徒然草津生活 Since 2010

Diary/Archive
　　　　　　2017年05月

京都迎賓館特別見学　　　　　　　　　　　　 803－2017.05.15

　先週、TVのローカルニュースで京都迎賓館が一般公開されることを知りました。
5月の公開時期は、5/14～5/16日です。
一般公開といってもInternet による事前予約が原則ですが、人数制限があるものの当日受付
(当日整理券配布)で先着順に当日入場も可とのことです。

　拙者のスケジュールを見るといずれも予定が入っていません。
入場可能確率が多いであろう月曜日(5/15) に見学することにしました。

　この日、7:30 に自宅を出発。
10:00 から先着順に配布される当日入場整理券をゲットするためです。

　久し振りにラッシュアワーを経験しました。
京都駅前から市バスに乗り、「府立医大病院前」に到着したのが8:35 頃でした。

　この病院や近くの景観は思い出深い場所です。
小学生低学年であった昭和25～26 年頃、母親や祖父に連れられて、京都駅前から市電に揺ら
れて入院中の父親を見舞いによく訪ねました。
そうなんです、この時代、京都駅前には客待ちの人力車がずらりと並び、市内には架線が張り巡ら
され市電が行き交っていたのですよ。

　夏休みには、病院裏を流れる鴨川で泳いだものです。
当時は、現在のように堤防は整備されていず雑草が生い茂り、又水量も豊富でした。
ガキ大将だった長兄に連れられた兄弟3 人は、T バック形の黒ふんどし姿で病院前から丸太町橋
辺りまで流されながら泳ぎ、河原町通りを歩いて戻ってはこれを繰り返したものです。

　又、病院から歩いてすぐに京都御所があり、御所内の公園でミンミンゼミを取ったりして遊んだこと
もあります。
今は昔ですね。

　さて、余談はこれほどにして、京都御苑内の迎賓館西門へ向かいます。
寺町通りを渡ると直ぐ、清和院御門があり苑内へ。

京都迎賓館へ最短の京御苑入口である清和院御門　(2017.05.15)

　苑内ではウォーカーやジョガーがちらほら。
ガイド板に従って迎賓館西門へ。
西門前にはご覧のように人影がありません。
当日整理券を得る待ち人の行列を予想したのですが、早すぎたようです。

迎賓館の高塀　(2017.05.15_08:40)

当日整理券配布所　(2017.05.15_08:44)

　と云うことで、しばらく御苑内を散策して時間潰し。

朝の御苑内の風景　(2017.05.15_08:55)

築地塀に囲まれた京都御所
(2017.05.15_08:57)

　9:20 頃になって整理券配布所にようやく人が並び始めました。
配布10 分前には約50 名程の列ができていました。
拙者は先頭から3 番目の待ち人です。
10:00 きっかりに配布が始まり、拙者は11:00～12:00 の時間帯での入門・見学の整理券を
選択。

　偶然なことに、今日は京都三大祭りの一つ、葵祭(あおいまつり)の日です。
ここ迎賓館の近く、京都御所の建礼門から10:30 に行列がスタートするとのことです。
タイミング良く、入館までの間、見物することにしました。

　すでに、建礼門から堺町御門に通じる砂利道の両側には観覧席が設けられ、見物客で一杯。
皆さん、カメラやスマホを手にして今か今かと待ち受けています。

　葵祭は、平安時代から続く下鴨神社、上賀茂神社の伝統的な祭礼です。
平安貴族の衣装をまとった総勢500 人程が下鴨神社経由上賀茂神社まで練り歩きます。

　ここに、行列の幾つかをご紹介しておきます。

建礼門からの行列風景(1)　 (2017.05.15_10:33)

　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

建礼門からの行列風景(2) 　(2017.05.15_10:35～10:37)

牛車(1)　2017.05.15_10:42

斎王代　(2017.05.15_11:03)

牛車(2)　(2017.05.15_11:10)

　もっと見たい方はココ(京都・葵祭_2017-05-15)をクリックしてご覧ください。

　30 分程かかって最後の行列が通り過ぎました。
ホント、優雅できらびやかな平安絵巻でした。

　ちょうど時間になりました。
いよいよ、迎賓館の見学( 入館料;1 K 円)です。

　京都迎賓館は、迎賓館赤坂離宮とともに外国からの賓客に対して宿泊その他の接遇を行うために
設けられた迎賓施設です。　
(詳しくは、内閣府HP 「京都迎賓館」をご覧ください。)

　今日は、順路に沿って自由に見学する自由参観方式です。
順に簡単にご紹介しておきます。

　先ず「正面玄関」です。
賓客のご一行の車列は、この正面玄関に停車し、迎賓館長からの出迎えを受けます。
正面の扉には、樹齢700 年の欅（けやき）の一枚板が使用されています。
また、賓客をお迎えする際は、正面に屏風を置き、その前に美しいいけばなをしつらえ「歓迎の心」が
表わされます。

京都迎賓館の正面玄関　(2017.05.15_11:18)

　「聚楽の間」です。
晩餐会などが行われる際に、招待されたゲストや随員の待合などに使用されます。

　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

「聚楽の間」と花瓶　(2017.05.15_11:30)

　「夕映えの間」です。
大臣会合などの各種会議や、立礼式のお茶のおもてなしに使用するほか、賓客に対する歓迎セレ
モニーの会場としても使用されます。

「夕映えの間」の東西の壁面の「愛宕夕照（あたごゆうしょう）」と
「比叡月映（ひえいげつえい）」の綴織り（つづれおり）(2017.05.15_11:39)

　「藤の間」です。
京都迎賓館で最も大きな部屋で、晩餐会や昼食会、あるいは歓迎セレモニーの会場として使用する
ほか、舞台があり、能や日本舞踊といった伝統芸能を賓客に鑑賞していただく会場としても使われ
ています。

「藤の間」の全景　(2017.05.15_11:39)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

壁面装飾の綴織り「麗花」（れいか）と主要モチーフである藤の拡大写真
(2017.05.15_11:44)

「藤の間」の前庭を望む
(2017.05.15_11:39)

　「桐の間」です。
日本の伝統的な畳敷きの大広間の「和の晩餐室」。
最大24 名までの会食が可能であり、本格的な京料理を供するとともに、芸舞妓（げいまいこ）に
よる日本舞踊や、筝曲（そうきょく）の披露などで賓客をおもてなしします。

「桐の間」　(2017.05.15_11:47)

　廊橋天井に彫られた透かし彫りです。
いかにも東洋的ですが、遊び心があって良いですね。

廊橋天井の梁の木に彫ってあった透かし彫　(2017.05.15_11:52)

　廊橋から眺めた庭園です。

池では錦鯉が泳ぐ庭園風景
(2017.05.15_11:55)

拙者と庭園　(2017.05.15_11:55)

　和舟。
賓客に舟遊びをしてもらい風流を味わってもらうのでしょう。

和舟　(2017.05.15_12:00)

＜詳しい説明は、映像と共に政府インターネットテレビ「京都迎賓館」をご覧ください。＞

　いやあ、日本の伝統技能の粋をこらした素晴らしいおもてなしの空間でした。
約1 時間半でしたが、非日常のVIP 気分を味わせていただきました。
ここで京料理をよばれた後、和舟からお月見でもしたいものですね。

　迎賓館を離れ、京都駅前の地下街_ポルタ_で遅い昼食です。
VIP 気分はどこへやら、はや日常の世界に戻りました。

京都駅前地下街のレストランで遅い昼食　(2017.05.15_13:20)

草津合宿(第4日目－2017.04.28－）　　　　　802－2017.05.10

　草津合宿の最終日は、2 回目のゴルフコンペ。
温暖で快晴に恵まれたゴルフ日和です。

　7:00、起床。
7:30、皆さん、帰り支度をしてWada 車とInachan 車に分乗して拙宅をスタート、琵琶湖大橋
近くの琵琶湖レークサイドゴルフコースへ。

琵琶湖レークサイドゴルフコースのロケーション　(2017.05.08)

　我々古希を過ぎたロートルのゴルフの連ちゃんは体力的に厳しいので、1 日間を置き、
更に近場のフラットなゴルフ場が良かれと思いこのゴルフ場を推奨しました。

　拙者、琵琶湖畔のサイクリングの時にこのゴルフ場を通り過ぎますが、ここでプレー
するのは初めてです。

　南・中・北コースの27 ホールあるフラットな湖畔の林間コースで距離も短いです。
今回、最長コースの南北コース(5,596 Yard、PAR=70)を選択しました。

　クラブハウスのレストランで朝食。
既に、京都からM.K-san は車で到着済みです。
前回とメンバーが2 人入れ替わり、S.M-san とM.K-san が新たに加わります。
練習グリーンでパットの練習をして南コースのスタートホールへ。

　9:03、我々第1 組がスタート。
このゴルフ場、カートのフェアウェイ乗り入れができロートルに優しいゴルフ場です。

　拙者、竜王に続き不調から脱しきれません。
アプローチショツトが全てシャンク気味になり、OB になることもあります。
T.K-san だけが一人、好調でした。

　昼食を挟んで、11:56、北コースをスタート。
スタート前に記念写真です。

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北コース・スタート前の記念写真　(2017.05.08_11:59)

　相変わらずアプローチでのシャンク病が治らず自信を失くし　自己暗示にかかり悪循環に陥り
最悪のプレーとなりました。
お天気も良く、メンバーに恵まれたにもかかわらず未だかって最悪のスコアでした。

　ラウンド終了後、レストランで成績発表。
倉敷のS.K-san 一人が気を吐き、Gross=90, Net=70 は見事でした。
S.K-san 、優勝おめでとう。

　他の皆さんは、往年のプレーが嘘のようにレベルダウン。
老いが少しずつ忍び寄ってきているのでしょうか?
皆さんのプライドを傷つけるといけないので、今回も順位だけをオープンにしておきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　( )内はHDCP

優勝	2 位	3 位	4 位	5 位	6 位	7 位	8 位
S.K-san (20)	T.Y-san (24)	S.M-san (21)	T.K-san (14)	T.N-san (12)	Inachan (19)	E.W-san (27)	M.K-san (27)

　T.Y-san、2 回続けて第2 位です。
当然、馬券も2 回続けて当てるは、NP 賞を取るはで一稼ぎしました。

　Inachan車を戻さないといけないので、皆さん、一旦3 台の車で拙宅に集結。
お別れ前に拙宅前で再び記念写真に納まりました。

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拙宅前で皆さんとお別れの記念写真　(2017.04.28_16:17)

　総幹事のT.K-san と共に計画やら事前準備をしてきましたが、終わってみればアッという
間の4 日間でした。
拙宅にこれだけの仲間が集まったのは初めてです。
いつものように賑やかで言いたいことが言える仲間です。
いつになってもクラスメートは良いものですね。
皆さん、ありがとう。

里帰りの仏像を観る　　　　　　　　　　　　　 801－2017.05.07

　草津市の4 月の広報誌で「芦浦観音寺春の一般公開」なる記事を見つけました。
以下のような内容でした。

　芦浦観音寺（草津市芦浦町）の阿弥陀如来立像と地蔵菩薩立像（いずれも重要文化財）が30 年
ぶりに里帰りする。
このほど修理が終わり、寄託している県立琵琶湖文化館（大津市）から一時返還されることになり、
ゴールデンウイークの5/4～7 日に一般公開される。

　歴男こと拙者がこの機会を見逃すはずがありません。
しかし、お寺のロケーションが分かりません。
Google Map で調べてみると拙宅からそれ程遠くではないじゃないですか。
灯台下暗し、でした。

芦浦観音寺(草津市芦浦町)のロケーション　(2017.05.07)

　と云うことで、正午過ぎにのんびりと自転車で出かけました。
今日も快晴でペダリングしていると汗ばむほどの陽気です。

　西に比叡山、東に近江富士こと三上山を望む田園の中を走ります。
濃緑色の麦畑と田植えシーズンの水田が共存しています。

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麦畑の向こうに比叡山を望む　
(2017.05.07_12:19)

田植えの終わった水田　(2017.05.07)

　田園の中に点在する二つ目の集落が芦浦町でした。
迷路のような集落の生活道路を進むと緑の杜に囲まれた芦浦観音寺にトウチャコ。

芦浦観音寺の表門を望む　(2017.05.07_12:36)

城門のような表門としての長屋門　(2017.05.07_14:13)

　拙者、このお寺を見て違和感を覚えました。
寺の周囲を堀で囲み、周りに石垣を配して高塀を設け、表門(山門)は城門のような長屋門で
一見して城郭を彷彿とさせる寺観だったからです。

城門のような芦浦観音の山門　(2017.05.07_12:37)

　堀に架かる石橋を渡り、長屋門をくぐり境内へ進みます。
今日は春の一般公開の最終日だからでしょうか、拝観者もちらほら。
野外の長椅子に緋毛氈(ひもうせん)が敷かれ大きな朱塗りの野点傘(のだてかさ)のある茶席も
見られ絵になりますね。

芦浦観音寺境内　(2017.05.07_12:40)

　本堂です。
2012 年(平成24 年)に建て替えられたとのこと。

芦浦観音寺の本堂　(2017.05.07_13:55)

　本堂に上がりボランティアガイドの説明に耳を傾けながら見学。
本尊は秘仏の十一面観音像とのこと。
堂内には歴代の住職の肖像画や仏像の写真、寺歴の説明や寺宝の写真などが展示されています。

　正面の内陣には、中央に秘仏が納められた厨子、左右に阿弥陀如来立像と地蔵菩薩立像が。
この2 体、昨年に修復が行われこの3 月に完了し、30 年振りに里帰りし公開されています。
写真撮影禁止、仏像の写真の販売もありません。
已む無く、山門に貼られていた仏像写真を撮ったものをご紹介しておきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

阿弥陀如来立像(重文)

　　・鎌倉時代、作者不詳
　　・玉眼、ヒノキ材の寄木造り
　　・像高　97.6 cm
　　・印相は来迎印
　　・髪の毛は螺髪(らはつ)
　　・切れ長な眼の厳しい表情と柔らかい頬によって表された
　　　端正な顔つき
　　・やや前傾姿勢で身を乗り出して蓮華の上に立つ
　　・足裏にはおめでたいものをまとめた吉祥文が描かれている
　　・1,902 年(明治35 年)に東京美術学校による修復を受けた
　　・県立琵琶湖文化会館に寄託中

地蔵菩薩立像(重文)

　　・鎌倉時代、作者不詳
　　・玉眼、ヒノキ材の寄木造り
　　・像高　84.1 cm
　　・剃髪、袈裟を身に着けた僧の姿で、左手に宝珠(ほうじゅ)、
　　　右手に錫杖(しゃくじょう)を持つ一般的な形
　　・県立琵琶湖文化会館に寄託中

　続いて、書院(重文)です。
1,685 年(貞享2 年)に野洲郡永原にあった徳川将軍家の休泊所“永原御殿”が移築された
ものという。
装飾性のないとてもシンプルな書院造りで部屋が6 室ほどあるだけです。

芦浦観音寺の書院(重文)　
(2017.05.07_13:57)

書院の部屋　(2017.05.07_13:53)

　ここでボランティアガイドさんの寺の歴史についての説明を受けました。
とても分かりやすく、拙者の疑問に思っていたことも分かり良かったです。

　説明等から芦浦観音寺の由緒を要約すると以下のようになります。
なかなかのお寺だったことが窺えます。

　・山号　　大慈山
　・宗派　　天台宗(現在)
　・開基　　聖徳太子(寺伝)
　・創建　　秦河勝(寺伝)　当時は三論宗に属す。
　　＜奈良時代以降の中古の歴史は明らかでない＞
　・中興　　1,408 年(応永15年)、京都御所内の普歓寺(廃寺)の僧・歓雅(初代中興の祖)
　・文化財　阿弥陀堂、書院(以上、重文)
　　　　　　木造阿弥陀如来立像、木造地蔵菩薩立像、木造薬師如来坐像(以上、重文)
　　　　　　　　絹本著色聖徳太子像他絵画4 点(以上、重文)

　［中興以降の芦浦観音寺を取り巻く歴史の概略］
　・1,571年(元亀2年)信長の比叡山延暦寺焼き討ち時に多くの宝物が芦浦観音寺に避難
　　　(重文10 点他多数の文化財を所有することから「近江の正倉院」と呼ばれる所以である)
　・7代目住職慶順が信長から琵琶湖の水運権を任せられる。
　・9 代目住職詮舜、1,591 年(天正19 年)秀吉から船奉行に任命される。
　　以降、13 代住職朝舜までの7 代、約100 年間にわたり琵琶湖の航行管理権を握る。
　・秀吉の信任も厚く比叡山焼き討ちのあとの再興に尽力。
　・1,592 年(文禄元年)、朝鮮出兵の文禄の役に九州の名護屋(今の佐賀県)に下り、側近
　　の用を務める。
　・関ヶ原の合戦後、10 代目住職朝賢は徳川時代になっても湖水奉行職を務める。
　　1,633 年(寛永10 年)、3 代家光より永原御殿改築奉行を拝す。
　・1,685年(貞享2 年)、13 代目住職朝舜、幕藩体制変革により芦浦観音寺の代官・
　　船奉行罷免される。
　＜以降、歴史上の華々しい政治から離れ、天台宗の一寺院として現在に至る。＞

　話によると、芦浦観音寺のある地域はかって朝鮮半島の新羅と北陸ルートでの交易の
物流拠点であったようで、琵琶湖を利用して物資が大和に運ばれたとのことです。
古事記や日本書紀には、この付近の地名、例えば、吾名邑(あなむら)(現、草津市穴村)、葦浦屯倉
(現、草津市芦浦、守山市三宅)などの記載があるようです。

　日本書紀巻六垂仁紀に、[天日槍自菟道河泝之　北入近江國吾名邑而暫住－－－－－]の
記述があり、新羅の王の子、天日槍が近江国の吾名邑に入り住んだことがあるとのことだ。

　更に、安閑天皇2 年5 月9 日条に、[－－・丹波国蘇斯岐屯倉皆取音・近江国葦浦屯倉・尾張国
間敷屯倉・－－]の記述。
屯倉とは、大和朝廷の直轄領のことです。

　又、この近くに下物(おろしも)という地名があり、その読みが不思議だったのですが、
この土地で物資を下したことが由来とのことで納得しました。
古事記も日本書紀も神話の世界ですが、よく当たっているように思えて不思議ですね。

　さて、境内の拝観は続き阿弥陀堂です。
京都御所内の仏殿普勧寺(廃寺)の本堂が天文年間にここへ移されたとのこと。
かって、阿弥陀如来立像が本尊だったのでしょうが、普段は県立琵琶湖文化館に寄託され
保管されています。

芦浦観音寺の阿弥陀堂(重文)　(2017.05.07_14:03)

　芦浦観音寺は、織田信長から徳川家康の時代にかけ、歴代住職が琵琶湖の湖上交通を管掌した船奉行の寺院として、城郭風の特異な景観、遺構が保存されていることから観音寺一帯が
史跡「芦浦観音寺跡」として国の史跡に認定されています
往時は政治・軍事的参謀としての役割を果たしたお寺だったようです。
我が家の近くにこんな寺院があったとは。

　お寺を出て田園の中を自宅へ向かいます。
水田では田植え作業の真っ最中でした。
この水田の稲は「みずかがみ」のようです。
拙者が食している近江米です。
「こしひかり」より美味しいですよ。

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水田では田植えの真っ最中　(2017.05.07_14:26)

お米の銘柄「みずかがみ」

草津合宿(第3日目－2017.04.27－)　　　　　800－2017.05.06

　古希を過ぎても気はまだまだ若いですが、体はそういうわけにはいきません。
やはり、ゴルフの2 連ちゃんはしんどいです。

　ということで、近江観光を間に挟みリラックスすることになっています。
今日はその観光日です。
近江八幡で「水郷めぐり」をして時間があれば彦根城見学の予定です。

　8:00、起床。
昨日のお天気が嘘のように快晴の行楽日和です。
千葉から来訪のK.Y-san と大阪からのO.K-san は今日で退散です。
全員で我が家の近くのカフェー(マリブコーヒー)で朝食のモーニング。
一挙、8 人も来店したものですから店側はてんてこまいのようでした。

　E.W-san が二人を草津駅まで車で送ってから観光に出かけました。
6 名が2 台の車に分乗。
今日のInachan車の運転はS.K-san です。
かって、彼はBravis (トヨタ車)を乗っていたので勝手知りたる車です。

　実際に訪れた近江八幡のスポットは下のGoogle Map の通りです。

　　　　　　　　　　　　　　　　拡大地図を表示してご覧ください

今日の近江八幡観光　(2017.04.27)
水郷めぐり(水郷のさとまるやま)➡近江八幡街歩き➡八幡堀めぐり➡
昼食休憩(たねや本店/クラブハリエ)➡かわらミュージアム

　カフェーから琵琶湖の湖岸道路に出て一路、近江八幡の水郷のさとへ。
琵琶湖や対岸の比叡山や比良の山並みを横目に爽やかなドライブです。

　約45 分程で「水郷のさとまるやま」にとうちゃこ。
ここは琵琶湖岸を自転車で走って立ち寄るのでよく知っています。

水郷のさとまるやま　(2017.04.27_11:09)

　6 人乗りの手漕ぎ舟で60 分コースの貸し切り舟を申し込み、水郷めぐりです。
風があり寒さ対策でちゃんちゃんこの着用を勧められました。
戻ったばかりの船頭さんが休憩をとる間、少し時間待ちです。

　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

ちゃんちゃんこを着て待機する面々　(2017.04.27_11:11)

　手漕ぎ舟の乗船前に記念写真。

船着き場で乗船を待つ屋形舟 (2017.04.27)

乗船前の記念写真　(2017.04.27_11:29)

　水郷のヨシ原の間をゆっくりと手漕ぎの屋形舟が進みます。
岸辺の刈り取られていない長く伸びた枯れヨシが風にそよぎ風情がありますね。

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若手の船頭さん　(2017.04.27_11:34)

風にそよぐ枯れヨシ群 (2017.04.27_11:43)

　船頭さんが一人で水郷の案内と漕ぎ手を担っています。
自然のままの近江八幡水郷は国重要文化的景観の第1 号に指定されたそうです。
古くは織田信長や豊臣秀次が戦国の世の疲れを癒すため、宮中の雅やかな遊びを真似た
ことに始まったとの由です。

　水郷の風景です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

岸辺の菜の花
(2017.04.27_11:40)

新緑と枯れヨシの混在
(2017.04.27_11:49)

水郷守りの神・ヨシの大龍神の祠
(2017.04.27_11:49)

　屋形船の面々です。

屋形船にて　(2017.04.27_12:05)

　ヨシに囲まれた水郷という非日常的な空間でのんびりと舟に揺られていると、日常を忘れて
心が癒されますね。

　帰りはアゲインストの風です。
船頭さん曰く、逆風の中、6 人を乗せて漕ぐのはとても疲れるとのこと。
漕ぐのに集中し、すっかり無口になりました。

　船着き場に近づきました。
一艘の舟が水郷めぐりに出かけていきます。
何とも長閑な景色ですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

復路の水郷を進む　
(2017.04.27_12:14)

船着き場から一艘の舟
(2017.04.27_12:27)

着岸　(2017.04.27_12:31)

　昼時です。
昼食のため近江八幡市内へ移動。
パーキングに車を止めて、しばらく近江八幡の街歩きです。
先ずは近江商人のふるさと新町通りを散策し、近江商人の古い町並みを見物。

郷土資料館前にて　(2017.04.27_13:02)

近江商人の町並み　(2017.04.27_13:04)

　八幡堀散策です。
白壁の土蔵が立ち並ぶ八幡堀川は、いつ来ても情緒あふれる景色ですね。

八幡堀の白雲橋にて　(2017.04.27_13:11)

白雲橋からの眺め　(2017.04.27_13:12)

　お腹が空きました。
日牟禮神社近くの「たねや本店」に入り昼食です。
掘りごたつ式テーブルを囲んで「たねや膳(近江のおばんざい三品)」です。
近江八幡名物という「赤こんにゃく」にオリーブオイルをかけて食べると美味しかったです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

「たねや本店」で遅い昼食　(2017.04.27_13:32)

　S.K-san のリクエストで「かわらミュージアム」を見学。
日本や世界の瓦の展示館です。

「かわらミュージアム」の展示品　(2017.04.27_14:20)

　何故か戦国時代の武士の甲冑や兜の展示も。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

木下藤吉郎秀吉の甲冑
(2017.04.27_14:42)

徳川家康の甲冑
(2017.04.27_14:43)

山中鹿之助の兜
(2017.04.27_14:42)

　ミュージアムを出て八幡堀の石畳を歩き、クラブハリエでティータイム。

　　　　　　　　　　　　　　　画像をクリックすると大画面でご覧になれます

八幡堀岸辺の石畳を歩く
(2017.04.27_14:47)

クラブハリエ (2017.04.27_14:53)

クラブハリエ日牟禮カフェの
テラス席にて (2017.04.27_14:53)

　彦根城見学予定でしたが、今からでは時間が足りません。
18:00 に水戸から来訪するS.M-san、京都・山科のM.K-sanと合流して食事会を予定している
からです。
ということで、朝来た湖岸道路を引き返し、17:00 前に帰着。

　定刻にS.M-sanと合流し、夕食会場である草津駅前の近鉄百貨店5F にある中華料理の
赤坂飯店へ。
既にM.K-sanも到着済みです。
この両君は明日のゴルフに参加してくれます。
S.M-san、遠路はるばるようこそ草津へ。

　久し振りにS.M-san、M.K-san を囲んで紹興酒を飲みながら大いに四方山話に花が咲き
ました。

赤坂飯店にて　(2017.04.27_18:30)

　勿論、拙宅に戻ってから二次会です。
S.K-san がYou Tube から懐かしのメロディーを聞くためにi-Pad とTV を接続し、TV画面に
動画を映し出します。
S40～S60 年代に活躍したシンガーの曲を聞きながら夜半まで賑やかなことでした。

拙宅で二次会　(2017.04.27_22:02)

　さて、明日も快晴でゴルフ日和です。
会場は拙宅の近くの守山にある琵琶湖レークサイドゴルフコースです。
朝が早いため頃合いを見て消灯となりました。

草津合宿(第2日目－2017.04.26－)　　　　　799－2017.05.04

　今日は草津ゴルフ合宿の第1 日目です。
7:00、起床。
皆さん、ガサガサ、ゴソゴソと出発の準備中の物音が聞こえます。

　予報通り雨模様です。
8:00、拙宅をWada 車とInachan 車に分乗して甲賀市水口町にある名神竜王カントリー
倶楽部へ。
拙者、車を運転できないのでInachan 車のドライバーはT.N-san です。

　名神高速を利用して約50 分で到着。
ゴルフ場に着いた時には小雨も上がっていました。

名神竜王カントリー倶楽部のクラブハウス正面玄関　(2017.04.26)　

　喫茶ルームでトースト＋ゆで卵＋コーヒーの朝食。
倉敷から当日参加のS.K-san のためにスタート時間(10:22/10:30)は最終組で設定して
あり時間は十分あります。

　皆さん、雨の上がっているうちに早くスタートしたいようです。
キャンセルがあるのかスタートを早めてくれそうです。
しかし、到着予定時刻になってもS.K-san がなかなか着きません。

　ハプニングです。
彼は最寄りのJR 三雲駅からタクシーで竜王ゴルフコースに行ってしまい、これから
名神竜王へ引き返すとの連絡。
この近くには「竜王」のつくゴルフ場が2 つありました。
案内状には「名神竜王」と書いていますが、注意喚起が必要でした。
配慮が足りなくてごめんなさいね。

　ということで、スタート時間は当初通りになりました。
既に雨も降りだしていて雨のゴルフになりそうです。

　第1 組はInコースを既にスタート。
10:30、我々第2 組が最終組でスタート。
雨の中のゴルフはいやですね。
丘陵のなだらかな林間コースですが、皆さん、雨のためか調子が上がらないようです。

Inコースの#18 ホール

理想の軌跡

拙者の打球の軌跡

　Inコースの#18 ホール(386 Yard, PAR4)は、2 回同じ池を
越える名物ホールです。
ティーショットが池ポチャだと③から第3打となります。

　右図の通り、拙者は2 打目に運悪く対岸の石にあたり池
ポチャです。
上がってみればダブルスコアの8 打もたたきました。

　第1 打が池ポチャのS.K-san は、第3 打がナイスオンして
ボギーです。
何とも不可解なホールに思えました。

　ハーフを終えて、昼食中に雨に濡れたレインウェアや帽子
などを乾かすために乾燥ルームに入れて乾燥しておきます。

　そして後半のOutコースです。
未だに雨は間断なく降り続いています。
雨のため今日は写真を撮っていません。
第2 組だけでスタート前の記念写真です。

Outコース#1 ホールのティーグラウドで記念写真　(2017.04.26_14:00)

　皆さん、In コースに続いてOutコースも調子が上がりません。
勿論、拙者も同文でした。

　ホールアウト後、入浴して帰路に着きます。
帰りに草津駅近くのスーパーマーケットに立ち寄り拙宅での宴会の食料のショッピング
です。
各自が食べたいものを買いあさりました。

　そして、宴会です。
テーブルに食物を並べて置き場がないくらいです。
ビールで乾杯後は美味しい日本酒やら焼酎を楽しみました。

宴会中のひと時　(2017.04.26_20:51)

　途中、ゴルフの成績発表です。
最下位から順の発表で拙者も早いうちに告げられました。
優勝は予想通りT.N-sanでした。　優勝おめでとう。

　ところで皆さんのスコアですが、ワケありでオープンにできません。
順位だけを開示しておきます。
とにかく、スコアを開示できなかったのは一日中の雨のせいにしておきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　( )内はHDCP

優勝	2 位	3 位	4 位	5 位	6 位	7 位	8 位
T.N-san (16)	T.Y-san (23)	T.K-san (13)	S.K-san (19)	Inachan (18)	O.K-san (7)	K.Y-san (20)	E.W-san (26)

　明日は近江観光です。
朝もゆっくりできますので、皆さん夜更けまでお酒を飲みながら賑やかな時間を
過ごしました。

草津合宿(第1日目－2017.04.25－)　　　　　　　 798－2017.05.01

　関東地区在住の学生時代のクラスメートの集まりである「いこい会」では、ゴルフの同好の士が
集まって毎年4～5 月に一泊二日のゴルフ旅行が恒例になっています。

　過去10 数年にわたり箱根がその会場でした。
今年度は趣向を変えて滋賀県は草津市の我が家に7 名が集結し、「草津合宿」と称して三泊四日
でゴルフ(2 日間)と近江観光を楽しむことになりました。

　ゴルフは2 組8 名を計画。
関東地区からの出席者は5 名ですから関西地区の同窓生にも声をかけて参加してもらい数字
合わせをしました。

　「草津合宿」の概要は以下の通りです。
今回のイベントの本部長であるKunisawa 総幹事が参加者にMail で送った最終案内状をコピペ(Copy & Paste)したものです。(一部、修正、削除、加筆。)

4月25日(火)

　　★草津の拙宅に集合　　16:30～17:00
　　　　東京組 / Kunisawa-san(以下、T.K-san)、Nakanii-san(以下、T.N-san)　　　　　　　　　　　　　 Yoshida-san(以下、T.Y-san)、Yamato-san(以下、K.Y-san)
　　　　名古屋 / Wada-san(以下、E.W-san)
　　　　大　阪 / Kumon-san(以下、O.K-san)
　　★夕食　草津駅周辺の居酒屋
　　　　　 7 名が揃ったところでバスで草津駅へ。

4月 26 日（水）

　　8:00 頃　Wada 車、Inachan車に分乗して出発（朝食はゴルフ場にて）
　　　　　名神竜王カントリークラブ　(滋賀県甲賀市水口町春日1616)
　　　　　10:22　第1 組スタート
　　★Kagawa-san(以下、S.K-san)は倉敷からゴルフ場ヘ直行し合流。
　　★帰路、スーパーに立ち寄り食材、アルコール等を調達し、拙宅で宴会。

4 月27日(木)

　　★朝出発時にYamato-san(以下、K.Y-san)、Kumon-san(以下、O.K-san)が
　　　さよなら。
　　★観光に出かける途中で朝食。
　　★観光
　　　近江八幡の水郷めぐりに彦根城を絡ませる程度。
　　★夕食は草津駅周辺で中華料理
　　　18:00 京都からの Kobayashi-san(以下、M.K-san)、水戸からのMuraoka-san
　　　(以下、S.M-san)と草津駅で落ち合い夕食に合流。

4 月 28 日（木）

　　　7:30 頃　Wada 車、Inachan 車で出発。
　　　琵琶湖レークサイドゴルフコース(南北コース)(滋賀県守山市木浜町2300)
　　9:03　第1 組スタート
　　★ゴルフ場で朝食
　　★M.K-san が京都から合流
　　★ゴルフ終了後散会。

必要経費その1

　　★寝具代（クリーニング含む）、足代として
　　　　 1 泊1,000 円/1 人（家主は除く）
　　★ゴルフ1 回500 円/1 人（E.W-san は除く）を徴収します。

必要経費その2

　　★夕食、観光費用として、事前にしかるべくお預かりして、その都度人数割りで
　　　精算し、終了時に夫々余りを返却する。

ゴルフ組み合わせ

　 ★名神竜王CC
　　　　1 組　　T.N-san(16)　Inachan(18)　S.K-san(19)　K.Y-san(20)
　　　　2 組　 O.K-san(7)　 T.K-san(13)　T.Y-san(23)　E.W-san(26)
　　★琵琶湖レークサイドGC
　　　　1 組　　T.K-san(13)　Inachan(18)　T.Y-san(23)　M.K-san(26)
　　　　2 組　　T.N-san(16)　S.K-san(19)　S.M-san(21)　E.W-san(26)
　　尚、1 日目の優勝者に賞金が出る場合は、優勝者の2 日目のハンデは3割カット
　　　されます。

　と言うことで、今日は第1 日目です。

　午前中に宅配便で予約していたレンタル布団、2 セットが到着。
拙宅の寝具のキャパは5人分しかないためです。
なんと、このレンタル布団は奈良県の業者からの宅配です。

　ネットビジネスの急拡大と物流サービスの向上で実に便利になりましたね。
しかし、結果として国内の物流総数が急増し、人手不足で配達が追いつかないという物流危機が
社会問題になっているのはご承知の通りです。
少子高齢化による労働人口の減少問題が顕在化した最たるものですね。

　各部屋に宿泊者の布団のセットも完了。
16 時過ぎに大阪・河内からO.K-sanが、暫らくして関東組の4 名と名古屋から車でE.W-san が
相次いで到着。

　7 人が揃ったところでローカルバスで草津駅へ。
草津駅東口にある居酒屋「千年の宴」へ案内。

　掘りごたつ式の1 室で「草津合宿」の前夜祭が開宴。
久し振りの再会の同窓生もいて大いに盛り上がりました。
この居酒屋、部屋にカラオケセットがあり無料なんです。

　カラオケ王ことO.K-san、やる気満々です。
皆さん、懐かしのメロディーで再び盛り上がりました。

　さて、明日は名神竜王CCでのゴルフです。
天気予報では、一日中雨とのことです。
何とか急変しないものですかね。

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