徒然草津生活 Since 2010
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Diary/Archive
　　　　　　2015年07月

スペイン自転車旅行2015(第11日目/5月22日)
　輪行(レンタカー); バレンシア北駅⇒ムルシア州の州都・ムルシア(Murcia)
　 街歩き; ムルシア市内　　　　　　　　　　　　　693－2015.07.30　

　昨夜はパ－ティ－で遅かったので今朝の寝ざめはAM08:10でした。

　今日の予定は，計画ではバレンシアからアリカンテ(Alicante)まで列車で輪行し，アリ
カンテ周辺でサイクリング後，再び列車でムルシア(Murcia)まで輪行し当地のホ テルで
宿泊の予定です。

　しかし，一昨日のLaldea-Amposta-Tortosa からバレンシア北駅までの輪行時に経験した
通り，乗車に間に合わせるための時間の制約や長距離幹線列車への自転車の原則持込み制限
などのストレス源があることもあり，以降はレンタカ－での輪行スタイルに変えることに
なりました。

　と云うことで，Bruce-san とTamma-sanがバレンシア北駅にあるハ－ツ(Herz)レンタカ－
でカ－レンタル。

ハ－ツ(Herz)カ－レンタルにて　(@AM09:30　2015/05/22)

　我々はその間，ホテルのガレ－ジでMy Bike を分解・輪行バッグに収納作業。

　AM10:30，全財産をレンタカ－に積んでホテルを出発。
途中，近くのCafeで朝食(5 €)。
サンドイッチ＋フレッシュジュ－ス＋コ－ヒ－はいつもの通りです。

今日の朝食　(@AM10:48　2015/05/22)

　AM11:05，高速道路を利用して一路ムルシア(Murucia)へ。
アリカンテ(Alicante) へは立寄りしないことになりました。
今回もドライバ－はBuruce-san にお世話になります。
ムルシアへのル－トは以下の通りです。

　車窓の風景です。

(@PM00:16　2015/05/22)
(@PM00:37　2015/05/22)
(@PM00:42　2015/05/22)

　南下するにつれて地肌が露出した禿げ山などの乾燥した風景が現れてきます。
次第にオリ－ブなどの果樹園や麦畑が多くなってきます。

　ちょうど2時間も走り続けたので運転手さんもお疲れです。
ガソリンスタンドに立寄り休憩。
拙者は，売店で冷たいレモン/アップルジュ－ス(2.1€)で水分補給。

　ここからも，はるか彼方の山の上にスペインの典型的な眺めが見られました。

典型的なスペインの風景　(@PM01:17　2015/05/22)

　PM01:20，ガソリンスタンドを離れムルシア(Murcia) へ向かいます。
再び車窓の景色です。

禿げ山を見かけます
(@PM01:28　2015/05/22)
遠くにムルシアの街(国道A-30)
(@PM02:04　2015/05/22)
ムルシア市街
(@PM02:26　2015/05/22)

　PM02:32，ホテル Catalonia Conde de Floridablanca に到着。
Bruce-san，お疲れ様でした。
ホテル Catalonia Conde de Floridablanca　(@PM02:32　2015/05/22)

　チェックイン時にパスポ－トを見せてホテル代金前払い(55 €/2日間)。
さすがに★★★★ホテルですね。
部屋の調度品などを見ると格調があります。
浴室には浴槽もあり，久し振りにお湯に浸かれそうです。

　さて，ムルシア(Murcia)ですが，スペイン南東部の都市でムルシアの州都。
市内をセグラ川が流れる。　人口は約42万人でスペイン第7位。

　PM03:40，昼食がてらムルシア(Murcia)の街歩きに出かけました。
ホテルの近くの公園の曲がり角から教会が見えます。
ホテルで貰った「Welcome to Murcia」 のMap によるとIgl.del Carmen と云う教会です。
公園の中にご覧のような大木がありました。
歴史のある街だと感じました。
教会 Igl.del Carmen
(@PM03:47　2015/05/22)		 ホテル近くの公園内の大木
(@PM03:49　2015/05/22)

　街中をセグラ川(Rio Segura)が流れています。
川向こうにひときわ高くきれいな教会の先頭がそびえています。
ムルシア大聖堂(Catedral de Murcia)の鐘楼(Bell Tour)とのことです。
橋の欄干に何故か沢山の鍵(カギ，Key)がぶらさがっていました。
ムルシア市内を流れるセグラ川 ムルシア大聖堂のベルタワ－ 橋の欄干に掛かった沢山の鍵

　旧市街に入りました。
シェスタの時間帯のためでしょうか，人通りが少ないです。
しかし，交通量はそれなりにあります。
バスは日本のバスより一回り大きいですね。

午後のムルシア旧市街　(@PM03:46　2015/05/22)

　路地に入りレストランを物色しながら歩きます。
バルやレストランが集まった一角に適当なレストランがありました。
なんとかテラス席が確保できました。

　冷た～いビ－ル×2で野菜サラダや小皿料理をシェア－。
とにかく，料理はボリュ－ムがありますね。

　遅い昼食の後，再び街歩きです。
ムルシア大聖堂に来ました。

ムルシア大聖堂(Catedral de Murcia)

　この大聖堂，ムルシアのシンボルとのことです。
聖堂の正面は，バロック様式の美しいフアザ－ド。
セグラ川から眺めたあの鐘楼も左に立っていますね。
ムルシア一の高い建物とのようです。

　聖堂の扉が開いていたので被っていた帽子をとり中に入ってみました。
入場料無料のようです。

　聖堂内部の写真を幾つか。
聖母マリア像 ステンドグラス サンクチュアリ－(Sanctuary)

　大聖堂の中には，有料の美術館(Museo de la Catedral) がありましたがパス。
再び街歩きです。

　Bruce-san に従ってConvento de Santa Claraに入りました。
中央のパチオ(中庭)をMuseo de Santa Claraと云う博物館の展示場が囲んでいます。

Convento de Santa Clara 内にあるパチオ (patio)

　Museo de Santa Claraでは，1100～1400年代のカタル－ニャ地方の遺物やらカトリック系の
展示がされていました。
ホ－ルの天井の装飾 展 示 品　(@PM6:00　2015/05/22)

　セグラ川に架かるもう一つの橋, Puente Nuevo を渡りホテルヘ。
橋の入口には赤紫色の朝顔に似た花が満開でした。

　部屋でシャワ－を浴びてシェスタ。
疲れて熟睡していたのか，目が覚めたら10p.m.です。
夕食に出る予定でしたが，皆さん，遅い昼食でさほどお腹がすいていず夕食はパス。
拙者は引き続き眠りにつきました。

　大食漢のT.K-san だけは，お腹がすいていたのかピザを買って来て食べていたようです。

　さて，明日はムルシアのCycling Road を走る予定です。

続く Diary / No.695-2015.08.03 /
　　　　　　　　　　　　　「スペイン自転車旅行2015(第12日目/5月23日)」
スペイン自転車旅行2015(第10日目/5月21日)
　バレンシア(Valencia)市内ポタリング&観光　　　　　　　　692－2015.07.16

　AM7:30，起床。
バレンシア(Valencia)へ来て2日目，今日も快晴です。

　ところで，バレンシア(Valencia)ですが，スペイン東部の地中海沿岸にあるバレンシア州
の州都で，バレンシア県の県都であるスペイン第3の都市です。

バレンシアの地図

　今日の予定は，バレンシア市内を観光がてらゆったりポタリングです。

　AM10:00に近くのレストランLa Zarzamoraに出かけ朝食(3.5€)。
拙者，フレッシュオレンジジュ－ス，コ－ヒ－，パンの定番です。
レストランLa Zarzamoraで朝食　(@AM10:333　2015/05/21)

　AM11:00過ぎからポタリングに出かけました。
市内ポタリングですからヘルメットは被りますが，ラフな服装です。

　外観が目の形をしたソフィア王妃芸術宮殿(Paulo de Les Arts Reina Sofia)の前から
トゥリア公園(Turia Gardens)の周囲にある歩行者・自転車専用道路(Bike Path)でサイク
リングをスタ－ト。
この宮殿はオペラハウスと劇場として使われているようです。
ソフィア王妃芸術宮殿(Palau de les Arts Reina Sofia)　(@AM11:09　2015/05/21)

　このトゥリア公園(Turia Gardens)は，かってはトゥリア川(Riu Turia)の川床だったそう
です。
なんでも，この川は1957年に大洪水があったため運河に付け替えられ，その川床が公園と
して整備されたんですって。
ソフィア王妃芸術宮殿前を走る　(@AM11:12　2015/05/21)

　舗装されたサイクリングロ－ド(Bike Path)は，よく手入れされた芝生や木々に囲まれた
緑の豊富な公園を囲むように走っています。

緑の木々に囲まれたサイクリング道路　(@AM11:17　2015/05/21)

　しばらく走って公園のベンチでショ－トブレイク。
トゥリア公園のベンチで小休止　(@AM11:13　2015/05/21)

　このサイクルロ－ドでは，サイクリングの他にウォ－キング，ジョギングや犬のお散歩などをしている
老若男女が。
それは，とてもスロ－な生活風景に見えます。

サイクルロ－ドでショギング，ウォ－キングする人達も(@AM11:22　2015/05/21)

　途中，公園を出て旧市街を走りました。
勿論，街中にも車道と歩道の他に自転車道もありますよ。

　走行中の風景を幾つか。

Porta de la Mar
(@AM11:34　2015/05/21)

旧市街の通り
(@AM11:43　2015/05/21)

旧市街の通り
(@AM11:51　2015/05/21)

　旧市街の商店街の狭い路地の人波を掻き分けるように走ります。
ちょうど，銀行ATM があったので，拙者の財布の中身も寂しくなっていたこともあり
当面の生活費290 €を引き出しました。

　しばらく走って，バレンシア中央市場(Mercado Central=Central market)へ行きました。
見学するために近くの建物の外壁に並べて駐輪。
盗難に遭わないように自転車同士，がっちりとワイヤ－ロックを掛けます。
海外ではサドルポストも抜かれて盗難に遭うとのことでワイヤロックは2本必要なんです。

互いにセキュリティロックを掛けて駐輪　(@PM12:01　2015/05/21)

　外観も立派な大きなマ－ケットですね。
バレンシア中央市場(Marcat Central)　(@PM12:03　2015/05/21)

　市場内の風景です。
とても衛生的です。
観光客の方が多いように見えましたが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 画像をクリックすると大画面でご覧になれます
バレンシア中央市場にて　(@PM12:06　2015/05/21)

　市場を離れ再びポタリング。
教会の前に来ましたが，見上げないと全体像が見えません。
後で分かったことですが，Iglesia de Santo Tomas Apostol y San Felipe Neri と云う教会です。

　　　　　　　　　　　　　　　 　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
　ストレス無くポタリングするために旧市街から再び公園内のサイクルロ－ドを走ることに
しました。
とにかく，旧市街は人通りや交通量が多いので気を使いますから。

　ジャカランダが紫色の花を満開にしていました。
あまりに美しいので，ふと立ち止まって見入ってしまいます。


　　ジャカランダに見入る　↑→
(@PM12:24　2015/05/21)

　自転車道の折返し地点であるカベセラ公園(Parque de Cabecera)まで走った後，川床公園の向う側を走ることになります。
カベセラ公園(Parque de Cabecera)にて　(@PM12:47　2015/05/21)

　再び，サイクリング風景を幾つか。

(@PM12:49　2015/05/21)
(@PM12:51　2015/05/21)
(@PM13:11　2015/05/21)

　約16 Km程走ったところで大きな白い建物群が見えてきました。
この地域には，芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias de Valencia)と呼ばれる科学教育と芸術のための施設の複合体がありバレンシアの新名所になっているそうです。
5つの印象的な現代建築群が連なっています。

芸術科学都市パノラマ　(@PM01:20　2015/05/21)

　それらの建築群の外観だけご紹介しましょう。
フェリペ王子科学博物館(El Museu de les Ciencies Principe Felipe)(右側)
(@PM04:15　2015/05/21)

ソフィア王妃芸術宮殿(El Palau de les Arts
Reina Sofia)　(@PM01:12　2015/05/21)
<正面からの写真は既掲の通り>		 ルンブラクレ（L'Umbracle）－散策路
(@PM01:18　2015/05/21)

レミスフェリック（L'Hemisferic）
－シアタ－，プラネタリウム etc
(@PM01:28　2015/05/21)		 オセアノグラフィック（L'Oceanograpfc）
－水族館
(@PM04:12　2015/05/21)

　お腹がすきました。
フェリペ王子科学博物館の屋外にあるバ－で簡単な昼食を取りながら休憩です。
拙者は，アップルパイ＋ビ－ル(4.5 €)。

昼食休憩　(@PM02:11　2015/05/21)

　駐輪場に自転車を置いて，芸術科学博物館を見学(入場料:シニア割引で6.2 €)。
ここでは，自転車／通信機器／宇宙機器関連の展示物をその発展過程を追って重点的に
見学しました。
展示スペ－スが広く贅沢なくらいでした。

　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
自転車の展示場と展示物　(@PM04:10　2015/05/21)

　この後，ホテルに戻りシャワ－と洗濯。
さっぱりして，約2時間程シェスタ。

　PM9:00，ホテル近くのレストランへ夕食(34 €)に出かけました。
バレンシアも一日の寒暖差が大きく朝夕は少し肌寒いですね。

　この時間帯ですから，レストランに入っても我々だけです。
先ずは，野菜サラダ，イカと大豆のオリ－ブ炒め，小エビのオリ－ブ炒めをシェアして
赤ワイン。


イカトと大豆のオリ－ブ炒め

　メインディッシュは四人四様でした。
美味しそうでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます


　本日の走行デ－タは，以下の通りでした。
走行時間(TM)=1:46:00　　　 走行距離(DST)=18.7 Km
平均速度(Ave)=10.5 Km/H 　最高速度(Max)=23.4 Km/H

続く Diary / No.693－2015.07.30 /
　　　　　　　　　　「スペイン自転車旅行2015 (第11日目/5月22日)」
初島へ3艇合同セ－リング(6月28日)　　 　　　691－2015.07.05

　ちょうど1週間前の日曜日，熱海/伊東沖にある初島へ3艇のヨットで合同セ－リング
を楽しんできました。

　当初は伊東・サンライズマリ－ナのアイオイ号と熱海スパマリ－ナのル・パルナス号
の2 艇の予定でしたが，乗船希望者が多く2 艇では定員オ－バ－になりサンライズマリ－ナ
に籍を置くエルフィンドルフィン号にお願いしてボランティア・セ－リングとして加わって
もらいました。

　この時季ですから天候が気がかりでしたが，この日は梅雨の晴れ間に恵まれラッキ－
でした。
今日の伊東・サンライズマリ－ナ　(@AM09:21　2015/06/28)

　拙者，いつもはアイオイ号のクル－メンバ－ですが，この日はBruce-san と共にエルフィン
ドルフィン号に乗せてもらいました。

　エルフィンドルフィン号はポンツ－ンを挟んでアイオイ号とはす向かいに係留されています。
準備が整いマリ－ナ－からAM10 過ぎにアイオイ号に続いて出港。

　エルフィンドルフィン(Elfin Dolphin)号のクル－は，キャプテンのR.A-san といつもペアの
T.S-sanも同乗しての4 名です。

　しばらく自己紹介をしながら機走で走ります。
初島まで半分のところで，よい風も出てきたので帆走に切り替えました。
お天気が良いので沢山の釣り船も出ています。

　アイオイ号は宇佐美の岬の海岸寄りをゆっくり帆走しています。
海岸近くで釣りか水遊びをしているのでしょうか。

　Bruce-sanの差し入れの赤ワインを飲みながら彼の日本人離れした笑いのある話振りに
引き込まれ時間の過ぎるのを忘れました。

　熱海からのル・パルナス号，続いてアイオイ号が初島マリ－ナに入るのを見て，我々も
マリ－ナに向かいました。

　既に前の2艇は防波堤に係留し，皆で水遊びを楽しんでいます。
皆さん　楽しそうですね。
水遊びを楽しむアイオイ/ル・パルナスのクル－メンバ－　(@PM12:15　2015/06/28)

　エルフィンドルフィンとアイオイ号がポンツ－ンに抱き合わせて係留。
初島のマリ－ナに係留した Elfin DolphinとAioi　(PM12:49　2015/06/28)

　ル・パルナス号も定員一杯の乗員を乗せて入ってきました。
係留に向かうル・パルナス号　(@PM12:48　2015/06/28)

　PM1時から昼食にバ－ベキュ－パ－ティ－が控えています。
島のレストランに向かうと紫陽花が満開でした。
@PM13:08　2015/06/28

　シ－フ－ド・バ－ベキュ－パ－テイ－開宴。

　25名と人数が多かったのでご覧のように4つのテ－ブルに分かれてのパ－ティ－です。
ワイワイガヤガヤととても賑やかです。
美味しそうでしょう。


　若い人達でムンムン。
いやあ，若返りましたです。

　PM02:30頃，昼食を終えてマリ－ナに戻り出港の準備。
PM02:50，ル・パルナス号を先頭に次々と初島のマリ－ナを離れました。
マリ－ナを離れるル・パルナス号　(@02:56　2015/06/28)

　ル・パルナス号は我々と別れて熱海へ舵を切りました。
よい風に恵まれて，エルフィンドルフィンとアイオイ号は抜きつ抜かれつしながら
伊東まで競争しながら帆走しました。
エルフィンドルフィン号と伴走するアイオイ号　(@PM03:21　2015/06/28)

　こうして，今日は大勢の若い人達に囲まれた楽しくて愉快なセ－リングでした。
ボランティア・セ－リングに参加いただき，我々を乗せて下さったエルフィン ドルフィンの
キャプテンR.A-san ，ありがとうございました。
今度はサンライズマリ－ナのヨットレ－スでお会いしましょう。
スペイン自転車旅行2015(第9日目/5月20日)
　サイクリング; ホテル(SB Corona Tortosa)⇒アンポスタ(amposta)⇒エブロ川三角州(Delta del Ebro)
　　　　　　　　　 サイクルロード⇒Laldea-Amposta-Tortosa駅
　 輪　行; Laldea-Amposta-Tortosa駅⇒バレンシア北駅(Valencia Estacion del Norde)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　690－2015.07.04

　AM6:30 起床。
久し振りに髭剃りをしてすっきりしてから出発の準備。

　今日の予定は，エブロ川三角州(Delta Ebro) にあるサイクルロ－ドを走ってから，次の
目的地 バレンシア(Valencia) まで輪行です。

　AM8:30 ホテルをスタ－ト。

朝のホテル前の景色(円形交差点)　(@AM08:30　2015/05/20)

　エブロ川に架かる鉄橋を渡り，旧市街にある中世の古城であるスダ城(Castillo de la
Zuda) 跡に立寄りました。
お城は，パラド－ル(Parador de Tortosa) になっています。

　トルトサ(Tortosa) の高台にあるこのお城は，10 世紀の古城だそうです。

スダ城(Castillo de la Zuda)　(@AM08:50　2015/05/20)

　この朽ち果てた城塞跡から見渡すトルトサの街は絶景でした。
その幾つかをどうぞ。


スダ城から眺めたトルトサの市街　(@AM08:54　2015/05/20)

　ここから，エブロ川(Ebro) 沿いにエブロ三角州(Delta de Debro) の起点街 アンポスタ
(Amposta) へ向かいます。

トルトサ(Tortosa)市街を流れるエブロ川　(@AM09:05　2015/05/20)

　マ－ケットに立寄りカフェテラスでそれぞれ好みのパンとコ－ヒ－で朝食(8 €)。
朝のトルトサのマ－ケット
(@AM09:13　2015/05/20)		 マ－ケット内のカフェテラス
(@AM09:18　2015/05/20)		 朝食のパンとコ－ヒ－
(@AM09:22　2015/05/20)

　エブロ川沿いのサイクルロ－ドをスタ－ト。

三角州に向かうトルトサのサイクルロ－ド　(@AM09:58　2015/05/20)

　トルトサ市街を離れデルタ(三角州)地帯に近づくと，バレンシアオレンジ，オリ－ブ，ア－モ
ンドなどの果樹園や麦畑が広がり，又満々と水をたたえて流れる灌漑用水路が延々と伸びてい
ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
オレンジ果樹園
(@AM10:22　2015/05/20)		 エブロ川沿いのサイクルロ－ド
(@AM10:45　2015/05/20)		 広大な麦畑
(@AM10:48　2015/05/20)


灌漑用水路を背景に　(@AM10:36　2015/05/20)

　しばらく走るとエブロ川に架かる橋にさしかかりました。
橋を渡りアンポスタ(Amposta) の街に入ります。

エブロ川に架かる橋を渡りアンポスタの街に入る　(@AM10:59　2015/05/20)

　サイクリング関係の資料(Map)の収集や助言を貰うために(information)に立寄りました。
アンポスタ(Amposta) のinformation にて　(@AM11:16　2015/05/20)


アンポスタ(Amposta) のinformation にて　(@AM11:20　2015/05/20)

　これらの情報を参考に，限られた時間内にエブロ・デルタのどのサイクルロ－ドでどこまで
走るかの目安を決めました。
なにせ，PM04:36 発の特急列車に間に合うようにLaldea-Amposta-Tortosa 駅に戻らなければ
ならないからです。

　アンポスタの市街を離れると本格的なデルタに入りました。
広大な稲作の水田地帯が広がっています。
「へえ～，スペインでも米を作っているの？」と思いました。
きっと，バエリア用に消費する米なのでしょうね。

田植えを待つ広大な水田　(@PM00:06　2015/05/20)

　このデルタでは，ちょうど田植えが始まったばかりのようです。
田植え待ちの水田もあります。

田植えの終った水田　(@PM00:13　2015/05/20)

　エブロ川の潤沢な水に恵まれ，いたるところに灌漑用水路が整備されています。

　デルタのサイクルロ－ドでの走行風景を幾つか。
人に出会うことはほとんど無く，たまに車が通り過ぎるだけです。

(@PM00:18　2015/05/20)



(@PM00:18　2015/05/20)

(@PM00:18　2015/05/20)

(@PM00:55　2015/05/20)

　PM01:20 過ぎに小さな村が見え，そちらに向けペダリング。

小さな村に向かう　(@PM01:20　2015/05/20)

　後から分かったことですが，この村は el Poblenow del Deltaと云うそうです。
この村にある白い外観のレストラン LO TAST で昼食・休憩です。

レストラン LO TAST　(@PM01:25　2015/05/20)

　アンポスタの(Oficina de Turisme d'Amposta)からこのレストランまでの推定走行ル－ト
は以下の通りです。
なにせ，デルタには目安となる建物が無いので走行ル－トを推定するのには大変でした。

　こんな小さな村にこんなお洒落なレストランがあるとは驚きました。
お洒落なレストラン LO TAST の内部　(@PM01:30　2015/05/20)

　喉の渇きをうるおすために先ずはビ－ル。
時間を気にしながらそれぞれセット料理で昼食(9.5€)。


チョイスしたセットメニュ－

　PM02:30，レストランをスタ－ト。
デルタのサイクルロ－ドを一路，Laldea-Amposta-Tortosa 駅へ。

アンポスタ駅に向けてスタ－ト　(@PM02:34　2015/05/20)

　帰りはアゲインストの風圧を受けて，自転車のスピ－ドが出ませんでした。

風圧を受けながらアンポスタに向かう　(@PM02:58　2015/05/20)

　デルタ地帯を抜けると，エブロ川沿いのSant Jaume 通りを走り，朝渡ったエブロ川に架かる
橋を渡ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます
エブロ川沿いのSant Jaume通り
を走る(@PM03:45　2015/05/20)		 アンポスタ市街を通過
(@PM03:46　2015/05/20)		 エブロ川に架かる橋を通過
(@PM03:48　2015/05/20)

　そして，PM04:15 にLaldea-Amposta-Tortosa 駅に到着。
レストラン LO TAST からこの駅までの走行ル－トは以下の通りでした。

　我々は駅改札前で急いで自転車を輪行バッグへ梱包する作業を始めました。
Bruce-san がバレンシア北駅(Valencia Estacion del Nord) までの特急列車の切符
(29.8 €)をまとめて買おうとした時，窓口の女性係員から特急列車への自転車の積込みは
ダメとのクレ－ム。

　しかし，彼はバッグに梱包して小さくなるので，それは自転車ではなく外観上手荷物だと
言うと，係員はしぶしぶ改札を通してくれました。
Bruce-san，なかなかやるもんだねぇ！
係員に見られなかったら中身がわからず単なる手荷物なので素通りできたでしょうね。

　構内で待っていたら定刻になっても列車は来ません。
放送で約30 分程遅延のアナウンス。
駅の売店で買った缶ビ－ル(2 €)を飲みながら時間を潰しました。

　結局，45 分遅れのPM05:21 に発車。
バレンシア北駅までの路線は以下の通りです。

　列車は満席で荷物置き場も空いていません。
やむなく，列車のデッキの通路の狭い空間に自転車を置いていました。

食堂車にて
　しばらくして，検札に来た車掌さんからクレ－ム。
たしかに，乗客の乗り下りに邪魔ですね。
車掌さんから食堂車の空きスペ－スに置くように指示され一件落着。

　PM07:00，バレンシア北駅に到着。
駅構内で輪行バッグから自転車を取出し約15 分程で組立完了。
バレンシア北駅にて　(@PM07:25　2015/05/20)

　ここからホテルまで走ります。
午後7 時過ぎというのにまだこんな明るさです。
バレンシア北駅前の風景です。
バレンシア北駅前の景色　(@PM07:30　2015/05/20)

　ホテルまでのル－トです。

　ホテル ValenciaFlats (49€/2days) にPM07:58 着。
ホテル ValenciaFlatsにて　(@PM07:58　2015/05/20)

レストランAna(@PM09:122015/05/20)

　T.K-san の元勤めていた会社のスペインの子会社
(MME 社)がここバレンシアにあり，今夜はそこの
社長さん(Miyahigashi-san) を囲んで夕食会(64 €)
です。

　PM09:00，社長さんがホテルに迎えに来てくれま
した。
彼が予約してくれているバエリア料理が美味しいと
いうレストランAna へタクシ－で。
バエリア料理は，バレンシアが発祥の地とのことで，
あらかじめお願いしておいたのです。

　T.K-san が彼をお誘いして，スペインやバレンシアの経済，文化，人情などについて伺うことに
なっていました。

　グラスビ－ルで乾杯し，お後は赤ワインで料理が出てくるまで自己紹介。
なんと，社長さんは大阪の出身で，しかも拙者やtamma-sanと同じ大学の後輩だったのです。
スペインに来てまで「世間は狭いですね。」とは思いませんでした。

　料理を食べながら，彼から興味ある話をいくつか伺いましたのでご紹介しましょう。

　・スペインでは若者の失業率が高いので，現地工場のMME社では地元のバレンシア大学や
バレンシア工科大学から英語も話せる優秀な学生を採用できるそうです。

　・スペインの年金額は日本に比べて高額。
年金生活者は退職時の給料とほぼ同額の年金が貰えるそうです。
しかも，お年寄りは医療費が無料とのことです。

　それを聞いて成程と思いました。
夜になるとバルやレストランのテラスで一杯飲んでいるお年寄りの光景をどの街でも見かけ
ます。
国家が借金をしていても平気の平左で，とてもおおらかなんです。
こんなことがいつまで続きますかね？
いつか，ギリシャみたいになるのではと思ったりしました。

　・スペインはサッカ－が盛んなお国柄です。
バレンシアにもプロのサッカ－チ－ムや専属のサッカ－場があり，スペインリ－グでもトップ
グル－プにいるそうです。
特にリアルマドリ－ドやバルセロナとの試合になると，ご多分にもれずサッカ－場＆周辺は
熱狂的なファンでごった返し，この時ばかりは入場料も跳ね上がるそうです。
日本の阪神-巨人戦のときみたいなものでしょうかね。

レストランAna にて　(@PM10:36　2015/05/20)

　PM11:50，ホテル前で社長さんと別れ，ベッドに入った時は午前0 時を過ぎていました。

　本日の走行デ－タは，以下の通りでした。
　　　　走行時間(TM) = 4:43:39　　　　走行距離(DST) = 63.9 Km
　　平均速度(Ave) = 13.5 Km/H　　最高速度(Max) = 38.5 Km/H

続く Diary / No.692－2015.07.16 /
　　　　　　　　　　　「スペイン自転車旅行2015 (第10 日目/5 月21 日)」

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