このところ，会社時代のOB会の会合が続いています。
OB会といっても，久し振りに昔の仲間が集まって酒を酌み交わしながら旧交を温める
飲み会です。
小生は，昭和41年にFJ川崎工場の個別半導体事業部門の技術部に入社しました。
今日は，営業部門に出るまでの約15年間在籍した時代の皆さんとの集まりです。
この技術部門では，電子・通信用のトランジスタ−(Tr)やダイオ−ド(Di)の開発，
その後，光ファイバ−基幹通信用の受・発信用の化合物半導体デバイス(Laser Di, LED,
Photo Di)の事業化を担当。
小生は，結晶成長，成膜技術，デバイス開発でその一翼を担いました。
その後，技術革新により個別半導体は一部を除きICやLSIに置き換わりました。
しかし，光通信用デバイスは今も大いに現役稼働中です。
例えば，NTTの通信回線，太平洋等々の海底横断光ファイバ−基幹通信用の中継器で活躍
しています。
さて，小生，この会合には3回目の出席となります。
会場は，毎回，川崎市のJR南武線登戸駅前にある中華居酒屋ダイニング「鮮藍坊」です。
今回は, 31名の出席とのことで会場は熱気に満ちていました。
会長の挨拶後，皆さんで乾杯。
お後は，往時の懐古話やら近況報告で花が咲きました。
我が個別半導体事業を振り返ると，先ずTr & Di などのDiscrete Deviceから撤退し，
通信用の化合物半導体デバイス事業に集中，その後基幹光ファイバ−通信網の一巡，
通信不況の追い打ちなどで赤字が続き，山梨にある基幹工場ごと他社に売却し，その歴史に
幕を閉じたのです。
この会社，赤字が続きリストラしても将来の見通しが無ければ売却です。
当然と言えば当然ですが，逃げ足が速いです。
LCD, PDP部門もそうでした。
そして，現在，半導体事業そのものがリストラの最終局面のようです。
当事者にとっては，事業が無くなってしまったり，存続しなくなるいということは
寂しい限りです。
そんなことで，我々は「個半会」という群れの中に身をまかせて，最盛期を思い出し
ながら傷を舐め合っているのかも知れません。
しかし，皆さん お歳を召し老いが読みとれますが，いたってお元気なのが救いです。
元気だからこそ，こうして飲み放題の親睦会にも参加出来るのでしょう
結構なことじゃないですか！
飲んで話しているうちに，制限時間の2.5Hがあっという間に過ぎました。
最後に再会を約して，記念写真に納まりました。
かっての会社時代のOB会に出席しました。
「FJG_SSD_Osaka」とは，拙者が勝手に付けた名前で，FJ Group のSemiconductor
Sales Divisionの大阪地区の略です。
拙者，草津へ移住してからこの会に声を掛けられ，これで3回目の出席となります。
会場は，我々のいつもの溜まり場，JR大阪駅近くの新梅田食堂街にある居酒屋・ニュ−汐屋
です。
仙台での4年間の単身赴任後に大阪勤務となり，ここで再び3年間を単身勤務となりましたが，
その時の仲間の集まりなんです。
同じ支店でご一緒した先輩のT.K-san，U.K-sanとは，約15年振りの再会でした。
お二方共とは厳しいビジネスで労苦を共にしました。
少しの老いは已むをえないですが，その喋り口調や仕草は，昔とちっとも変っていません。
特にU.K-sanは，数ペ−ジに纏めた「自分史」や趣味の陶芸の「作品」数点を出して，得々と
話され忍の一字で拝聴しました。
性格も変わっていなかったです。
拙者よりも若くて未だ現役のS.M-san, F.F-sanも参加してくれました。
お二人とも本体を離れて，関連会社の重職についておられます。
現役の皆さんから，今は苦境に陥っている半導体業界のお話をうかがいました。
拙者が現役の頃の「産業の米」と称されたこの最先端の業界は，今は昔でした。
我々は良き時代を通り抜けてきたものだとつくづく思いました。
約2.5 Hの懐かしさに満ちた懇親会でした。
幹事さん曰く，この会は3ケ月に1度の割合で開催, とのことです。
健康な限り再びこの場に集まりましょう。
再会を誓って，記念写真に納まりました。
春の関西オ−プンゴルフに参加しました。
関西オ−プンゴルフといっても，関西地区の同窓会・いこい会のゴルフコンペです。
勿論，他地区からの出場もウェルカムで，関東，名古屋，倉敷からの同窓生も参加して
くれました。
古希を過ぎると体調に異変を持つメンバ−も出てきて，年々参加者も減ってきています。
今回の出場者は11名です。
ここには，紅一点，倉敷のS.K-sanの奥様も初出場です。
前夜には，宿泊パックを利用して大津プリンスホテルで宿泊のS.K-sanご夫妻と梅の花・
草津店で前夜祭。
草津の夜景を眺めながらグラスを傾けました。
さて，本番のゴルフコンペですが，大津市の瀬田ゴルフコ−ス・西コ−スから
先頭組が9:30AMにスタ−ト。
恒例により，ティ−・オフ前に皆さんと記念写真に納まりました。
暖かくて晴天に恵まれ，春のポカポカ陽気です。
今年はこれまで寒い日が続いたので，いっぺんに春が来た感じです。
最高のゴルフ日和でした。
拙者は，これが今年最初のゴルフです。
これまで練習してきた成果は如何に？
このコ−スは昨年も回っています。
広々とした平坦なコ−スで，さほど難しいコ−スではないとのイメ−ジがありました。
しかし，グリ−ンがとても難しかったですね。
いやあ，練習通りにうまくいきませんね。
Out＝53，In=57，Gross=110の大たたきでした。
表彰式で配られた成績表を見て驚きました。
それにしても，皆さん，どうされたのでしょうか？
惨憺たるスコアです。
拙者，てっきりブ−ビ−だと思っていたら第4位なんです。
チャンピオンのS.K-san，優勝おめでとう。
「たられば」はいけませんが，拙者と3打差だけだったんですね。
皆さん，なんとなく老いを感じますが，これからも健康なかぎり続けましょうね！
成績は別として，快晴と皆さんの元気な姿に恵まれて楽しいゴルフコンペでした。
幹事のAshida-san，Kawabata-san，お世話になりありがとう。
優勝のS.K-san，ブ−ビ−のM.K-san，次回の幹事宜しくね。
皆さん，秋に又の再会を楽しみにしています。
拙者，もう少し腕を磨いておきますので。
3月18日の毎日新聞夕刊の文化欄にこんな記事がありました。
伊勢の内宮，外宮−出雲を結ぶ線
平城京中央と内裏を通過 |
記事によると，伊勢神宮の内宮，外宮と出雲大社を結ぶ2本の線が，平城京の中央とその
北端にある平城宮の中央を通る。
710年の平城遷都が，天皇の居場所を伊勢と出雲を対極とする線上に定めるためだった可能性
があるとのことです。
興味があったので，拙者も暇にまかせて地図上に線を引いてそれを検証してみました。
皆さんもご存知の通り，Googleマップの「マイマップ」という便利な機能を利用します。
直線を引きたい場所にマ−カ−を付け，線を引いて保存できます。
伊勢神宮も出雲大社も境内が広大です。両神宮間の距離が380Km以上もあるので，両神宮の
位置が変わるだけで奈良の平城京跡を通過する位置も大きく変わってくるはずです。
伊勢神宮の内宮は持統天皇の690年に内宮，692年に外宮の式年遷宮が始まったとのことで，
新旧の社殿は隣り合わせの敷地に建ち，当時と大きく変わっていないと考えられている。
出雲大社については，建造が斉明天皇の659年だそうです。
その本殿の場所はどこかわからないが，2000年に現在の本殿の南約40mで鎌倉時代の本殿跡が
見つかったとのことで，そこを出雲大社の位置とした。
実際に，出雲大社と内宮，外宮をGoogleマップ上で結んだのが下の地図です。
地球の丸さによる誤差を無視しても，確かに平城京を通過しています。
上の地図に第一次大極殿(平城遷都1300年を記念して復元された奈良時代前半の大極殿跡)，
朱雀門跡，羅城門跡にマ−カ−(青色)を付けておきました。
地図上の左側のこれらのマ−カ−をクリックするとその付近の地図が表示されますので，±で
拡大(縮小)してご覧下さい。
(地図右上のFull Screen ボタンをクリックすると，更に見やすくなります)
2本の線が平城宮と平城京中央を通過することがご確認いただけたと思いますが，その位置
関係を考古学的位置関係も加味して，もう少しわかりやすく模式的に示したのが下の図です。
出雲大社と外宮を結ぶ線は，第一次大極殿の正殿の約50m北を通過しています。
一方，出雲大社と内宮を結ぶ線は，朱雀門と羅城門との中間付近の平城京の朱雀大路
を横切っています。
現在の地図で言うと，奈良県警本部第二庁舎付近です。
いゃあ，恐れ入りましたね。
しかし，当時の大和朝廷が，出雲大社と伊勢神宮の位置関係を考慮して平城京を意識的に
造営する必然性があったのでしょうか？
現在では，推測の域を出ていませんが，その事実関係はこれからの考古学の研究に待たねば
なりません。
ひょっとしたら，線を結んだところ，偶然，平城京を通過していたのかも知れませんね！
しかし，380Kmも離れた地点を結んだ線上に平城京の造営企画が事実としたら，その精度
には驚愕しますよね。
当時，それほど優れた測量技術が在ったとは信じられません。
これは謎ですネ。
拙宅の庭芝は姫高麗芝で，冬の間は休眠期に入り芝生の葉が茶色に枯れています。
昨年末に時季を終えた芝生の刈り取りをサボっていました。
芝刈り機で刈っておけばと悔やんでいます。
今となっては，枯れ芝生は芝刈り機に掛からないからです。
先週末から次第に暖かくなり春めいてきました。
芝生もこれから芽吹きの時季を迎えます。
枯れた芝生に混じって新しい芝生が生えるのは興醒めです。
やはり，芝庭は青々としているのがフレッシュで良いですね。
と言うことで，芽ぶきの前に冬枯れ芝生の刈り取りを始めました。
手っとり早い方法は，奈良の若草山の「山焼き」と同様「芝の野焼き」ですが，住宅地では
禁止されているのでできません。
若草山の山焼きは，毎年1月20日頃に行われます。
そんなことを考えると，拙宅の冬枯れ芝刈りは2ケ月遅れです。
作業は根元から芝刈りハサミで刈り取ります。
やってみて，かなりの労力だとわかりました。
そんなことで，お天気の良い日に2〜3時間／日の作業ペ−スに決めました。
腰の負担を和らげるために芝生に座りこんで行っています。
枯れ芝生の長さは，20〜50 mmです。
長い芝生の方が刈り易いですね。
ある程度まとめ刈りするものですから，ハサミに絡みついて刈れない場合があります。
冬枯れ芝生ですが，粘りがあると言ったら良いのでしょうか。
ちょうど，ゴルフでラフからショットする時，芝に食われてナイスショットできない時に
似ています。
ついでに，サッチングも行いますから，時間がかかります。
「サッチ」とは，芝刈りの刈りかすや，枯れて腐った葉のことです。
「サッチング」とは，「サッチ」を取り除く作業のことです。
「サッチ」がたまると病害虫が発生しやすく，芝生の成長に良くないのです。
綺麗な青々とした芝生を維持するために必要な重要な手入れの一つなんです。
下の写真は，今日までの途中経過です。
あらかた終えるのに，少なくともあと5日はかかりそうです。
冬枯れ芝生の刈り取りが済むと「ロ−ンスパイク(穴空け)」→「目土入れ」の作業です。
ボチボチ気長にやろうと思っています。
女房の両親の25回忌と7回忌の法事が京都であったこともあり，家族揃ったところで
久し振りの家族旅行です。
娘がタイのバンコックから法事に出るために帰国の予定でしたが，直近になって
カンボジアへの出張が入りキャンセルになり，家族旅行が夫婦旅行に看板を変えました。
実はこの旅行，拙者の71回目のバ−スディ祝いをかねて娘が発案してくれたのです。
と言っても，大蔵省は当方なんですが。
行先は，京都の日本海側の京丹後市にある夕日が浦温泉郷です。
勿論，この時季ですから，温泉もさることながら本命は日本海の味覚・松葉ガニを楽しむ
ことです。
京都発の特急・はしだて5号に乗車。
折り返し運転なんでしょう，列車の正面には雪がへばりついています。
今日の日本海側のお天気を物語っています。
特急・はしだて5号 (JR京都駅にて) |
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列車は山陰線の福知山駅からロ−カル線のKTR(北近畿タンゴ鉄道線)に乗り入れます。
予報通り京都駅を出て亀岡辺りから福知山駅までずっと雪でした。
てっきり，日本海沿岸は大雪かと思っていましたが，どういうわけか天橋立辺りでは降雪
も無く，この温泉に近い木津温泉駅に降りると晴れていて積雪もありません。
KTR木津温泉駅構内にて |
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この木津温泉駅，長閑な田園の中にある小さな駅です。
まるで，戦後間もない頃にタイムスリップしたような錯覚に陥りました。
当時の日本の原風景を思い出しました。
ホテル「海舟」には駅から迎車で5〜6分で着きました。
部屋から眺めたオ−シャンビュ−です。
さすがに日本海は波が荒いように感じました。
ホテルの窓から眺めた日本海岸 |
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「夕日が浦温泉」の名前の通り，日本海に沈む夕日が見られるのがホテルの売りですが，
残念ながらこの時季には沈む位置が左手の山の方になるそうです。
旬の時季は，春先以降秋までだそうです。
今日は山際は曇っていたので，夕日は見送りました。
宿の勧めもあって，夕食までに外湯で一浴びしてきました。
「外湯 花ゆうみ」の入浴券がプレゼントされ，送迎もしてくれます。
ス−パ−銭湯風ですが，れっきとした弱アルカリ性単純温泉です。
人工の滝を眺めながら庭園風の大露天風呂でゆっくり温まりました。
いよいよ目玉の「カニフルコ−ス＋豪華舟盛り付き」夕食です。
昼食は控えめにしての臨戦態勢です。
先ずは，豪華舟盛りがデデ〜ンと出てきました。
カニ刺しをほじくりながら日本酒をチビリチビリ。
活アワビの踊り焼き，カニ味噌の甲羅焼き，焼きカニ，カニ天麩羅，カニ身入り海鮮
茶碗蒸し，茹でガニ，カニスキ，カニ雑炊とこれでもかこれでもかとカニ料理の連続です。
画像をクリックすると大画面でご覧になれます
カニスキの途中でギブアップです。
お腹が満腹になり，苦しいくらいです。
バケツは，カニの殻で一杯になりました。
女房も茹でガニが食べられず，余ったカニはお持ち帰りです。
とにかく，カニカニしてきました。
これが持ち帰った茹でガニです。
お後はホテルの温泉に浸かり食べ疲れを癒しました。
翌朝のホテルの部屋から眺めた日本海です。
晴れ渡り，昨日より海は穏やかになっています。
カニと温泉を堪能して夕日が浦温泉ともお別れです。
ホテルの女将さんに撮ってもらいました。
和風民芸調の木津温泉駅です。
一両列車のロ−カル線に乗り西舞鶴駅まで日本海の車窓を楽しみました。
森鴎外の小説「山椒大夫」の主人公「安寿と厨子王」で有名な丹後由良海岸です。
この海岸で安寿姫が一日三荷(さんが)の塩水を汲んだと言われています。
西舞鶴駅でJR線に乗換え，特急「まいづる8号」で京都への帰路に着きました。
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