1)拝観日; 2009.09.10(木)
2)所在地;神奈川県鎌倉市小町3−5
(JR鎌倉駅より徒歩15分)
3)天 候; 快晴,気温,28℃
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金龍山 宝戒寺について
・山号; 金龍山
・正式名;金龍山釈満院円頓
宝戒寺
・宗派; 天台宗
・本尊; 木造地蔵菩薩像
・創建年; 1,335年(建武2年)(伝)
・開基; 後醍醐天皇(伝)
・開山; 円観慧鎮
・札所; ・鎌倉・江ノ島七福神
(毘沙門天)
・鎌倉観音霊場第二番
・鎌倉地蔵尊霊場第一番
・文化財他;
・木造地蔵菩薩像(1,365年,
仏師憲円作)(重文)
・木造歓喜天立像(秘仏)(重文)
・木造惟賢和尚坐像(重文)他
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寺域は,北条義時以来の歴代の鎌倉幕府執権の
屋敷地跡と伝えられている。
鎌倉幕府の最後の執権・北条高時は,1,333年
(元弘3年),新田義貞軍に攻められて,鎌倉幕府は
滅亡し,北条一族も滅亡した。
宝戒寺所蔵の1,335 年3 月28 日付の足利尊氏
寄進状に、同寺は「足利高時の慰霊のため、その
屋敷跡に後醍醐天皇が建立した」旨の記述があり、
後醍醐天皇が天台宗の高僧・円観 慧鎮を開山として
この寺を造営しようとしていたことは事実と思われる。
しかし、実際の造営は、後醍醐天皇による建武の
新政が崩壊し、同天皇が没した後に足利尊氏らに
よって行われたと推定される。
参考;@Wikipedia--「宝戒寺」--より抜粋。
A宝戒寺P; 「宝戒寺 公式サイト (hokaiji.com)」
Diary / No.182−2009.09.11 /「鎌倉・古寺巡礼(2)」
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妙隆寺を出て小町通りを200m程歩くと,右手に宝戒寺があります。
このお寺は,萩( ハギ )の名所と知られ,「萩の寺」と呼ばれているそうで,9月になると白い萩の花に
彩られるとのことですが,今日はどんなぐあいでしょうか?
楽しみです。
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宝戒寺の入口です |
参道は両側から萩で
覆われています |
境内は咲き始めた萩
で一杯です |
白い萩のほかにピンク
の萩も咲いてます |
なるほど,「萩寺」の由縁がわかりました。
入口の参道では,まだ三分咲きでしたが,脊の低い萩が小さな白い花を付けた枝を垂らして迎えて
くれています。
拝観料の100 円を支払って境内に入ると,本堂前の開けた庭も萩の花で囲まれいます。
中には,ピンク色の萩も長い枝を垂らしていました。
とにかく,境内いたるところ,萩,萩,萩の萩尽くしでした。
宝戒寺の由緒は,以下の通りです。
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宝戒寺の由緒 |
中庭の正面には,本堂があります。
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宝戒寺の本堂です |
靴を脱いで本堂に入ると畳敷きの空間が広がり焼香の匂いが漂っており,正面の仏像前では参拝客が
畳に座ってお参りされています。
この本堂には木造地蔵菩薩像が安置されています。 子育経読地蔵( こそだてきょうよみじぞう )と呼ば
れ親しまれているとのことです。
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境内の伽藍は,本堂手前の右側に太子堂,本堂右側に大聖天,左側に鐘楼という配置になっています。
太子堂には聖徳太子が祀ってあり,大聖天には当寺の秘仏,木造歓喜天立像が安置されているとの
ことです。
宝戒寺には,また鎌倉・江ノ島七福神の一人として親しまれている毘沙門天様が祀られています。
病魔退散,財宝富貴のご利益があるとか。 仏教では別名「多聞天」と呼ばれるそうです。
ふと思ったことですが,宝戒寺の「宝」にあやかって毘沙門天に祭り上げられたのかも知れないですネ。
花のお寺としても有名ですが,今日の境内には萩のほかにこんな花も咲いていました。
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赤い酔芙蓉の花 |
白い酔芙蓉の花 |
太子堂前のサルスベリ
(百日紅) |
本堂前にあった睡蓮 |
鐘楼前で咲いていた酔芙蓉(スイフヨウ) |
この「酔芙蓉」,朝に白い花を咲かせますが,午後になるとだんだんピンクに変わり,夕方から夜にかけて
更に赤くなり,翌日にはしぼんでしまうとのことです。
このさまを,酒飲みの顔がだんだん赤くなってくることにたとえて,「酔う芙蓉」ということからつけられた
名前だそうです。
写真は,正午頃に撮ったものですから,酔いが回っている花とそうでないものが混在しているということ
ですネ。
こじんまりしたお寺でしたが,見ごたえのあるお寺でした。
次の拝観地,海蔵寺へ向かいました。
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