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       1)拝観日; 2009.02.09(月)
       2)所在地;神奈川県鎌倉市山ノ内409
                
(JR 横須賀線北鎌倉駅下車,徒歩1 分)
       3)天 候;
曇り,気温,7 ℃

                  瑞鹿山 円覚寺について
山号瑞鹿山(ずいろくさん)
宗派; 臨済宗円覚寺派
寺格; 大本山,鎌倉五山二位
本尊; 宝冠釈迦如来
創建年; 1,282年(弘安5年)
開基; 北条時宗
開山; 無学祖元
正式名 瑞鹿山円覚興聖禅
札所等; 鎌倉観音霊場第33番
     鎌倉地蔵霊場第14番
文化財
  ・舎利殿,梵鐘(国宝)
  ・絹本著色被帽地蔵菩薩像
   他多数(重要文化財)


歴 史
 鎌倉幕府第八代執権北条時宗は,弘安元年(1,278
年)からの文永の役の戦没者を弔うためと,己の精神的
支柱となった禅道を広めたいと願い円覚寺創建を始め,
弘安5 年(1,282 年)に落慶した。

 弘安2 年に来日した中国僧・無学祖元を開山に招
いた。

 その間,文永の役に続いて弘安の役も起き,その戦没
者の慰霊も役目となった。

 当寺では,元寇で戦死した日本の武士と元軍(モン
ゴル,高麗等)の戦士が分け隔てなく供養されている。

 鎌倉にはすでに時宗の父・北条時頼が創建した建長寺が存在したが,官寺的性格の強い同寺に対し,円覚寺は北条氏の私寺という性格がより
強かったと言われる。

伽 藍
 創建当時は,総門−山門−仏殿−法堂−方丈が一直線に並ぶ典型的な禅宗様伽藍配置
であったが,現在,法堂は失われている。
   参考 Wikipedia--円覚寺--  https://ja.wikipedia.org/wiki/円覚寺
           円覚寺HP; 
「瑞鹿山円覚寺http://www.engakuji.or.jp/


円覚寺総門を望む

画像をクリックすると大画面で表示されます
円覚寺入口から総門
方面を望む。
総門全景 瑞鹿山の額が掲げ
られた総門

円覚寺案内板 桂昌庵全景 桂昌庵内部

円覚寺境内配置図

                  円覚寺三門
 三門は三解脱門(空・無相・無願)を象徴するといわれ,諸々の執着を取り払らって佛殿(涅槃・解脱)に至る門とされる。
楼上には十一面観音,十六羅漢像が安置される。

三門正面 三門全景 三門正面を望む

                  円覚寺仏殿
 円覚寺の本尊の宝冠釈迦如来像をおまつりする建物で,震災で倒壊しま
したが,昭和39 年(1,964 年)に再建されました。

仏殿を望む 仏殿内部 仏殿右手前の漱石
手水舎(てみずや)のような
石の鉢
仏殿左側にある白梅

                      選仏場
 元禄12 年(1,699 年)建立の茅葺き屋根の座禅場である。
内部には薬師如来立像南北朝時代)を安置する。

選仏場全景 内部の仏像(1)
薬師如来立像
同左の拡大写真 内部の仏像(2)

                      居士林
 
在家修行者の為の座禅道場。 「居林」とは,在家の禅の修行者を指す。
柳生流の剣道場を昭和3年(1,928 年)に柳生徹心居士より寄進され移築したものである。

居士林を望む

                      方 丈
 本来は住職の住む建物を指すが,現在では各種儀式・行事に使われる建物となっている。前庭のビャクシンの大木は無学祖元の手植えと伝えられている。

方丈を眺める 方丈の内部 前庭のビャクシンの古木
(市指定天然記念物)

                    妙香池(みょうこうち)
 夢窓疎石作と伝える庭園の遺構である。

妙香池を眺める

                  佛日庵(ぶつにちあん)
 佛日庵は,弘安7 年(1,284 年)に没した円覚寺開基北条時宗の廟所であり,北条氏の廟所でもある。

 廟所には,聖観音坐像(鎌倉観音霊場第三十三番)と北条時宗,貞時・高時の各木像が安置してある。

 又,本堂には南北朝期の地蔵菩坐像(鎌倉地蔵霊場十四番)と鶴隠周音木像が安置してある。

 開基廟は佛日庵御霊屋とも呼ばれ,北条時宗公,貞時公・高時公をおまつりしてある。

現在の開基廟は,江戸時代1,811 年に改築されたものとされている。

佛日庵内部を望む

佛日庵を望む 佛日庵入口 北条時宗・高時・貞時の廟所 廟所の内部 廟所前の臥龍梅

お茶席(川端康成の
「千羽鶴」に出てくる)
佛日庵本堂 前方の建物の軒にある
三門建立時に使用した
物差し
中庭を見渡す 佛日庵正門

                         白鹿洞
 円覚寺開堂の儀式の際,この穴から白鹿の群れが飛び出して来て,説法を聞いたと伝えられている。

白鹿洞

                          黄梅院
 境内最奥に位置する塔頭寺院。 足利尊氏が夢窓疎石(円覚寺15 世住持)の塔所として1,354 年建立。

黄梅院を望む 院内の黄梅館 黄梅館の内部 院内の聖観世音 院内に咲く
万作の花

                         洪鐘(梵鐘)
 正安3 年(1,301 年)に北条貞時が国家安泰を祈って鋳造,寄進した梵鐘で,鎌倉第一の大鐘で国宝に指定されている。
 
 物部国光の作で,形が雄大でありながら,細部にまで綿密な神経がゆきわたり,技法も洗練されている。
鎌倉時代後期を代表する梵鐘である。

梵鐘(国宝)

                        弁天堂
 三門向かって右の鳥居くぐり,長い石段を登りきった高台に位置する。
江ノ島弁天と関係が深く,近くには国宝の洪鐘(梵鐘)がある。

弁天堂を眺める 弁天堂茶屋 茶屋から東慶寺を一望する

境内の蕾をつけた紅梅 円覚寺百観音堂
第六番札所
百観音堂から境内を
一望する
境内の林から
出て来たリス



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