世界へ
波及した建築様式で、ずっと以前のルネッサンス様式に基づきながら当時の荘厳さや各地の
新しい建築方式を織り交ぜたもの。

国立オペラ座(Wiener Staatsoper) (2015.09.13_12:16)

　この交差点を左折してオペラ通り(Opern Ring)に沿って並木道を進みます。
ウィ－ンの並木は紅葉のはじめでしょうか。

　通りの路地では，子供のイベントが開かれていました。
子供連れの親子で一杯。
そう言えば，今日は日曜日なんですね。
ウィ－ン市内での子供向けイベント (2015.09.13_12:25)

　オペラ通りを挟んでイベント会場の向かい側にホ－フブルク王宮(Hofburg) がありました。
小さな門がありましたのでそこから入りました。
後から分かったのですが，この門は通用門だったようです。
ホ－フブルク王宮　(Hofburg)　(2015.09.13_12:33)

　ということで，我々は王宮建物の裏側を眺めていることになります。
王宮の入口を探しながら歩きましたが，それらしきものはありません。

王宮前の公園　(2015.09.13_12:47)

　王宮前の公園を通り抜けると街角に出ました。
アルベルティ－ナ美術館の前でした。
世界最大規模の重要な版画素描コレクションやモネ，ピカソなどの現在美術の名作を
所蔵する美術館です。
建物は，旧ハプスブルク家の宮殿だったものです。
アルベルティ－ナ美術館前の彫像
(2015.09.13_12:48)		 アルベルティ－ナ美術館前とアルベルト公の騎馬像
(2015.09.13_12:55)

　通りには観光客を乗せた馬者が行き交います。
周りの建築とこの馬者が良く似合いますね。

ヨ－ゼフ広場(Josefs Pl.)で待機する観光用の馬車　(2015.09.13_12:50)

　前方にシュテファン大聖堂の尖塔が見えます。

我々は，その尖塔方向に向かって街歩きです。

街角の花屋さん　(2015.09.13_13:02)

　シュテファン広場(Stephansplatz) に着きました。

大勢の観光客で賑わっています。

ここには，その名の由来のシュテファン大聖堂(Stephansdom)がそびえています。

シュテファン大聖堂　(Stephansdom)　(2015.09.13_13:13)

シュテファン大聖堂　(Stephansdom)　(2015.09.13_14:02)

　大聖堂に入って見学しょうとしましたが，日曜日でクロ－ズでした。

明日，9:00からオ－プンとのことです。

　大聖堂前のCafe(2F)で小休止です。

拙者はビ－ル，ワイフはティ－&ケ－キ。

広場を行き交う人達を眺めながらゆったりした時間を過ごしました。
Cafeから眺めたシュテファン広場　(2015.09.13_13:18)

　グラ－ベン通り(Grabeben)を歩き王宮の方へ向かいます。

こんなモニュメントがありました。

ペスト記念柱です。

ヨ－ロッパ各地に猛威をふるったペストが，1679年にウィ－ンにも襲ったそうです。

その恐ろしいペストが終結したことを神に感謝するために，神聖ロ－マ帝国皇帝・レオポルド
1世が設けた塔のようです。
ペスト記念柱(Pestsaule)　(2015.09.13_14:09)

　すぐ近くに美しい姿の聖ペ－タ－教会(St.Peter)がありました。

ウィ－ンで最も美しい教会の一つで，ウィ－ンで初めてキリスト教の教会が出来た場所との
ことです。 (教会説明書より)

聖ペ－タ－教会 (St.Peter)　(2015.09.13_)

偶然にも教会ではWedding ceremonyが行われており，内部見学はオフリミット。
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
教会の中央際壇前ではWedding ceremony　(2015.09.13_14:49)

　グラ－ベン通りにこんなモニュメントが。
グラ－ベン通りにあった珍奇なモニュメント　(2015.09.13_14:55)

　賑やかなグラ－ベン通りの突き当りを左に曲がりコ－ルマルクト通り(Kohlmarkt)に
入ります。

高級ブラントショップが並んでいます。

前方に旧王宮(Hofburg)内のスイス宮にある王宮礼拝堂のド－ムが見えます。
コ－ルマルクト通りの正面に見える王宮礼拝堂のド－ム　(2015.09.13_14:57)

　真直ぐ進むとミヒャエル広場(Michaelerplatz) に着きました。

ミヒャエル広場の真ん中に古代ロ－マ遺跡(Ausgrabungen Michaelerplatz in Wien)

がありました。

紀元前のウイ－ンの原型となった古代ロ－マ軍の宿営地「ウィンドボナ(Vindobona)」跡

です。
ミヒャエル広場の古代ロ－マ遺跡　(2015.09.13_15:02)

　広場前には，王宮とその正門であるミヒャエル門が。

栄華を極めたハプスブルク家が650年にわたって住まいとしていた広大な王宮。

18棟に19の中庭と庭園があり，部屋の数は2500以上もあるそうです。
旧王宮のミヒャエル門　(2015.09.13_15:01)

　ミヒャエル門の右側の建物には，かつて歴代皇帝や宰相たちが住んだ部屋が連なります。

王宮の門のファサ－ド(Michaelertrakt)は，フランツ・ヨ－ゼフ1世の治世の1889年から

1893年に完成。

ゆるやかな弧を描く白亜のファサードの左右には，それぞれ2体ずつ美しい彫像が。
ミヒャエル門のファサードにある彫像　(2015.09.13_15:10)

　広場に面して，建築家アドルフ・ロース（Adolf Loos, 1870 - 1933) の設計の「ロ－ス

ハウス」があります。

王宮の装飾とは対極的に壁面には装飾が全く無いことから世論の批判を浴びたとか。

妥協策として住戸の窓にフラワ－ボックスを付けたとのことです。
ロ－スハウス　(2015.09.13_15:03)
ミヒャエル教会(2015.09.13_15:04)

　ミヒャエル広場でひときわ目を引く教会があります。

1250年建築の高さ78mの塔をもつロマネスク様式の教会，

ミヒャエル教会(Die Michaeler Kirche)です。

[注]ロマネスク建築＝10世紀末から12世紀にかけて
ヨ－ロッパ各地に見られた中世の建築・美術様式。
建築物は石造の厚い壁や半円ア－チを持つのが特徴。

　ミヒャエル門の下にある車道を通り抜けると王宮中庭
に出ました。
　王宮中庭には，皇帝フランツ2世(Franz II, 1768-1835)の銅像が立っていました。

彼は，最後の神聖ロ－マ帝国皇帝(在位1792-1806)であり，又最初のオーストリア皇帝
フランツ1世(Franz I, 在位1804-1835)でもありました。
王宮中庭の皇帝フランツ2 世(FranzⅡ，1768-1835)像　(2015.09.13_15:07)

　皇帝の住居，銀器コレクション，シシィ博物館(Kaiserappartments, Silberkammer,

Sisi Museum)を見学することにしました。

入口は王宮ミハエル門の丸天井の下にあります。
皇帝の住居，銀器コレクション，シシィ博物館の入口　(2015.09.13_15:06)

　入場チケットです。
皇帝の住居，銀器コレクション，シシィ博物館のチケット　(2015.09.13)

日本語のオ－ディオ機器のレシ－バ－を耳にあてて説明を聞きながら巡回できるので

便利ですね。

　先ずは銀器コレクション。

皇帝家の日常生活に用いられた豪華な宮邸銀器・食卓調度コレクションが展示されていました。

伊万里の柿右衛門様式などの東洋の陶磁器もありました。
　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
様々の銀器コレクションの一部　(2015.09.13_15:46)

　次にシシィ博物館へ。

ここから，写真撮影禁止ですので，お見せする写真はございません。

16才という若さで嫁いだ愛称シシィで知られるフランツ・ヨーゼフ1 世の妃エリーザベトが，

1898年に旅先のジュネ－ブでの暗殺されるまでの生涯が紹介されています。

例えば，婚礼前夜のドレス(レプリカ)，旅に使われたお召し列車，暗殺当時のデスマスク

など。

　最後は，皇帝の部屋の見学です。
皇帝の居住空間では，謁見の間，執務室，寝室など，隣接するエリ－ザベト皇后の居住
空間では，居間兼寝室，化粧と体操の部屋などを見学できます。

当時の皇帝夫妻の日常生活の様子を垣間見ることができました。

尚、「皇帝の住居，銀器コレクション，シシィ博物館」について詳しくは

「ウィ－ンホ－フブルク王宮_日本語版ダウンロ－ド資料」をご覧下さい。

　博物館を出て散策していると英雄広場(Heldenplatz)に出ました。

大きな弓形をした新宮殿(Neue Burg)が佇んでいます。
新宮殿(Neue Burg)と英雄広場(Heldenplatz)　(2015.09.13_17:16)

　英雄広場には二人の英雄の騎馬像があります。

新王宮に近い方がオイゲン公の騎馬像。

上の写真に見えるもう一つがカ－ル大公の騎馬像です。

　カ－ル大公はフランツ2世(Franz II, 1768-1835)の弟。

アスペルン・エスリンクの戦い(1809年)で，カール大公率いるオーストリア軍が，皇帝ナポ

レオン率いるフランス軍に勝利したことで知られれているオーストリアの英雄です。

　ブルク門をくぐり新王宮を出てRing Tramを渡るとマリア・テレジアン広場があり

ます。

ここには，明日見学予定の美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)がありました。

美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)　(2015.09.13_7:26)

　時刻はすでに午後5時を過ぎています。

と云っても，まだ明るいですが，ちと歩き疲れました。

我々は，ここから朝歩いた並木道を散策しながらホテルへと戻ります。

　途中，Karlsplatzの向うに美しい教会のド－ムが見えます。

City Map によると，カ－ル教会(Karlskirche)です。

ここも，明日行ってみたいですね。
カ－ル教会(Karlskirche)　(2015.09.13_7:44)

　今日もウィ－ンの旧市街を散策し，古代ロ－マ時代からハプスブルク家が統治していた

中世，近世にかけての歴史を身近に見物できて良かったです。

あらためて，ウィ－ンの奥深さ，ヨ－ロッパに君臨したハプスブルク王朝の栄光の歴史に

感動しました。

拙者，しばらく歴男になります。

続く Diary / No.709－2015.10.27 /
　　　　　　　　　　「オ－ストリア，ドイツ，チェコ旅行/第4日目(2015.09.14)」
久し振りのゴルフ　　　　　　　　　　　 　　　　　　705－2015.10.17

　オ－ストリア旅行から帰国後間もなくして，ゴルフのラウンドが二つ立て続けにありました。
ゴルフシ－ズンの10月だからでしょう。

　一つは，13日のいこい会のともだちゴルフ。
会場は東京湾CCです。
船橋在住のT.N-sanに津田沼07:15にピックアップしてもらうために5時起きでした。
昔はよくありましたが，ゴルフで朝5時起きも久し振りでした。

　この頃は晴天が続いていましたが，この日は格別の日本晴れ。
スコア(Out=In=55)は別にして，程良い気温で清々しい環境の中でのプレ－でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 画像をクリックすると大画面でご覧になれます

　もう一つは，悠々会の例会での懇親ゴルフ。
14日から一泊二日での伊豆高原旅行で温泉と魚料理を楽しみ，テニス組とゴルフ組に
分かれて汗を出しました。

　拙者は，伊東CCでのゴルフ組です。

　先般，大村 智さんがアフリカなど発展途上国を中心に猛威をふるっていた熱帯病の特効薬
開発でノ－ベル医学・生理学賞の受賞が決まりましたよね。
なんと，その特効薬となる物質「エバ－メクチン」を作り出す微生物は，伊東のゴルフ場で採取
したの土壌から発見されたんです。

　ひょっとしたら，そのゴルフ場とは伊東CCかとクラブハウスで尋ねたらそうではなかったです。
同じ伊東にある川奈ゴルフ場だったそうです。
伊東CC　In-コ－スから富士山が見えました (2015.09.15_12:39)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

　この日も又，清々しい秋晴れでした。
スコア(Out=56, In=49) は別にして，この日も気持良くプレ－できました。
「スコアは別にして」と云うフレ－ズが無ければ，もっと気持良かったのですが。


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